もんちっち劇場






7/5 (月)



 三国志10買いました。

 とはいえ、まだパワーアップキットでもないし、顔変更エディタの配布もされていないので新武将プレーは当分お預けです(泣。

 いや、新武将プレーそのものはできるんやけどね。思い通りの顔グラと能力にできないということで。




 で、ゲーム内容としては三国志版太閤立志伝のような感じ。

 太閤立志伝5と比較すると内政とかはミニゲームが無いので劣るかもしれんけど、戦争では三国志10の方が上かも。舌戦とかもあるし。その代わり太閤立志伝のようにいくつもの職業があるわけではないので自由度ではさすがに敵わない。



そうちゅうそうじょ


 まあともかく、キャラとしてはやっぱり曹沖でプレーしてみた。馬超は顔グラツールが配布されてから、三国志9時代のカッコいい顔に変えてから遊ぶつもり。エースは最後に取っておく。

 207年のシナリオで12歳で登場。

 おおー、12歳!この若さならずいぶんじっくり楽しめるね、と思ったアナタ。甘いです。

 曹沖の史実享年は13歳です。開始1年後にいきなり寿命とのバトルが始まります(汗。

 ゾンビ歴(死亡年以降のこと)に入ると、とにかく病気が発生する。

 しかも、今回の曹沖の能力値は異常なまでにシビア。

 おそらく実績重視ということで、評判は良くとも実績を残す前に病死した曹沖はかなり辛めに採点されているようである。

 それにしても統率14、武力7、知力80、政治74、魅力77ときたから、コレはひどい。

 武力7は病気で満足に歩けなくなったとか言うから仕方ない。知力80はもうちょい低くても我慢できる範囲だ。

 ただ、政治74はちょっと辛いし、魅力77は逸話から見て低すぎる。せめて80台後半は欲しい。

 統率の14は大論外。たしかに実戦経験は無いが、だったら50前後にすべきである。もともとの頭は良いのだから。

 統率14なんて、実際の戦争で大ポカしでかしたとかで、マイナスの実績が無きゃなかなか出ない数値である。曹沖の名誉毀損である。訴えるべきである(ぇ。

 まあ、そんなわけで今回の曹沖はかなり能力的にキツイ。病気になるとただでも7しかない武力が5〜6まで低下するのでシャレにならん。

 道端で出会うクマさん・・・じゃなくて盗賊ですら武力は50〜60ある。7では天地がひっくり返っても勝てる相手ではない。

 フィールドを歩く曹沖は、まさにライオンの群れの中に放たれた羊状態である。

 幸い賊は銭さえ払えば命は奪わないので、毎回カツアゲには素直に応じる曹沖。悲しすぎる。



 さてさて、曹沖の能力値の不満は言ったものの、ゲーム自体はかなり面白い。ワシ好み。

 システムに対する不満としても今のところ、武将の異動についての伝令がうっとおしいことぐらい。(5人異動したら、1人ずつ報告に来る。まとめて報告せい。)



 で。

 なんだかんだ苦しみながら(病死するたびにロード)も、ゲーム中の曹沖はついに20歳になりました。

 20歳になると「酒盛り」が出来るようになります。

 仲のいい武将とガンガン酒盛りして親密を深めましょう。上手くいけば義兄弟も作れる。

 おお、ちょうどいいところに曹植が酒持ってやって来た!

曹植:
 「やあ倉舒
(曹沖)。いい酒を手に入れたんだ。今日は飲み明かそう。」

 大喜びで大好きな兄を迎える曹沖。

 兄弟水いらず仲良く酒を酌み交わす姿を想像しつつ、ああー、曹沖もこーやって暮らしたかったんだろうなぁなどと感傷にひたりながら酒盛りイベントを見ていたその時、事件は起こった。

 このあと曹沖の口から信じられない言葉が!!(ガチンコ ファイトクラブ風)

曹沖:
 「かーっ!まったく酒が無くして何が己の人生ですか!
」(注:「かーっ!」までは言いません)

 いやあああああああ!!

 
こんなの曹沖じゃねええええええええ!!

 お、オレの中の曹沖のイメージが!!病弱で健気で儚げな美少年のイメージが〜〜〜!!

 おおう!引いてる!オレには分かるぞ!曹植絶対引いてるよ(笑)!!

 目の前の神童の突然の豹変振りに、さしもの詩聖も硬直状態だ!

 一体誰ですか、この曹沖そっくりのアル中少年は!?





 この後、「挑発」や「論破」、「反論」などの特技を習得して、舌戦で相手を侮辱しまくりで、どんどんガラの悪くなっていく曹沖を見て、やっぱり曹沖は身も心も清く美しいまま永い眠りについて正解だったのかなぁなんて、ちょっぴり思ってしまったり(^^;)。





7/9 (金)



 明美:

 「カラオケ行こー。」


 エープ:

 「・・・あたし?」



 明美:

 「そうよん。やっぱり人数多いほうが楽しいっしょ。」


 ベータ:

 「カラオケーっ!?行くぞ行くぞ!」



 明美:

 「オッケー。一人追加〜♪」


 エープ:

 「・・・兄貴も行くんなら、別にいいけど・・・。」



 明美:

 「よっしゃ、ナイスブラコン!二人追加〜♪」


 頭長スライム:

 「ぐへへへへ。オレはやっぱり天才だな。まさか詩だけでなく歌唱力まであったとは。我ながら自分の才能が怖いぞ。ぐへへへ。」



 エープ:

 「うっ・・・、苦手なヤツが来た・・・。」



 頭長スライム:

 「お前らは幸せ者だ。この天才歌手の歌をただで聴けるのだからな。ぐへへへへ。」



 明美:

 「アンタを誘うなんて言ってないわよ。」


 頭長スライム:

 「ぐへへへへ。勝負だエープ。今日という今日こそは、貴様の無能さを思い知らせてくれる。」



 エープ:

 「いやもう、無能でもボンクラでもいいんで、あたしに絡まないでください。」



 明美:

 「・・・ちょっと・・・。」



 頭長スライム:

 「卑怯者め、試合放棄か!オレと勝負せんと、さんざんワサビや辛子塗りたくったツノで、お前の兄貴にカンチョーするぞ!!」



 ベータ:

 
「オレにかよ!」


 エープ:

 「だから何で兄貴を巻き込む!!」



 明美:

 「人の話聞けーっ!!」






 美咲:

 「・・・で、結局ついて来ちまったのか、そいつは。」


 頭長スライム:

 「ぐへへへへ、本当は真打登場で嬉しいくせに。」



 神田:

 「てか、お前前回のカラオケ何も歌ってねえだろ。マイク持てなくて。」



 頭長スライム:

 「ぐへへへへ。今のオレはあの時のオレとは違うぞ。」



 
BOM!


 明彦:

 「うわ!すごい!!」



 擬人化頭長スライム:

 「ざっとこんなもんよ。これでオレもマイクが持てる。ぐへへへへへへ。」



 ためごろう:

 「あーっ、久しぶりの擬人化ですぅ!」



 とるこ:

 「どこでそんな妙な特殊能力仕入れてくるんだ!」



 頭長スライム:

 「月を見ながら詩を考えてたら変身できるようになった。」



 クイーン:

 「妖怪め。」



 明美:

 「じゅる
(よだれ)。ま、まあ、いいんじゃないの?頭長スライム仲間はずれにしたら可哀想だしィ。」


 ガングロン:

 「アンタ変身する前と言ってること逆じゃね?」



 うべべ:

 「明美さん。人間としてのプライドを捨てちゃダメズラよ。」



 クレイステネス:

 「この生き物も解剖して研究してみたいなぁ。」






 明美:

 
「♪ ええいああ 君から もらい泣き
  ほろり ほろり ふたりぼっち〜」



 ベータ:

 「やんや やんや」



 クレイステネス:

 「明美ちゃん、歌上手やんか〜。」



 明美:

 「イエイ!伊達に週2ペースでカラオケ行ってないっスよ!」



 クイーン:

 「フン、暇人が。」



 明美:

 
「ぬぁんですって〜〜〜!!」


 明彦:

 「ま、まあまあまあまあ
(汗)


 美咲:

 「エープは歌わねーの?」



 エープ:

 「ん?いや、あたしはいいよ。聴く方専門で。」


 明美:

 「何よ〜、つれないわね〜。」



 頭長スライム:

 「ぐへへへへへ。このヘタレはド音痴で歌えんとさ。そこでオレ様の歌を神妙に聴いているがいい負け犬が。」



 神田:

 「うおっ!コイツ、マジで歌う気だ!」



 頭長スライム:

 「ぐへへへへ!オレの歌を聴ける幸せな凡愚ども。まさに今日のオレのリサイタルは、貴様らの一生の思い出となるだろう!!」



 とるこ:

 「いつからてめーのリサイタルになったんだよ。」


 クイーン:

 「能書きはいい。結果で示せ。」



 頭長スライム:

 「ぐへへ、言われずとも!」



 
ちゃらら〜♪


 ベータ:

 「『与作』かよ!!
(汗)


 ガングロン:

 「ぐえ〜っ、ド演歌カンベン!!」



 頭長スライム


  

全員:

 
「ぶーっ!!」


 美咲:

 
「ひ、酷ぇ!!」


 うべべ:

 
「地獄ズラ!!」


 神田:

 
「と、止めろ止めろ止めろ!!耳が腐り落ちるぞ!!」


 頭長スライム:

 「ぐわ!せっかくのオレ様の芸術的な歌が…!これだから芸術を理解しない奴らは!!」



 ためごろう:

 
「うえーん!夢に出そうですぅ!」


 とるこ:

 
「だ、誰かぁ!この記憶を消し去ってくれ!!」


 ベータ:

 「気持ち悪くなってきた。」



 明美:

 「エープ、あんた歌いなさいよ。アレのあとなら何でも良く聴こえるって。」



 エープ:

 「え・・・。」


 クレイステネス:

 「せやでー。せっかく来たんやし歌わな損やん。」



 エープ:

 「いや、あたし古い歌しか知らないし・・・。」


 明彦:

 「大丈夫ですよ。古い歌って案外受けたりしますし。」



 エープ:

 「うっ・・・。そ、それにあたしが歌うといつも盛り下がっちゃうから・・・。」


 クレイステネス:

 「そうなん?」



 ベータ:

 「ん?・・・ああ、まー、そうだな・・・。確かにエープ歌うといつも盛り下がるな。」



 とるこ:

 「(マジかよ。コイツも相当酷そうだな。)」



 美咲:

 「気にすんなって。ある意味、今の頭長スライムでこれ以上盛り下がりようもねーだろ。」



 明美:

 「そうよねー。たまにはハメ外さなきゃ!」



 エープ:

 「うーん・・・。じゃあ、山口百恵の『ささやかな欲望』で。」


 
ちゃららら〜ん♪(←イントロ)


 神田:

 「頑張れー。」



 ためごろう:

 「大丈夫ですよォ、自信持って。」



 エープ:

 「
 

 とるこ:

 「
ぽろ・・・っ(←食べかけてたタコ焼きを落とした)


 クイーン:

 「!」



 エープ:

 「
  


 美咲:

 「・・・・・・う、上手ぇ・・・
(汗)。」


 うべべ:

 「ズラ〜・・・。」



 クレイステネス:

 「・・・うぅ、なんや?胸が・・・、胸が苦しうなってきよった・・・。」



 明彦:

 「ぼ、ボクもですよ・・・。」



 エープ:

 「
  


 
ぞくぞくぞくぞく〜っ!!


 ガングロン:

 
「ちょっ、ちょ、ちょっとタイム!な、なにコレ!?」


 神田:

 
「な、なんか来たーっ!なんか物凄い重力みたいな感覚が来たぞ!?」


 クイーン:

 「す、吸い込まれるようだ・・・!」



 エープ:
 「
  


 明美:

 
「うああああ!なになになになに!?すごい胸の奥から衝動めいたものが!!」


 ためごろう:

 
「な、涙が止まらないですぅ!!ひとりでに溢れてきますぅ!!」


 うべべ:

 
「オラもズラ!とるこも!?」


 とるこ:

 
「ちっ、違う!これは汗だ!!汗!!だってオレ歌詞の意味分かんねえもん!感動なんかしてねーぞ!」


 ベータ:

 「うあー、何度聴いてもエープの歌は来るなぁ・・・。」



 クイーン:

 「おい貴様!話が違うではないか!!プロ顔負けだぞこれは!」



 ベータ:

 「だれもエープが歌下手だなんて言ってねーぞ?」



 エープ:
 「
  

 明美:

 
「ひぃいーっ!もう切なさで心臓が潰れそうなのに、サビ攻勢が!!」


 美咲:

 
「くうう!すげー来る!!セイレーンかコイツは!!」


 うべべ:

 「うあー、苦しくて心地良いズラ〜!もうワケ分かんねーズラ〜!」


 とるこ:

 
「くあ〜っ!やめてやめないでやめてやめないでやめてやめないでやめ」


 エープ:

 「・・・お粗末さまでした。」


 全員息切れ放心状態。


 エープ:

 「?次、誰も歌わないの?」


 美咲:

 「・・・あんなの聴かされた直後に歌えるかよ・・・。」



 ガングロン:

 「もう少し余韻に浸りてーっつーかー・・・。」



 クイーン:

 「もう残り時間全部貴様歌え・・・。」



 エープ:

 「・・・なんでいつも盛り下がんのかなぁ・・・。・・・頭長スライム、歌う?」


 頭長スライム:

 「・・・・・・・・・。」



 エープ:

 「?」


 頭長スライム:

 「・・・
か―――っ!!ぺっ!!


 エープ:

 
「うわっ!!」


 頭長スライム:

 
「き、今日は引き分けにしておいてやる!!ありがたく思うんだな、ぐへへへへ!!!」


 エープ:

 「痛ぅ〜っ!・・・目ェ入った・・・・・・!し、信じらんね・・・うぐぅ・・・!」


 頭長スライム(←外へダッシュ)

 
「ぐっふふぅ!こ、これで・・・これで勝ったと思うなよ!!ききき、今日はて、手加減してやったんだ!!ぐふぅぐふぐふ〜っ!!」


 またしても頭長スライムはエープに対する憎悪を募らせたのだった。




お絵かき掲示板に朝霞さんが描いてくれたこの状況のイラスト。

頼み込んで挿絵に使わせてもらいました( ̄▽ ̄)。






7/15 (木)



 最近本屋に行ってなかったのでぜんぜんチェックしてなかったなーと思って「いつもどこでも忍ニンジャ」の続きを探してみた。

 そろそろ3巻ぐらい出てんだろ、と思いながら探したら・・・5巻・・・・・・(汗)。

 まーさーに、浦島太郎状態。

 最近の作品は好きなタイプのキャラが非常に少なくなってきて、慢性的萌えキャラ飢餓状態にあるので、この小説は貴重な存在だったんだが、あとがき見たら「では、最終巻でお会いしましょう」と書いてあったので、次巻でやっぱり終了してしまうのでせうか(泣)。

 5〜10年前は好きなタイプのキャラがいたる雑誌に点在し、一つの作品が終了しても、また新たな魅力的キャラ満載の作品が次々補充されてたのに遠い昔のことのようじゃ。寂しいのぅ寂しいのぅ。

 やっぱ世の中の流行というか求められてるキャラクター像のニーズが変わってきてるのかもニャー。善役も悪役もそれ以外の役も。

 なんか最近性格の悪いキャラ多すぎる気がする。特に月刊ジャンプとか月刊マガジンとか(汗)。ただ、そんな流れに逆行して月刊ジャンプの黒姫だけは少しずつ性格が良くなってきてる感があるので注目ナリ。

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