葉隠真琴・世直しの記録
(from「サムライガール21」:日本文芸社)
桜小路むつみ先生、金井たつお先生、日本文芸社様ごめんなさい。
長い沈黙を破り発売された第3巻。
真琴の暴れぶりも、可愛さも、優しさも、
爽快感も、感動も、笑いも、
すべて既巻を上回る破壊力!!
サムライガール21第3巻は、まさにお勧めです。
◆第1話 「為政者の犠牲者は至誠じゃ」
首を取った相手 : 盛 喜郎 & 田辺恒雄 ほか2名
使用武器 : 青龍刀
決まり技 : 盛のタックルを飛び越して面打ち
決め台詞 : 「痴れ者がっ!貴様ごときあいてーにならぬっ!!」
戦後処理 : ともかく市長に全ての悪事をマスコミの前で白状させて土下座させたのは間違いない。
感想 : この時ワシのこの世で最も嫌いだった人物二人をモデルにした悪党を叩き潰してくれたので胸がせいせいしました(爆)。
◆第2話 「西の市捕物劇」
首を取った相手 : 司法浪人
使用武器 : くまで?
決まり技 : 面打ち
決め台詞 : 「人事を尽くさぬものに神の御利益があると思うかっ!逆恨みの戯言など聞くまでもないわーっ!!」
戦後処理 : 五郎さんがくまで作りの手伝いに誘う。戦国風に言うなら「登用」された事になる。真琴は登用してもらえなかった(^^;)。
感想 : で、結局今回の最大の被害者は間違いなく亜美殿でありましょうなぁ。
◆第3話 「盗撮マニアわず」
首を取った相手 : 奴角 徹 & 吉田っていう人
使用武器 : 日本刀
決まり技 : 相手がかけている眼鏡だけを両断する
決め台詞 : 「武士たるもの 盗泉盗撮の水は飲まぬのだあっ!!」
戦後処理 : 警察にでも突き出したんじゃないかと。
感想 : 奴角 徹がどこからどう見ても田代ま○しに見えるのは気のせいか!?
◆第4話 「ボーナスすったもんだ」
対戦相手 : 田島みどり
使用武器 : 前半戦は真琴が素手で相手がほうき。後半は真琴がほうきを奪う。
繰り出された技 : 真剣白刃取り
決め台詞 : 「そもそも一家というものは・・・(中断)
戦後処理 : 「もう付き合いきれませぬ」
感想 : ボーナスが少ない → 全額1点買いで競馬につぎこむ という発想はサムライではなく賭博師ですぞ葉隠どの(笑)。しかし、この勝負止められなければどっちが勝ったんだろうか。
◆第5話 「チュウシンぐらぐら」
首を取った相手 : 堂島以下複数のボディガード & ドーベルマンたくさん(描かれていたのは3匹だがまだいるらしい)
使用武器 : 日本刀
決まり技 : ボディガードは日本刀のみね打ち、ドーベルマンは石を投げつけて戦意喪失させる
決め台詞 : 「吉良井ーっ! 吉良井はいずこだあっ!」
戦後処理 : 野ざらし
捕虜 : 吉良井会長
感想 : つくづく彼女は生まれてくる時代を間違えたと・・・(笑)。生き生きしてるね真琴たん。おそらく毎年毎年忠臣蔵を見て1年を過ごしているに違いない。
◆第6話 「師走の風は苦シミます」
首を取った相手 : エステサロン「ラビリンス」の所長と男性社員二人
使用武器 : モップ
決まり技 : 不明
決め台詞 : 「半田殿の仇討ちだっ 我が怒りの刃 しかとその身に刻み込めいっ!!」
戦後処理 : 野ざらし
感想 : サムライガール名作劇場といいましょうか。ワシが一番好きな話です。真琴の純真な心に触れて目を覚ました一人の青年、そして彼の志に見事応える葉隠真琴。本当にいい話なのでぜひぜひ読んでみてくださいな。この話での真琴と半田のセリフはほとんど全部が名台詞!それにしても、真琴は真琴であやうく以前の「まるち」に続いて今度は「きゃっち」に引っ掛かるところやったんやな(^^;)。
◆第7話 「結婚したらシンセーキ」
危うく首を取りかけた相手 : 亜美
使用武器 : 日本刀
決まり技 : 竹ミサイル
決め台詞 : 「はっ!」
戦後処理 : 「あっ 亜美殿 お怪我はありませぬか?(^^)」
感想 : 門にくぐったとたんに竹のミサイルが飛んでくる・・・。葉隠家は武家屋敷かと思いきや忍者屋敷でもあったか(謎)。
首を取った相手 : 木矢部 礼人 & 門多 義雄
使用武器 : 破魔矢と警策
決まり技 : 破魔矢を投げる、面打ち
決め台詞 : 「親のケンカに子を巻き込むなど言語道断 もはや勘弁なりませぬぞっ!!」
戦後処理 : 除夜の鐘の刑
感想 : いい人なんです本当は。ただ、さっきの吉良井邸討ち入りの時のように、スイッチが入ると止まらないんです。多分途中から何のためにお仕置きしてるか訳が分からなくなってると思います。
◆第8話 「初夢ナスすべなし」
首を取った相手 : サンリン紡績の女子社員3人
使用武器 : 素手
決まり技 : ビンタ
決め台詞 : 「先陣に立つ者の陰に隠れ身勝手放題とは呆れた所行っ!かような輩に仕事の誇りなど口に出す資格もないわっ!」
戦後処理 : 改心したのでなし
感想 : これだけの指導力説得力忠誠心のある人なら会社に入れたほうが良いんと違う?少なくとも仕事サボって煙草すってる奴よりは、ねぇ?え?あ、パソコンが使えないから?ああ、そう(笑)。就職活動にあれだけ努力してるわけだから、資格とる努力もすれば上手くいくのでは・・・?ああ、そうか、お金掛かるか(笑)。亜美は真琴の時代話が始まると逃げ出すけど、実に興味深い話が多いのでワシは一度じっくり最後まで聞いてみたいぞなもし。
◆第9話 「嫌よ嫌よもスキィのうち」
首を取った相手 : ブサイク3人組
使用武器 : スキーのストック
決まり技 : サムライ滑空からの連続攻撃
決め台詞 : 「美しき白銀の野を汚さんとする不埒者ども・・・・・・我が刃にて一刀両断っ!!」
戦後処理 : 雪の中に野ざらし(ゲェーっ!?)
感想 : 暴言を吐いた紀香が悪いとは言え、彼らの行動はまるで北斗の拳のザコキャラのようである(笑)。
首を取ってしまった相手 : 叶 紀香
使用武器 : スキー板
決まり技 : え〜と、哀れすぎて書けませぬ。
決め台詞 : 「すきいの板が刃物とは真ですなあ!おかげで凍傷にならずにすみまするぞ!」
戦後処理 : まあ大恥かかせるわ、風邪ひかせるわ、審査員特別賞(いらん)は与えるわで・・・(笑)
感想 : あと少しで歴史的な同盟が完成するところだったんぢゃが。
◆第10話 「仰げば尊し我が師の恩」
説得した相手 : 尾張教授
使用武器 : 花瓶の破片 (読んでない人が誤解しないように言っておくなら別にこれで脅したわけではない)
決まり技 : 諌言
決め台詞 : あえて書かない
戦後処理 : ボランティア活動
感想 : というわけでサムライガール第3巻名作劇場その2です。教師と生徒は互いに教えあい助け合い・・・、ええ話や。明石どの、まさか再登場があったとは、好きなキャラだったので嬉しい。
挙げた首級の数 : 確認できただけで25。さらに増えると思われる。今回は複数成敗が多かったため数も激増である。
捕虜 : 1
仕官成功大名家 : 0 (ただし勘違いが2)
計略に引っ掛かった回数 : 1 (キャッチは半田が助けてくれたのでカウントせず)