スペクトラル三国志




第2日目


〜前回までのあらすじ〜

 呉の国での修業を追え、再び娑婆にもど・・・、在野武将に下ったオウリン。
 これから逆襲の時がはじまる・・・と思った矢先に疲れからか倒れてしまう。


 ◆オウリンの闘病生活



医者:
 「流行病にかかりましたな。まあ2ターンほどすれば直るでしょう。」

 どうやら、気まぐれに曹操領の宛に立ち寄った瞬間に疫病が流行り、オウリンも巻き添えをくったらしい。

 たった1ターン寄り道しただけでバッチリ疫病に出くわすとは、よほど日ごろの行いが悪いにちがいない。

 そんな感じで病気にうなされて身動きが取れずに布団の中で生死の狭間を彷徨っていると、家のドアをドンドン叩く音がした。

 まったく、こんな時に訪問販売なんてついてないよ。

 わけのわからんセールスマンに言いように騙され※「航海日誌」なんていうアイテムを買わされた。(※プレーヤー登録アイテム。知力が1上がる。価格は1500。)

 なけなしのお金が一気に吹っ飛んだ。

 しかし、この「航海日誌」がのちのちオウリンにとって、非常に有益なアイテムとして彼女を支えてくれる事になるとは、この時点のオウリンには知る由も無かった。



 ふう。やっと眠れる。

 1500を払って安眠を買ったと思えば安いもの・・・、安くねえよ。

 布団で眠りに付くまで、思い出すだけでも腹が立ってくるので、無理して町内3周して寝る事にした。さすがに一瞬で眠れた。

 ただし、死の世界に移住する確率はさらに高くなった。

 しかし、そんな幸せもつかの間だった。

 またしても、ドンドンドンドン!と家の扉を叩く音がする。

 無視しようと思ったがいつまでも叩いているので仕方なく応対してみると、曹操の軍師の郭嘉が立っていた。

郭嘉:
 「貴殿が重い病に掛かって倒れたと聞いたので、だったら今日は家に居るだろうと思って来た。さあ、これから曹操様のもとへ行き忠誠を誓おう。」

 オウリンは郭嘉の首の骨をへし折って死体を屋根の上から吊るそうと襲いかかったが、病気があまりに酷くてこの男を殺すことはできんかった。

 惜しいかな奉孝、悔しいかな奉孝、殺し損ねたかな奉孝―――  オウリン 作





 ◆オウリン西涼の大地を踏む



 病気も治り、やっと西涼にたどりつく。

 ここで巡察をして民に自分の存在をアピールしておく。

 あと、西涼ナンバーワン武将の馬超に手紙を書いてよろしく話を通してもらうようにコネの準備をする。

 あと、数回したら仕官しようと考えていたら、その翌ターンにいきなり馬超の方からオウリンの元に挨拶にやって来て、そのまま仕官の話に持ち込んだ。

 呉で陸遜や魯粛に習った『おてがみのかきかた』が功を奏したといえよう。

 なにしろ、それまでのオウリンの手紙は読み手が

曹操:
 「うーん。この手紙だけでは何ともいえないな。」

だったのに、今のオウリンの手紙は、

馬超:
 「オウリン殿か・・・。なかなかの人物のようだな。」

というリアクションを取れるように変化したのだ。

 そして、オウリンは馬超と親しくなり馬騰に仕官成功した。

 いよいよ、オウリンのサクセスストーリーの幕開けである。





 ◆オウリン試練の日々



 まず、仕官していきなり馬騰から「騎馬」をもらった。これで騎馬隊を率いる事が可能になった。

 オウリンはまず師匠とすべき馬超と、ラブラブ・・・親密になるため馬超の家を「訪問」する毎日。

 馬超もだんだんオウリンに心を開いて「こんな天気のいい日に邸内に籠もっているのは勿体無い。狩りにでも行こうか。」とデートに・・・うおっほん!!狩猟に誘ってくれた。

 楽しい時間を過ごす二人だったが、ある時オウリンは馬超とはぐれてしまう。

 ガサッ。背後で草を分ける音がした。

 振り返るとそこには馬超・・・ではなく虎が居た。

 そう、狩猟イベントが発生した時、その都市の治安度が低いとこのように虎に遭遇することがある。

 しかもその虎はトップクラスの危険度を誇る「竜虎」だった。

 今の武力では烈衝連気砲はおろか、たとえ裏奥義・爆裂功覇を放ったところで勝ち目が無いのでオウリンは一目散に逃げたが、なぜかドラクエのモンスターのように回りこまれた。

 結果は聞くな。馬超が助けに来なかったら食い殺されていた所だ。

馬超:
 「酷い怪我だ。今日はすぐに帰ろう。」

 虎に食われて大怪我したという情報が呉の陸遜の耳に入ったのか、中国の果てから反対の果てまでわざわざお見舞いに来てくれた。

 本当にいい奴である。李厳も来てくれた。

 このゲームで友達を作った時に本当に感激する瞬間である。敵味方の間柄を越えた友情が表現されているので、こういう意味でもこの作品は珠玉の名作と言うべきではなかろうか。



 さて、傷の癒えたオウリンは武力を上げようと師事をしてもらうために馬超の家に向かう事にした。

 何しろ、オウリンはこれまで徹底的な学問修業で武力が低いまんま。馬超と仲良くしたのは、馬超から武術の教えを受けるためでもあった。

 ところが・・・・・・。

召使い:
 「あ、馬超様なら、馬騰様の命で武都へ赴任されました。何でも、オウリン殿が安定の守りに就かれたので、馬騰様は安定は安定したなどとクソつまらないギャグを飛ばしつつ、守りの薄かった武都の方に馬超様をむかわされたのです。」

 オウリンは死んだ。

 いや、死んでへん死んでへん。

 ただ、数分抜け殻になった。よりにもよって頼みの綱の馬超が別の国に移ってしまっていたのである。

 しかし幸い、オウリンが赴任した安定には、馬超に次ぐ剛勇の持ち主・ホウトク(漢字が出ん)が居たので、彼と仲良くなって武術を習う事に決めた。

 さて、ホウトクに陸遜魯粛式おてがみ術でご機嫌を取っている最中に城から使いが来た。

マリマー:
 「何ニャ?」

オウリン:
 「さあ?ともかく行って来る。」

 数刻後、オウリンは帰ってきたが、帰るなりいきなり首を吊ろうとし出したのでマリマーは慌てて引きとめた。

オウリン:
 「離せぇ!!もう死なせてくれぇ!!」

マリマー:
 「は、早まるニャーッ!!一体何があったんニャ!?」

 オウリンの話によると、城に呼ばれたのは2年ごと恒例の武術大会に参加されたし、との事であった。

 オウリンは第2試合。

 第1試合ではジャドウが馬岱を破り準決勝に進出していたので、初戦の相手・楊秋を破ればジャドウVSオウリンという夢のスペクトラルフォース対戦カードとなる。

マリマー:
 「ニャるほど。それでジャドウに負けたんだニャ?」

オウリン:
 「違う〜!その前の楊秋に負けちまったんだよぉ〜!!」

 ぎゃあああああっ!!もうこの事実を書く事すらおぞましい!!あのコリーアさえ一睨みで石化させ、ジャネスすら目が合っただけで小便チビ(中略)・・・事が出来るオウリンが、あんな韓遂のしもべで、曹操に内応する際に使いっパシリに使われただけの楊秋に負けるなんてえええっ!!

 むしろ、このままデータ消したいわーっ!!

 し、しかしここで諦めたらこっちの負けだ。現在のオウリンの弱さを痛感したワシは、一刻も早く武力を上昇させ、本来のオウリンの力を取り戻させねばならぬと心に誓ったのであった。



 さてさて、もはや噛ませ犬・・・もとい、文官と化してしまったオウリンは、毎回の如く太守徐階から内政のお仕事を言い渡される。

 おかげで行動力は使うわ、馬超の元に移動できないわで困っていたのだが、それを我慢してコツコツ内政を続けていたため、見事三品官に出世した。

 空き時間で武術も磨き武力も72まで上昇したある日、今度はホウトクが「狩りに行こう」と誘いに来た。

 そしてまたはぐれた。

 ・・・どうもオウリンは狩猟中に一人になりたがる癖があるようだ。

 で、お約束どおりまたしても虎に遭遇!!しかし今度遭遇した虎は「小虎」武力65だった。

 勝った!!ついに勝ったぞ!!初めて一騎討ちで勝った!!(相手は虎だけど)

 一騎討ち初勝利で自信をつけたオウリンは、この数ヵ月後またホウトクに狩りに誘われて遭遇した虎へ調子に乗ってケンカを売り、そいつが凶暴性の高い黒虎(武力89)だったため、また瀕死の重傷を負った。

 そしたら、また陸遜が遠路はるばる見舞いに来た。凄いなコイツ。ここまで来るとだ。

 実はお前が虎をけしかけたんじゃないだろうな、と疑いたくなるぐらい絶妙のタイミングである。

 また、この時ずーっと付き合いのなかった劉備までお見舞いに来てくれた。

オウリン:
 「あたしの人徳も捨てたモンじゃないねぇ。」

マリマー:
 「危なっかしくて放っておけないだけじゃニャイか?」

 マリマーはエサを抜かれた。





 ◆マリルの最期



 巡察をしていると民が「これは我が家に代々伝わるものです。オウリン様に差し上げます。」と壺を献上してくれた。

 何しろ、しっかり巡察をして民の心をガッチリ掴んでいたから、民にも好かれているのである。

 もらったそのターンのうちに質に入れた現場さえ見られていなければ、聖人君主として歴史に名を残せるだろう。

 また、※「白雲」という馬を買った。この馬のおかげで「突撃」能力が身についたし、退却の成功率が100%になった。(※プレーヤー登録アイテム)

 そんなこんなで巡察中に、マリマーから報告が入った。

 他国情勢なのだが、この時孫権がガンガン勢力を拡大し、曹操や劉備、劉璋を圧迫していた。オウリンの住む馬騰領は至って平和だったのだが、他国はいずれも戦乱の最中にあったのである。

 そして、孫権に押されていた曹操はトコロテン方式に袁尚領へなだれ込んでいった。

オウリン:
 「何ィ?マリルが曹操に殺された!?」

マリマー:
 「多分、義理をそこそこに高く設定しておいたから、戦後処理で曹操の登用の誘いを蹴って斬られたんだニャ。」

オウリン:
 「そうか・・・。」

 オウリンの肩が小刻みに震えている。

マリマー:
 「やはり同郷のマリルが斬られて悔しいんだニャ・・・。」

オウリン:
 「よっしゃあ!これであたしの最下位はなくなったぁ!!一人メジャーとまではいかんけど、スペクトラル勢の中堅どころを潰したぞお!!」

マリマー:
 「ステーン(転倒)」

 ネバーランドに強制帰国させられたマリルが「薄情者〜!!」と喚いている声が聞こえた。





 ◆オウリン長安の戦いにて全国にその名を轟かす



 ホウトクの指導のもと、メキメキとオウリンは実力を上げていった。

 これも「行動」と「鍛錬」という特殊能力を持っているおかげである。

 そして迎えた武術大会の日。

 1回戦の相手は、この前当たった楊秋とほぼ全く同じ武力の馬休。

 試合開始早々からオウリンのラッシュが決まる。馬休はこんな短期間で急激に力をつけたオウリンに驚きが隠せない。

 終始オウリンペースで試合は進み、終わってみればほとんどオウリンのゲージは減っておらず完勝といった形だった。

 準決勝では師匠ホウトクとぶつかってしまった為敗戦したが、一騎討ちでやっと人間相手に勝てた喜びをオウリンは噛み締めた。

 そして、もっと実力を上げてこの快感を味わいたいと思ったのであった。



 この頃になると、これまでずーっと平和を満喫して何もしていなかったため死亡説すら巷で流れていた馬騰もマジで何にもする事がなくなったのか、オウリンを朝廷に頻繁に派遣し官位の取得に奔走するようになる。

 このように、オウリンもようやく大きな仕事を任されるようになってきたわけだが、先の武術大会の活躍ぶりを認められ、いよいよ重い腰を上げた馬騰の長安征伐戦に騎馬隊を率いて参加するように命令が来た。

 特訓の成果を見せる大チャンスである。

 攻撃目標は曹操の大都市長安とはいえ、曹操は孫権との戦いで主力が分散しており、一方の馬騰軍はこの日のために蓄えに蓄えた戦力がある。勝って当然の戦争だ。

 総大将はホウトク、参軍にジャドウ。さらに出陣武将は楊秋、成宜、馬休、馬鉄、馬岱、オウリン、そして、つい最近曹操からオウリンが引き抜いた張嶷らの総勢約9万。

 一方迎え撃つ曹操軍は約3万。援軍をプラスしても6〜7万であった。

 この時、オウリンは敵の陣地をサクサク他の武将に先駆けて占領しまくる。

 実は、呉に居た頃、孫権から兵器「蒙衝」をもらっていたため、他の武将が河を渡るのにヒイヒイ言ってる間、オウリン一人だけスイスイ鼻歌まじりで悠々通過していたのだった。

 さて、陣地をバコバコ占領したところで、画面右側から、曹操の援軍が到着した。

 馬騰軍はまだ渡河の最中であり、水上戦では「水軍」能力を持っていないととんでもない被害を被る。

 味方の危険を感じたオウリンは反転して河辺に引き返した。

 案の定、曹操軍の曹仁らがホウトクの部隊を攻撃していた。

 さすがにホウトクは簡単に崩れないが、楊秋や馬休、馬鉄あたりが曹仁の突撃を受けたら一たまりも無いだろう。

 もう戦争で興奮して何も考えられなくなった・・・もとい、味方のピンチで居ても立っても居られなくなったオウリンは、河に飛び込んで曹仁を横撃する。

 玉砕覚悟の特攻である。

 が、部隊が壊滅したのは曹仁軍だけであった。オウリンの部隊は全然カウンターを喰らわないのである。

 どんなに攻撃を受けても大した被害が出ないオウリン。何故か分からないがとにかく名将・曹仁相手に圧倒的に押しているのは間違いない。

 その秘密は、以前病気で死にかけた時に、鬼畜セールスマンに売りつけられた知力が1しか上がらないくせに、価格が1500もするクソアイテム「航海日誌」にあった。

 そう、この「航海日誌」は特殊能力「水軍」が身に付くというものだったのだ。はっきり言ってこの「水軍」能力ががあるのとないのでは、水上戦に限り武力50ぐらいの差は平気で付く。

オウリン:
 「なるほど。だからコレこうも高かったのか。」

 水上では勝ち目が無いと判断した曹仁は慌てて陸に逃げたが、上陸した先ではジャドウの軍勢が手ぐすね引いて待っていた!

 そして、オウリン、ジャドウのクロスボンバーによって曹仁のマスクは狩られた・・・って、マリマー、ボケてんだからツッコまんかい。

 とにかくオウリンはジャドウと親密が高かったので、友情のコンビネーションアタックが発生し曹仁、張既と連続で捕らえた。

 その間に、ホウトク達が敵本陣を陥落させ、見事長安を奪取。

 オウリンは味方の壊滅の危機を救い、多数の敵を撃滅し、敵将を二人捕らえた活躍により文句なしの戦功第一に表された。





 ◆オウリン長安の太守に任命される。



 先の戦いの大活躍は馬騰にも伝えられ、オウリンの政治手腕はすでに国内で並ぶものが居なかった事もあって長安の太守に任命された。

 長安は今の馬騰にとって、アメリカにおけるニューヨーク的価値のある街である。

 そこの太守を任されたという事は、馬騰軍でもベスト5に入るぐらいの信任を受けたに他ならない。

 うう、頑張った甲斐があったなオウリン。

 さて、オウリンが太守に就任し、しっかり防衛体制を敷いて曹操に睨みを利かせていた頃、またしても武術大会が開かれた。

 オウリンは1回戦で張嶷、準決勝で負傷していた馬岱を破り、決勝にコマを進めた。

 決勝の相手はあの馬超である。やはり馬超にはかなわなかった。

 その馬超の凄まじさと精悍さに、オウリンの中で恋心が芽生えたかどうかは知らんが、とにかく準優勝ということで、お金ももらえた。

 そして、そのお金で価格3000、知力10アップ、特殊能力「無双」がつく「義経記」を購入。(※もちろんプレーヤー登録アイテム)

 「無双」を手に入れた今、もはや戦場で敵に囲まれても何ら臆する事は無い。包囲攻撃を無効化できるのだ。

 さらに、太守の権限を利用して、兵器開発に没頭。「馬鎧」と「鉄鋼」を開発させ、「騎馬」との組み合わせで「鉄騎兵」を徴兵できるようになった。まさに最強の部隊と言っていいだろう。

 一応、競争相手に塩を送る形になるが、ジャドウにも鉄騎兵を持たせてやった。





 ◆オウリン、劉備との同盟の使者になる。



 さて、また世界情勢のお時間です。

 勢いに乗る孫権は各地で敵軍を撃破。

 曹操すらまったく手も足も出ない状態になっていた。

 劉備がかろうじて、孫権を撃退している程度で、劉璋は滅亡の危機に追い込まれ、曹操、劉備、馬騰、劉璋以外の勢力は全て孫権によって滅亡していた。

 とある戦いで大蛇丸は孫権に捕まった。

 大蛇丸の義理はそれほど高めに設定してなかったので、結構あっさり降るんじゃないかな、と思って見ていたのだが、大蛇丸の得意の気まぐれで孫権の誘いを拒否。

 そして、歴史的にも酒を飲むと気まぐれで有名な孫権により、あっさり大蛇丸は処刑された。

 気まぐれ対決は孫権に軍配があがったらしい(謎)。

 この孫権の猛攻に事態を重く見た馬騰は、オウリンを使者にして劉備との同盟を持ちかけた。

 オウリンは、劉備と仲が良く、さらに劉備軍の軍師になっていたアゼレアの助言もあって同盟締結に成功。

 またひとつ大仕事を成し遂げたのであった。

 いよいよ佳境に入るスペクトラル三国志。

 果たしてオウリンは戦乱の世を泳ぎきる事ができるのか!?

 次回、乞うご期待!!(だから、誰もしねえっての)




◆第2日目終了時の状況

オウリン、遂にトップに踊り出た!!

おなまえ 武力 知力 政治 魅力 合計 名声 状況
オウリン 87 86 89 79 341 6662 馬騰軍太守
ヒロ 88 84 76 72 320 5434 劉璋軍太守
アゼレア 50 91 99 88 328 5641 劉備軍軍師
ジャドウ 95 86 70 48 299 4515 馬騰軍軍師
リトルスノー 25 69 77 78 249 3791 劉璋軍一般

青字はアップした能力。

リタイア

1号 マリル

2号 大蛇丸

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