もんちっち劇場






7/22 (木)



 元ネタは「横山光輝三国志」2巻、劉備軍に助けられた董卓が、劉備軍が正規軍でなく義勇兵の集まりであると知って急に態度が横柄になり、それに張飛がキレたシーン。


張飛:

 「うぬっ!もう我慢ならねえ!!」


劉備:

 「!」


関羽:

 「張飛!何をする!!」


 董卓に斬りかかろうとする張飛を関羽が取り押さえる。


張飛:

 「離してくれ!もう我慢ならねえ!私兵と聞くとどいつもこいつも態度を変えやがる!官位が何だ、官職が無い人間は人間じゃないというのか!


 賊軍に蹴散らされ逃げてたくせに助けてもらった人間が私兵なら礼のひとつも言えねえのか!!

 功を立てて恩賞がないのは我慢する!しかしあの軽蔑した挨拶は我慢がならねえ!

 離してくれ関羽、おれはもう我慢ならねえんだ。

 雑軍がどうしていけねえ!私兵がどうしていけねえ!!

 国のために尽くそうという気持ちはおれたちの方がはるかに上だ!!」


劉備:

 「張飛よ、お前の気持ちは良く分かる。だがここは我慢してくれ。

 ここでお前が騒ぎを起こし将軍に傷でもつけたら官軍も黙っていまい。

 我々とて全滅だ。そしたら我々は何のために義勇軍を作ったのか分からなくなる。」


 愕然としてひざを折る張飛。


張飛:

 「
(劉備にすがりつきながら)

 なあ兄貴、おれたちは一生懸命戦っているんだ官軍以上にな!

 それでいて、いつまでこんなバカにされてなくちゃならねえんだ。

 兄貴!いつまでなんだ!?

 お、おれはそれが悔しいんだ!!」


 張飛男泣き。苦渋の表情でうつむく劉備と関羽。



 はい、中日に変換。



アナウンサー:

 「おまたせしました。次はみなさんお待ちかね巨人の珍プレー特集です。」


 英智らのスーパープレーの数々はみんなカット。福留の平凡なプレー1個だけ入れてごまかす。


アナウンサー:

 「(じっくり巨人阪神戦を放送したあとで)、では残りのセ・リーグ2試合はダイジェストでどうぞ。」


解説者:

 「中日はオリンピックで岩瀬と福留が抜けますからね。これからどんどん落ちてきますよ。巨人は選手層厚いですから十分射程圏内です。」


女子アナ:

 「ドラゴンズのかわうえ投手が・・・

 
(指摘されて漸く気づく)・・・失礼しました。かわかみ投手が・・・。」


解説者:

 「巨人巨人巨人巨人巨人」


解説者:

 「阪神阪神阪神阪神阪神」


アナウンサー:

 「史上最強打線史上最強打線史上最強打線」


女子アナ:

 「では続いてメジャーリーグの・・・」





川上:

 「うぬっ!もう我慢ならねえ!!」


落合:

 「!」


山本昌:

 「ケンシン!何をする!!」


 車のキーを持って飛び出そうとする川上を山本昌が取り押さえる。


川上:

 「離してくれ!もう我慢ならねえ!中日と聞くとどいつもこいつも態度を変えやがる!人気が何だ、知名度が無い球団は人間じゃないというのか!

 首位攻防戦で競い合ってるくせに、競り合う相手が中日なら賞賛のひとつも言えねえのか!!

 活躍をして特集が組まれないのは我慢する!しかしあの軽蔑した放送は我慢がならねえ!

 離してくれ山本さん、おれはもう我慢ならねえんだ。

 名古屋がどうしていけねえ!中日がどうしていけねえ!!

 今年こそ優勝という気持ちはおれたちの方がはるかに上だ!!」


落合:

 「ケンシンよ、お前の気持ちは良く分かる。だがここは我慢してくれ。

 ここでお前が騒ぎを起こしマスコミにフォーカスされたらナベツネも黙っていまい。

 我々とて合併だ。そしたら我々は何のためにオレ流を提唱したのか分からなくなる。」


 愕然としてひざを折る川上。


川上:

 「
(落合にすがりつきながら)

 なあ監督、おれたちは一生懸命戦っているんだ他球団以上にな!

 それでいて、いつまでこんなバカにされてなくちゃならねえんだ。

 監督!いつまでなんだ!?

 お、おれはそれが悔しいんだ!!」


 川上男泣き。苦渋の表情でうつむく落合監督と山本昌。





 間違いなく今のプロ野球をダメにしたのはマスコミだと思いますな。

 どこの球団のどの選手も、怪我や故障と戦いながら懸命にプレーしてる尊さは変わらないはずやのに。





7/26 (月)



 実況パワフルプロ野球11を購入。

 実はプレステ2のパワプロは初だったりする。

 しかし感動的だったのは、選手の枠の拡大、登録選手のストック数の拡張、サクセスなどのイベントの充実に、マイライフモードの強化、音声設定の強化、オリジナル選手の成績設定機能、オリジナルチームの作成の自由度のアップ、ペナントモードなどの成績の細かい記録などなど、そういった面に対するパワーアップに尽力し、ムービーでごまかしてるって感じじゃなかったこと。

 もちろんプレステ2のパワプロを全部持ってるわけじゃないので、あくまでもプレステ時代との比較であり、1作1作でどこまで作品がパワーアップしてるのかは知らんけど、少なくともプレステ版パワプロからプレステ2版パワプロに移行してきた身としては、どうでもいいところじゃなくてユーザーが望んでる部分に改良を加えてくれてるなぁというふうに感じたわけで。

 オリジナル選手と考えれば、同様にコーエーの新武将についても考えてしまうが、

 まあ、こちらも顔グラツールとか列伝作成とか、血縁設定とか、遊び手がたくさん夢を膨らませられるように苦心してくれてるのは感じる。





7/30 (金)



 パワプロ11のマイライフモード、イベントとか多くて面白いんだが・・・、活躍を積み重ねると他球団からのマークがどんどんきつくなる仕組みになっている。

 もちろんそれは自然なことだろうし、簡単すぎたんじゃ面白くないだろうという配慮だろうけど、いくらなんでも難しすぎるんじゃないかと。

 投げるまでキャッチャーのミットは動かんし、変化球はきわどいコースにガンガン投げ込んでくるし、守備は常にファインプレーの嵐だし。

 ここまで難しくなるともはや娯楽じゃなくなる。

 もちろん難しいのに挑戦したい人にはそれでいい。だから難易度「ごくあく」なら、そーやってトコトン突き詰めていくのもいいと思うんだが、難易度「ごくらく」を選択するプレーヤーは、そもそも自分の腕前には自信がないけど、その腕前なりに楽しみたいと思うから難易度を下げるのであって、せめて難易度低いバージョンぐらいは、もっともっとコンピュータレベルを甘くしてほしいところじゃ。

 あと、5月から9月中番までレギュラーで5割以上の高打率を残してる選手を3試合ノーヒットが続いただけで2軍降格というのは納得がいかん。

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