もんちっち劇場






2/4 (木)



 大臣:

 「女王様。此度の志願兵が集まりましたぞ。」



 クイーン:

 「フン。いたずらに兵を増やせばいいというものでもあるまいに。」


 大臣:

 「はっ。ですが、我が国は経済的余裕はまだありますし、いざという時に備えて、部下、そしてその下に集う兵士を増強しておく事は重要かと存じます。」



 クイーン:

 「まあ良い。貴様のしたいようにするがいい。」


 大臣:

 「はい、好きにさせていただいておりますとも。で、やはり、各部署に配属するとはいえ、いずれも女王様の部下となる事には違いがございません。そこで、彼らのスタートにあたって、上司であらせられる女王様からお言葉を頂きたいと思いまして。」



 クイーン:

 「ちっ、いちいち面倒な真似を。」


 大臣:

 「ささ、みな待っておりまする!早くお顔を出してくだされ!」



 クイーン:

 「なっ!?今すぐか!?まだ、何を話すかも考えていないぞ!」


 大臣:

 「そこはもうアドリブで。」



 クイーン:

 「アドリブって・・・芸人か私は!」





新米兵士達:

 「ざわざわ・・・。」



 大臣:

 「お待たせした、皆の者。では、女王様よりありがたいお言葉を賜るゆえ、心して聞くが良い。」



新米兵士達:

 「・・・ぴたっ。どきどき。」


 カッ、カッ、カッ。



 クイーン:

 「・・・。」


新米兵士達:

 「(おお、アレが我らの女王様か・・・。)」


新米兵士達:

 「(鬼姫や、魔人ハンターなどと、恐れられているという・・・。)」


新米兵士達:

 「(そして、キング謙ジェル様らと肩を並べる謙ジェル四天王の一角・・・。思ってたより若いな・・・。)」


新米兵士達:

 「(しかし、さすがに凄ぇ威圧感だ・・・。)」



 クイーン:

 「フン。私がクイーン謙ジェルだ。つまり今日より、貴様らの主である。」


新米兵士達:

 「ごくっ・・・。」



 クイーン:

 「歓迎の言葉など述べんぞ。まだ貴様らが本当に役立つと決まったわけではないからな。」


新米兵士達:

 「・・・・・・うっ・・・!!」



 クイーン:

 「我が軍の昇給制度は、完全な能力主義だ。その働きを認められたものはどんどん評価してやる。働き次第では大臣なり将軍なり取り立てる準備もある。」


新米兵士達:

 「おお・・・!!」


新米兵士達

 「ざわざわざわ・・・。」



 大臣:

 「(じょっ、女王様〜っ、わ、私はクビって事ですかぁ〜〜〜!?)」



 クイーン:

 「だが・・・。」


 だん!(机を叩いた音)


 クイーン:

 
「能無しは要らん!!」


新米兵士達:

 「びくぅっ!!」



 クイーン:

 「フン!今すくみ上がったような小心者は今すぐ荷物をまとめて帰った方が身のためだな!」


新米兵士達:

 「ガビーン!!」



 大臣:

 「(はあーっ!しょ、しょっぱなから喧嘩を売ってどうするんですじゃ〜!!)」



 クイーン:

 「フフフ・・・、まあ、そう緊張するな。何も難しい話をしているわけではない。当たり前の事を当たり前にしていれば良い事だ。分かるな・・・?」


新米兵士達:

 「ごくっ・・・。」


新米兵士達:

 「(当たり前・・・か。)」


新米兵士達:

 「(これが一番簡単なようで、実は一番難しいんだよな・・・。)」


新米兵士達:

 「(やはり噂どおり厳しいお方だ・・・。)」



 クイーン:

 「トイレが済んだら、ちゃんと流してドアを閉めること。散らかしたゴミは自分できちんと片付ける事。夜中にテレビのボリュームは近所迷惑だから下げる事。洗濯機に衣服を入れる際に、ポケットにティッシュなどが残っていないか確認してから入れ・・・」


新米兵士一同:

 
「ホンマに当たり前やな!!」


 
クイーン:

 「ぬう!」



 大臣:

 「ナイスですじゃ、女王様〜!バッチリ壁取り成功ですぞ〜!」



 クイーン軍、総兵士数25万。





2/7 (土)



 とることうべべは商店街に買い物に来ていた。

 うべべ:

 「とるこが買い物についてくるとは珍しいズラな。いつもはめんどくせーってオラに押し付けるくせに。」


 とるこ:

 「そりゃ、おめー。やっと自分の金が手に入ったんだ。お菓子ぐらい買うわさ。」



 うべべ:

 「この前
(1/2)のお年玉のことズラな?」


 とるこ:

 「けけけー。しかし苦労はしたが、美咲の親父はなかなか話の分かる大したオッサンだったぜ。」






 みさきパパ:

 「おう、チビっ子ども、よく頑張ったじゃねーか。楽しかったぜ!おめーら気に入ったからお年玉やるぞ。がはははは。」



 とるこ:

 「うおーっ!待ってました!」



 うべべ:

 「やったズラ!」


 美咲:

 「親父、ひそひそ・・・」



 みさきパパ:

 「なにっ!?師匠とかいうのが蒸発しちまって、今はコイツら二人だけで食いつないでるってのか!?」



 美咲:

 「こんなガキじゃバイトしようにも雇ってもらえねーだろ?何とかしてやんなよ。」



 みさきパパ:

 「それもそうだな。よし、分かった!生活費込みでお年玉をやろうじゃねーか。おう、また困ったことがあったら、遠慮なくオレんとこ来るんだぞ!せちがらい世の中だが、頑張って生きろよクソガキども!がはははは!!」






 うべべ:

 「ズラー。まさか、一人あたま5万円ももらえるとは思わなかったズラ。」


 とるこ:

 「我慢して、あのクソまずい水を飲んだかいがあったってモンだな。」



 うべべ:

 「取りなして金額アップ交渉してくれた美咲さんにも感謝しねーといけねーズラ。」


 とるこ:

 「そーだな。案外アイツは鳴隼と違って嫌な奴じゃないのかもしれん。」



 うべべ:

 「さて、ついたズラ。まずは野菜を買うズラか。」


 とるこ:

 「お菓子、お菓子。」



 うべべ:

 「お菓子は最後ズラ。」


 とるこ:

 「ちぇ〜!」



おばちゃんA:

 「あら、うべべちゃん。今日もおつかい?えらいわねぇ〜。」


 とるこ:

 「んお?」



 うべべ:

 「あ、おばさん、こんにちは、ズラ。」


 おばちゃんB:

 「こっちの子はうべべちゃんの
彼女かい?」


 とるこ:

 
「はあ!?」


 うべべ:

 
「うべえっ!?」


 おばちゃんA:

 「こんな可愛い子連れてるなんて、うべべちゃんも隅におけないわねぇ。」



 とるこ:

 
「なんでそうなるんじゃい!!てめーら、このオレ様を何だと・・・!!」


 おばちゃんB:

 「ダメよぉ、お嬢ちゃん、女の子がそんな言葉づかいしちゃ。」



 おばちゃんC:

 「そうそう。オレなんて言ってたらお嫁にいけなくなっちゃうわよ。」



 とるこ:

 「うがーっ!!」



 うべべ:

 「いかん、完全におばちゃんのペースズラ。」


 酔っ払い:

 「おう、うべべ坊。」



 とるこ:

 「なんだコイツ、真昼間からぐでんぐでんになりやがって。」



 うべべ:

 「はいズラ。」


 酔っ払い:

 「いいかぁ、絶対ぇ離すんじゃねーぞ?こいつァ将来間違いなくいい女になる。おじさんの目に狂いはねえ。他の男に取られてからじゃ遅ぇからな。今のうちにおめぇの色に染めちまえ、ひっく。」



 うべべ:

 
「ははははは(汗)!!」


 とるこ:

 「
てめーら、どいつもこいつも!!」


 魚屋:

 「らっしゃいらっしゃい、安いよ安いよーっ!あっ!?困るよ、お嬢ちゃん!」



 とるこ:

 「るせーっ!スピーカー貸せっ!!」



 うべべ:

 「ああっ!何するズラとるこ!!」


 とるこ:

 
「うおらーっ!この商店街にいるメガトン級の大バカども、よく聞けっ!!」


 
ざわざわざわ・・・。


 とるこ:

 
「いいかコラ!オレはなぁーっ!このとるこいし様は男なんだよっ!!お・と・こ!!田んぼの下に力と書いて男だ!!漢文の漢でもいいぞ!そして、オレは将来ラオウ(北斗の拳)のよーな男の中の男になるんだよっ!今度女扱いなんぞしやがったらタダじゃおかねえからな!!覚えとけ、ボケっ!!」


 
しーん。


 とるこ:

 「ほれ!」



 魚屋:

 「あ。どーも・・・。」



 とるこ:

 「けけけけー。ガツンと言ってやったぜ。」



商店街の人たち:

 「(拍手と大爆笑)」



 とるこ:

 
煤i○□○;)!?」


 おばちゃんB:

 「そーなのー。男の子に憧れてるのねぇ。」



 おばちゃんA:

 「元気な女の子は、よく男の子に憧れるモンなのよねぇ。」



 おばちゃんC:

 「かわいいわねぇ、ほほほほほ!」



 とるこ:

 
「むぐぎぎぎが!!」


 ぽん。



 酔っ払い:

 「坊主。おじさんは信じるぜ。」



 とるこ:

 「おっさん・・・。」



 酔っ払い:

 「おう、うべべ坊。」



 とるこ:

 「(実はこのオッサンが一番まともだったってオチか?)」



 うべべ:

 「はいズラ。」


 酔っ払い:

 「いいかぁ、絶対ぇ生かしとくんじゃねーぞ?こいつァ将来間違いなくスケコマシになる。おじさんの目に狂いはねえ。おめぇの女取られてからじゃ遅ぇからな。今のうちに息の根止めちまえ、ひっく。」



 うべべ:

 
「ははははは(汗)!!」


 とるこ:

 
「じじいーっ!!!」



 
この商店街では、この日から、すっかりとるこは女の子だと思われてしまったのだった。





 でも、小悪魔は大人になる時に性別が決まるという設定にしてあるから、とるこの思い通り男になれるとは限らんのだがな。( ̄ー ̄)にやり





2/10 (火)



 プレステ2が壊れた。

 なんか知らんけど、画像が変な色になったりにじんだり。

 それでも我慢してやってたんだけど、この前ギルティギアイグゼクスをやろうとしたら、戦闘にはいる時にフリーズして応答しなくなるとい現象まで発生しだしたので買い換えることにした。

 そして、新しいプレステ2を接続してみると、

 おお、画像のにじみや、嫌な色が解決したぞ!

 嬉々として、ギルティギアイグゼクスをプレイしようとしてみると・・・・・・。

 またしても、戦闘開始のところでフリーズ!

 ガガーン!!ソフトの方にも問題がアッタンディスカー!!?

 今度は、イグゼクス買いに行かなくては・・・。ちょほー、臨時出費が痛いアル。





2/11 (水)



 ベータ:

 「もうすぐバレンタインデーだというのに、どーも誰にももらえる気がせん・・・。くそっ、ライバルの様子を見てくるか・・・。」






 女子生徒:

 「先輩!あたし、ずっと神田先輩のことが好きでした!あたしと付き合ってください、お願いします!」



 神田:

 「あー、わり。オレ、好きな子いるから。」



 女子生徒:

 「えっ・・・。そ、それって、霧野先輩のことですか・・・?」


 神田:

 「・・・ま、まあ・・・そうだけどよ。」



 女子生徒:

 「でもでも、霧野先輩と付き合ってるわけじゃないですよね!?」


 神田:

 「うっ・・・。た、たしかに・・・。」



 女子生徒:

 
「じゃあ、あたしにも入り込む余地はあるわけですよね!?」


 神田:

 「う・・・うーん・・・。いや、でもアンタと付き合う気ねえし。」



 女子生徒:

 「うっ・・・!で、でも、まったく脈が無い霧野先輩よりも、あたしの方がいいかな〜、なんて、ほんのちょっぴり思っちゃったりしません!?」


 神田:

 「いや、100%美咲のがいいなぁ。」



 女子生徒:

 「
煤i○□○;)ガガーン!!そ、そんな・・・せっかく勇気を出して告白したのに・・・。」


 神田:

 「わりーな。他の男探してくれ。」



 女子生徒:

 「あーん!!神田先輩のバカーっ!!でべそーっ!!」
(泣きながらダッシュ)


 神田:

 煤i○□○;)!?だっ・・・、誰がでべそだコラァ!てめー、見たことあんのか!?ホラ見ろーっ、これのどこがでべそなんだ、おーっ!?何とか言ってみろ!逃げんなコラ!今の言葉取り消せーっ!!」


 ベータ:

 「分かったからヘソしまえや。ヤローのへそなんて見たくない。」



 神田:

 「
llllll;)!!ベータ!てめっ・・・見てやがったのか!?」


 ベータ:

 「モテますなぁ。女の子泣かすのも平気ですか。」



 神田:

 「バカヤロー、人聞きの悪いこと言うんじゃねー。回りくどい言い方で変に気をもませるより、正直に全部話して、早めにスパッと諦めさせる方が心の傷は小さくて済むだろうが。」


 ベータ:

 「しかしまあ、勿体無い事しますなぁ。あんな可愛い子をフって、性同一障害の凶暴男女を選ぶとは。」



 神田:

 「へっ、お前なんかに美咲のよさが分かってたまるかよ。」


 ベータ:

 「分かりたくもねーよ、あんな暴れザル。」



 神田:

 
「てめえ!!」


 ベータ:

 「おお、こわ!」
←塀の上に飛び乗って回避


 神田:

 「このヤロー、ちょこまかと・・・!今度会ったら覚えてろよ!エロ勇者!」


 ベータ:

 「なーははは!あいにく、どーでもいい事は あっという間に忘れるタチなのだ!じゃーなー!」






 ベータ:

 「うーん、分からん。なんでオレがもてなくて、神田なんかがもてるんだ。奴にあってオレにないもの・・・うーん・・・うーん・・・う〜〜〜ん〜〜〜・・・。」



 ぴこーん!


 ベータ:

 「分かった!ワルだ!今の女子はワルにひかれるんだ!考えてみれば、マンガのヒーローも昔に比べ今は多少ワルの入ったキャラが多いじゃないか。そーかそーかー、オレにはワルが足らなかったんだ!!よーし!!」



 びしっ!<腕を高々と突き上げる


 ベータ:

 「今日からオレは愛と正義の悪い勇者を目指すぞ!!」


 この日、ベータは得体のしれんモノになることを決意した。






 エープ:

 「あ、おかえり。ご飯できてるよ。」


 ベータ:

 「おお、そうか。」



 エープ:

 「すぐ用意するから。」


 ベータ:

 「(フッ、グッドタイミング。ここはワルの道の第一歩として、飯がまずいだのみそ汁がぬるいだのイチャモンつけて、食卓でもひっくり返してやるか。)」



 
むしゃむしゃ。


 ベータ:

 「うっ!」



 エープ:

 「へへ、うまいだろ〜。今日のは特に自信あるんだ。」


 ベータ:

 「(う、うめー!なんだこのウマさは!?いつもうめーが今日のは特にうめー。くそっ、どうする!これじゃイチャモンがつけれんぞ!いや、ひるむな、ベータ!ワルってのは理不尽なもんだ。ワルなら些細な事にケチをつけてでも因縁をふっかける強引さが必要だ!よーし!!)」



 エープ:

 「おかわりもいっぱいあるからね。」


 ベータ:

 「こんな・・・こんな美味いメシが食えるかーっ!!」



 
がっっっしゃーん!!


 エープ:

 
煤i○□○;)!!!


ベータ:

 「(・・・・・・しまった。いくらなんでも美味いってケチのつけ方はねーだろーよ・・・!)」



 エープ:

 「・・・・・・なんで
・・・?」


 ベータ:

 「フッ!驚いたかエープ。今日から兄ちゃんはワルな愛と正義の大勇者を目指す事にしたのだ。この調子で、町中を恐怖のドン底に突き落とし、ねーちゃんどもの心をわしづかみにしてやるぜ!!なーはははーっ!!」






 ベータ:

 「いかん。いきなり壁にぶつかった・・・。よく考えてみれば、品行方正なオレには、具体的にこれから何をすればいいのか分からん。」



 誰が品行方正やねん。


 ベータ:

 「とりあえずちゃぶ台返ししてみたが、何か間違ってる気がする。異様にさっきのエープの信じられないって顔が目に焼きついて後味悪いし。」



 そりゃ、あんなんされりゃ放心するわな。


 ベータ:

 「うーむ、ここはひとつ、ワルの世界の先輩に意見を聞くとしようか。」






 鳴隼:

 「基本はね、甘いエサをまくのさ。警戒心の強い相手の場合は、本人じゃなくて周囲から切り崩せばいい。ドン底に落としておいて、一旦救いの手を差し伸べる。で、散々利用した後に、土壇場で切り捨てる。」


 ベータ:

 「はあ・・・。」



 鳴隼:

 「ドン底の人間は差し出されれば藁でも掴もうとするからね。引っ掛けるのは簡単さ。間に、もう一人弱味を握った相手を挟んでおくと なおいいね。危険な橋はそいつに渡らせて、万一失敗したとしても、そいつを始末しちゃえば、こっちに追及の手は来ないから。」


 ベータ:

 「あのー・・・。なんか違う。なんか違うぞ。これは悪(ワル)っていうより、悪(あく)って気が・・・。」



 鳴隼:

 「似たようなモンじゃない。」


 ベータ:

 
「いや、違う!オレが目指すワルの世界は、もっとカッコ良くて爽やかなモンだ!こんなドス黒いモンじゃないんだ〜〜〜っ!!」


 鳴隼:

 「あ、逃げた。ちぇ、教授してやるフリして、今度の詐欺で捨石に使ってやろうと思ったのに。」
(←極悪)





 藤次郎:

 「よう、ベータ。話は聞いてるぜ。ワルを目指すんだってな。なんならオレがレクチャーしてやろうか。」


 ベータ:

 「いや、お前パス。」



 藤次郎:

 「おいおいおいおい!?どーゆーこった、そりゃ!言っとくがオレぁ、この道十何年のベテランだぜ!?」


 ベータ:

 「モテないお前に教わってプラスになるはずがない。」



 藤次郎:

 「
ぐさっ。て、てめー、見てろ!今に世界中の女をオレのものに・・・ぐべべっ!」


 背後から藤次郎を蹴り飛ばしたとるこ:

 「けけけけけーっ!!ワルなら、この小悪魔とるこいし様をおいてねーだろ!」



 ベータ:

 「おお!教えてくれるか!」



 とるこ:

 「おうよ!今から銀行強盗に行くんだ!どっからどう見てもワルだぜ!」


 ベータ:

 「いや・・・、それは犯罪になっちまうんで。勇者が犯罪するわけには。」



 とるこ:

 「なにー、めんどくせーな!じゃあ、道を尋ねてくるババアにいい加減な道を教えてやるんだ!おおーっ、我ながらワルなアイデアにブルっちまうぜ!!」


 ベータ:

 「それはただの嫌な奴だろ。」



 とるこ:

 「なんだよ、人が親切に教えてやってんのに!もう知らねえ、勝手にしろ!」



 オニキス:

 「まあ待て。オレが教えてやろうではないか。」


 ベータ:

 「おっ、とるこよりオニキスのが頼りになりそうだな。」



 とるこ:

 「なんだと〜!?」



 オニキス:

 「いいか、ワルっていうのはな、決して他人に屈してはいかんのだ。たとえ、その考えが反体制であろうとも!」


 ベータ:

 「ほうほう。」



 オニキス:

 「ワルってのは、自分の物差しの善悪を何よりも優先するものだ。他人がどう言おうと自分の道を強引にでも貫く。世間が白と言っても、自分は黒と言い放つ。誰の言いなりにもならん、それがワルの条件だ!」


 とるこ:

 「けけけー、それだ。オレもそれが言いたかったんだ。」



 ベータ:

 「嘘付け。」


 とるこ:

 「なにーっ!」



 ベータ:

 「なるほど、よく分かったぞオニキス。ってことは、お前さんもそのワルの道を貫いているんだな。」



 オニキス:

 「フッ、当然だ。このオニキス、生まれてこのかた誰にも頭を下げた事など・・・」


 鳴隼:

 「見・つ・け・た。」



 オニキス:

 
「はっ・・・はわああああ!!」


 とるこ:

 「出たあ!悪の元締め!!」



 鳴隼:

 「今日は借金の利息を入れる日だっただろ?
ジャンプするか、全額返すか好きなほうを選びな。」  (ジャンプ・・・元金はそのままで利息分だけ返済し、次の返済日まで待ってもらう事)


 オニキス
(土下座モード)

 
「い、いやその・・・。まだ、まとまった金がなくて・・・。いえ、その・・・お金は必ず返しますんで、その・・・はい・・・すみません・・・、いや、そんなことないです・・・返す気はちゃんとあります・・・信じてください・・・。いやその・・・死に物狂いで働きますんで・・・身体を切り売りするのだけは・・・はい・・・ええ、それはもう・・・ホントに・・・」


 ベータ&  とるこ

 「思いっきり屈しとるやんけ。」





 ベータ:

 「なるほど、誰にも屈しない心か。よく分かったぞ。オレはオニキスとは違って怖いものなんてないからな。ふっふっふ、これなら楽勝だな。おーい、エープ!今帰ったぞ、開けてくれ!」



 
しーん。


 ベータ:

 「おーい、どーしたエープ!兄ちゃん帰ったぞ、カギ開けれー!」



 
どんどんどんどん!


 エープ:

 「はあ?うちには兄ちゃんなどという人はおりませんが?」


 ベータ:

 「な、何言ってんだよ。ベータだって。ほらー、ふざけてないで開けてくれよ。寒いんだよー!」



 エープ:

 「ベータですか?そんな人いましたっけ?ああ、そういえば貴重な食事をひっくり返した
腐れ外道がそんな名前だった気もしないではないですが。うちの家族には食べ物を粗末にするような人間のクズはおりませんので、貴方の勘違いではないでしょうか。本当の家をお探しください。」


 ベータ:

 「
さーっ(←血の気が引いた音)あ、や・・・やっぱり怒ってるのね・・・(汗)。悪かった、エープ!兄ちゃんが悪かった!もうあんな真似はしない!反省してる!神様に誓うから許してくれ!」


 エープ:

 「別に謝る必要はありません。あたしと貴方とは赤の他人じゃないですか。貴方がどんな生き方をしようと貴方の勝手です。どうぞご自由に。」


 ベータ:

 「
やべえ、マジだ・・・。

 
よっ、エープちゃん、大統領!千両役者!そんな怒ってたら、せっかくのぷりちーふぇいすが台無しですよ!?兄ちゃん、キミの笑顔が見たいなあ!!(滝汗)


 エープ:

 「兄の名を騙るのはやめて下さい。不愉快です。うちの兄は立派な大勇者様です。食材として消えた命の大切さも分からない愚か者ではありません。死んだ兄との大切な思い出が汚れます。今すぐ消えて下さい。」


 ベータ(土下座モード)

 
「うあーん!!許してー!許してよー!勝手に人を殺さんといてー!!土下座でもなんでもするからーっ!!このとーり!このとーりです!エープ様〜!!」


 神田:

 「・・・・・・アイツはワルにゃなれねえな・・・。」






2/12 (木)



 結局、またギルティギアイグゼクスを買ってしまった。

 同じゲーム2回買うのって結構苦痛というか屈辱というか、なんとなく抵抗がありますな。

 でも、おかげで何とか今までどおり遊べるようになったけどね。





2/15(土)



 とるこ:

 「ううー・・・、すげ―自己嫌悪・・・。このオレともあろうものが・・・。」



 
がしがしがしがしがし(←髪をかきむしる音)


 とるこ:

 「あーっ!思い出すだけで情けねーっっっ!!ムカつくムカつくムカつくー!!」



 
がんがんがんがんがんがんがんがん(←机に頭を叩きつける音)


 ゆきんこ:

 「程ほどにしておかねば、額が割れまするよ。」





 
前日―――


 ゆきんこ:

 「まっ、またたび殿!凄いですぞ!て、ててて、鉄の塊が空を飛んでございまする!!」


 マタタビ:

 「ま、まさに神秘!重力という神の試練をいとも容易く乗り越えておりますニャ!!」



 クレイステネス:

 「オーバーやなぁ・・・。」



 ゆきんこ:

 「むむむ、雲の上には天国が広がっていると思うておりましたのに。陰も形も見えないではありませぬか。」


 マタタビ:

 「フニャッ!それより、この鉄の塊、空を飛んだはいいですが、突如神の怒りに触れて落ちるニャんてことはござらぬか!?」



 クレイステネス:

 「落ちへんって
(^^;)。万一のときはパラシュートもあるし。ちゃんと点検もしてあるから心配せんといて。」


 ゆきんこ:

 「ところで、ここはどこのあたりでございまするか?」


 クレイステネス:

 「中国の上空あたりやね。もうすぐ日本に着くでー。」



 マタタビ:

 「ニャ?日本は世界の反対側ニャのではござらんのか?」


 クレイステネス:

 「?せやけど?」



 ゆきんこ:

 「ははははは。へるぴす殿、もう騙されませぬぞ。いくら我々が世間知らずとはいえ、こんなに早く世界を半周できるはずがございませぬ。」


 クレイステネス:

 「ホンマやってー。ま、着けば分かるわ。」



 
数分後。


 クレイステネス:

 「着陸するよー。」



 マタタビ:

 「ニャッ!?もう着いたのですか!?」



 ゆきんこ:

 「なんと!おお、本当でございまする!この町並み、あの山、懐かしゅうございまする。」


 クレイステネス:

 「ホンマごめんな、二人とも。半月で済む予定が一月かかってもーて。もっと早く送る予定やってんけど・・・。」



 マタタビ:

 「い、いや、それは・・・。」



 ゆきんこ:

 「我々がさんざん邪魔したせいでございまして
(汗)。」


 
あのあと(1月14日参照)、ゆきんことマタタビは、試作品ロボットをあろうことかドミノ倒ししてしまい、クレイステネスは連日不眠不休の復旧作業を余儀なくされていたのだった。



 
ごごごごごご・・・・。


 ベータ:

 「うお!?なんだありゃ!?UFOか!?異星人の襲来か!?」



 クイーン:

 「ほう・・・。面白い。エイリアンでも何でも掛かってくるがいい。返り討ちにしてくれるわ。」



 グレオバドラ:

 「どうじろうざば
(藤次郎様)!あだず、ごわい!!」


 
ぎゅうっ!べきべきっ。


 藤次郎:

 「ぐぇ!お、オレはアンタが怖い!!」



 美咲:

 「変わった乗り物だな。ひょっとして、またお前んトコの刺客じゃねーの?」



 とるこ:

 「いや・・・、魔界には、こんな科学ねーよ。」



 うべべ:

 「んだんだ。」



 クセルクセス:

 「むうう。一体何事だ!?」



 ためごろう:

 「なにかあったんですかぁ〜?」



 鳴隼:

 「・・・・・・へぇ・・・。来たんだ・・・アイツ。」






ぷしゅーっ!



 クセルクセス:

 「扉が開くぞ!」



 クイーン:

 「ほう、凄まじい闘気を感じるな。中にいるのは相当の手錬れと見た。腕が鳴るわ。」



 ひょっこり。



 ゆきんこ:

 「おや。これは皆さんおそろいで。」


 
鳴隼以外全員転倒。


 クレイステネス:

 「言ったやろ?ちゃんと着いてるって。うちの移動要塞の性能を甘く見てもらっちゃ困るで。」



 マタタビ:

 「ニャー。ここが日本でござるか。」



 ゆきんこ:

 「おや?皆様、そんなところに突っ伏されて如何なされました?集団食中毒でございまするか?」


 とるこ:

 
「ババア―――ッッッ!?」


 ベータ:

 「アンタかいーっ!!」



 美咲:

 「よーやく帰ってきやがったか。」



 クセルクセス:

 「長かったな、今回の失踪は。」



 ゆきんこ:

 「おや、ひょっとして、皆様出迎えに来ていただいたので?あわわ、なんと勿体無い・・・。」


 マタタビ:

 「そうニャのですか。阿雪殿は、みんニャに慕われているのでございますニャー。」



 クレイステネス:

 「あっ、メイちゃん!メイちゃんやないのーっ!」



 鳴隼:

 「アンタもこっちに来たんだね。」



 クレイステネス:

 「久しぶりー!元気しとったん?」



 ゆきんこ:

 「なんと。へるぴす殿が言っていた日本の友人とは、意外にも鳴隼殿のことでございましたか!」


 クレイステネス:

 「当分こっちで暮らすつもりやから、また仲良うしてね。」



 鳴隼:

 「へぇ、そう・・・。じゃあ、しっかり儲けさせてもらおうかねぇ。
(にやり)


 クレイステネス:

 「ふっふっふっふっ。頼りにしてるでぇ、メイちゃん。
(にやり)


 うべべ:

 「こ、怖いズラ。何やら黒い空気が漂っているズラ・・・。」



 美咲:

 「クソチビに援軍登場って感じだな。」



 クセルクセス:

 「もはや誰にも止められぬ・・・。」



 マタタビ:

 「ところで、阿雪殿。拙者、何度か話を聞かせていただいた美咲殿という方に挨拶をしておきたいでござるが・・・、この中におられますか?」



 ゆきんこ:

 「おお、美咲殿ですか?それならあちらの・・・」


 マタタビ:

 「大丈夫でござる、以前阿雪殿から美咲殿の特徴は聞き及んでおりますれば、見間違うはずござらん。」



 ゆきんこ:

 「左様でございますか?」


 マタタビ:

 「霧野美咲殿とお見受けいたす!」



 グレオバドラ:

 「ヴぇ?あだず???」



 マタタビ:

 「拙者マタタビと申す旅の武芸者でござる。お見知りおきくだされ。」



 美咲:

 
「待て待て待て待て待てーっ!!」


 ゆきんこ:

 「マタタビ殿!そっ、その方ではございませぬっ!!
(汗)


 マタタビ:

 「フニャっ!?し、しかし、以前聞いた話では・・・!?」



 美咲:

 「どういう説明受けたら、オレとグレオバドラを間違うんだよ!!」



 マタタビ:

 「(お、おかしいですニャ・・・。確かに世にも恐ろしい顔の持ち主と・・・。)」



 ゆきんこ:

 「(いや、それとはまた違った趣向の恐ろしさでございまして・・・。)」



 美咲:

 「・・・・・・。ゆきんこ。てめーがオレをどう思ってんのか、よっっく分かった。」



 ゆきんこ:

 「
煤i○□○;)はわ!?地獄耳!死刑確定でございますか!?」


 クイーン:

 「雪之丞!」



 ゆきんこ:

 「は、はっ。何でございましょう?」


 クイーン:

 「そ、そちらの方は・・・、着ぐるみか?」



 マタタビ:

 「ニャッ?拙者でござるか?」



 ゆきんこ:

 「またたび殿でございますか。またたび殿は旅の途中で知り合ったねこ族の剣士様でございまする。」


 マタタビ:

 「マタタビと申す、お見知りおきくだされ。」



 クイーン:

 「(ネ、ネコが・・・ネコが二足歩行して喋っている・・・!!)」



 マタタビ:

 「フニャ?いかがなされました?」



 クイーン:

 「いっ、いや、なんでもない!」



 マタタビ:

 「左様でござるか?」



 クイーン:

 「あっ、その・・・。」



 マタタビ:

 「ニャ?」



 クイーン:

 「あ、握手してもらえまいか・・・。」



 マタタビ:

 「おお、喜んで。」



 ぐにゅ。



 クイーン:

 「(はああ!この肉球の感触が・・・!)つ、ついでにこちらにサインを・・・。」



 マタタビ:

 「は・・・はあ?」



 美咲:

 「ぉぃ。何で色紙なんか持ち歩いてんだ。」



 クイーン:

 「フン、いつ街中でどこかの球団マスコットに出会うか分からんだろうが。」



 鳴隼:

 「会うわけないだろ。」



 ゆきんこ:

 「備えあれば憂いなしでございますな。」


 クイーン:

 「(くうう、撫でてみたい!思い切り撫でてスリスリしてみたいぞ!しかし嫌われたらイヤだから、ここは我慢だ!!ぬううう!)」



 マタタビ
(サイン中)

 「(ニャ、ニャにか不気味なオーラを感じるでござる・・・
(汗))」


 ためごろう:

 「でもうれしいですぅ!やっと雪さんが帰ってきて!また一緒に遊べるんですねぇ!!」



 うべべ:

 「ズラー!先生、おかえりなさいズラー!」


 クセルクセス:

 「ともかく無事で何よりだ。」



 ベータ:

 「おみやげは!?おみやげはねーのか!?」



 ゆきんこ:

 「いやー、皆様心配掛けて申し訳ございませぬ。」


 美咲:

 「お前せっかく携帯持たせたんだから、ちゃんと使えよな。」



 藤次郎:

 「どうせ、使い方を忘れたか、持ってること自体忘れてたんだろ。」


 ベータ:

 「めでたいめでたい。よし、エープにご馳走作らせよう。今日はパーティしようぜ!」



 藤次郎:

 「ひょー、いいねぇ!」



 ためごろう:

 「わぁい、パーティですぅ!楽しそうですぅ!」



 とるこ:

 
「ババア――――――っっっ!!!!」


 
どかーん!!


 ゆきんこ:

 
「ひでぶっ!」


全員(鳴隼・クイーン除く):

 
「煤i○□○;)!?」


 クレイステネス:

 「ゆ、雪ちゃん・・・、
『ひでぶ』って・・・(汗)!」


 ベータ:

 「あ―――っと!とるこ選手の強烈なシャイニングウィザード炸裂ーっ!今のは綺麗に入りましたね、解説のアデランス中野さん!」


 藤次郎:

 「女房を質に入れて見にきた甲斐がありました。」



 ためごろう:

 「キン肉マン
(1世)知らない人には分からないネタですぅ。」


 
余談だが、この前チャットでキン肉マンのウォーズマンの真似をしてみたら、あんまり通じなくてちょっぴりショックだった。ジェネレーションギャップを感じまする。


 ゆきんこ:

 「あうー・・・。ど、どうかしましたか?」


 とるこ:

 「どうかしましたか、じゃねぇーっ!!今頃のこのこ帰ってきやがって!」



 うべべ:

 「わーっ!やめるズラとるこ!!」



 とるこ:

 「てめー、人がどんだけ心配したと思ってんだ!ふざけんじゃねーぞ!!」


 ゆきんこ:

 「!」


 ベータ:

 「おめー・・・。」



 とるこ:

 「かっ・・・勘違いすんじゃねえ!うべべのこと言ってんだよ!オレはババアなんか、途中でくたばってくれた方が都合がいいんだからなっ!」



 ゆきんこ:

 「・・・・・・・・・。」


 うべべ:

 「先生〜!」



 ゆきんこ:

 「・・・・・・ふふ、成長しましたね、とるこ。嬉しゅうございますよ。」


 とるこ:

 「
ばっ・・・!うるせーっ!オレは心配なんかしてねえ!!うべべの代わりに言ってやっただけだ!!」


 ゆきんこ:

 「そうだ。ちょうど今日は2月14日でございましたな。1年ずれてしまいましたが約束の物も買っておきましたよ。」


 うべべ:

 「あっ!チョコレートズラ!」



 とるこ:

 「うっ・・・。」



 ゆきんこ:

 「はい、こっちはとるこの分でございまする。」


 とるこ:

 「うぐ・・・・・・。」



 ゆきんこ:

 「???」


 とるこ:

 「・・・うっ、・・・う・・・
うああ〜〜ん!!


 藤次郎:

 「ぎょっ!?」



 うべべ:

 「と、とるこ!?」



 とるこ:

 
「うあーん!!ぅあ〜〜ん!!うわああ〜〜〜ん!!うぐっ・・・うあ〜〜ん!うえええ〜ん!!」


 うべべ:

 「うぐっ・・・。オラも、もう駄目ズラ・・・
びええええええ!!


 鳴隼:

 「あいやあ。」



 ゆきんこ:

 「本当に心配を掛けてしまいましたね。もう大丈夫でございますよ。」


 とるこ:

 
「うあーん!!うあーん!!」


 うべべ:

 
「うええええええ!!」


 マタタビ:

 「ニャるほど・・・。」



 クレイステネス:

 「どないしたん?」



 マタタビ:

 「阿雪殿が、この子たちを愛しむ理由がわかったでござる。」






 とるこ:

 「
うっが――っ!!みっともねえ、みっともねえ、みっともねえ!!何でオレはあんなトコで大泣きしちまったんだ!!生き恥じゃねーか!!思い出すだけでムカつくーっ!!」


 
どかーん!!


 うべべ:

 「何してるズラ!部屋の中で暴れちゃダメズラ!!」



 とるこ:

 「うるせー!いちいち出てくんなてめーは!」



 ゆきんこ:

 「いやー、我が家はいいですなぁ。・・・・・・この請求書の山さえなければ・・・。しくしくしくしく。」 
(注:管理者たちから押し付けられた、鳴隼に買わされたテレビなどの請求書)


 うべべ:

 「これから辛く長い借金取りとの戦いの幕開けズラ。」



 とるこ:

 「いっそ自己破産しちまえ。」


 ゆきんこ:

 「
煤i○□○;)そ、そのようなこと、軽々しく言うものではございませぬ。」


 とるこ:

 「へいへい。・・・あ、そーだ。昨日のチョコ食おっと。けけけー、これだこれだ。いっただきまーっす。」



 がぶり。



 とるこ:

 
「ぐぶはっ!!ぶふぉっ!!」


 うべべ:

 「あっ、とるこ・・・。それは・・・。」



 とるこ:

 「ばっ・・・
バッバア―――っ!!こりゃカレー粉じゃねーか!!


 ゆきんこ:

 「はて?何か違うのでございまするか?」


 とるこ:

 「いくらなんでも、まさかこんなベタなミスはしねーだろっていう心理の裏をかきやがってーっ!てめー、もう一度買いに行け!んで、もう二度と帰ってくんなーっ!!」



 ゆきんこ:

 「はうーっ!?昨日の涙はなんだったのでございますか!?」


 とるこ:

 「うるせーっ!!昨日は昨日、今日は今日だ!!」



 うべべ:

 「パッケージ見れば分かるズラに、気付かず食ったとるこもとるこズラ。」



 
賞味期限切れも抜かり無し。

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