もんちっち劇場
11/19 (水)
須藤元気選手が大好きなのです。
ええ、K−1の。
トリッキーな動きから繰り出されるバックナックルとかぞくぞくしますニャー。アレって、本当にガードしにくいんだねぇ。あの威力が今の数倍になれば、ひょっとして無敵!?うひょひょひょひょひょひょ。
相手をおちょく・・・もとい、翻弄するという表現がピッタリ来るあの動き、観客を楽しませるエンターテーナーぶり、でもって、リングを降りればとても紳士、でもって面白くて気取った感じがない。すごく好きなキャラクターの持ち主なんですよ。
本人は必死そのものなんだろうけど、純粋に楽しんでるなーって感じがして、見てて何かこう気持ちが晴れ晴れとするというか、一種の爽快感があったりするのです。
昨日も、あの強い強いアルバート=クラウス相手に、結果は判定で負けたけど、どっちが勝っててもおかしくない戦いを見せてくれました。ワシは、判定勝ってると思ったんだけどなー。ちょっと、おちょくりすぎたのが点数に響いたのかなー(笑)。
ところで、以前このK−1MAXに参加したガオラン=カウイチット選手はまた参戦してくれないもんでしょうか?あの長〜い脚から繰り出される物凄いキックは惚れ惚れしたのじゃよ。また出てきてくれんかなぁ〜。
11/23 (日)
ゆきんこ、マタタビ。現在地ヨーロッパのどこか。
ゆきんこ:
「マタタビ殿、町が見えまするぞ。」
マタタビ:
「おお、何か情報が得られるかもしれませんニャ。」
ゆきんこ:
「善は急げと言いまする。早速立ち寄ってみましょう。」
二人は町に向かって歩を進めた。というか、相変わらずゆきんこはマタタビに首輪で誘導されているのだが。
マタタビ:
「ところで阿雪殿。」
ゆきんこ:
「はい?」
マタタビ:
「阿雪殿の故郷には、どんニャ方たちがおられるのでござるかニャ?」
ゆきんこ:
「そう言えば詳しく話したことはございませんでしたな。まずは美咲殿という方がおられまする。」
マタタビ:
「おお、いつぞや話した阿雪殿が大変苦労を掛けた方ですニャ?」
ゆきんこ:
「世にも恐ろしい外見とは裏腹に、面倒見の良い心優しい方でございまするよ。」
マタタビ:
「ほほう。お強いのでござるかニャ?」
ゆきんこ:
「それはもう。各地を旅して(迷って)まいりましたが、美咲殿ほどの強者は見たこともございませぬ。」
マタタビ:
「それはそれは。一度お手合わせ願いたいものですニャ。」
ゆきんこ:
「およしなさいませ。絶対に勝てませぬ。」
マタタビ:
「う・・・それほどでござるか。」
ゆきんこ:
「はい。」
マタタビ:
「・・・・・・・・・。阿雪殿は大魔王ダイヤモンドを瞬殺したほどの使い手でござるが、仮に貴女がその美咲殿に挑んだとしたら?」
ゆきんこ:
「そっ・・・そのような恐ろしい事・・・!そそそ、想像しただけで、はわわわわ・・・、ひ、引きつけが・・・!あかかかか。」
マタタビ:
「だ、大丈夫でござるか!それほどまでに!?」
ゆきんこ:
「触らぬ破壊神に祟りなしでございまする。くわばらくわばら。」←突如数珠を取り出して拝みだす
マタタビ:
「き、肝に銘じておくでござる。先ほど恐ろしげニャ外見と仰いましたが、それほど強いとニャると、やはり一目で分かるほどですかニャ?」
ゆきんこ:
「そうですな、紙と筆を・・・、さらさらさら、と。こんな感じの方でございまする。」
マタタビ:
「た、確かに恐ろし・・・、ごほん。これは・・・、また随分と個性的ニャ顔立ちで・・・。(滝汗)」
ゆきんこ:
「まともに睨まれると恐怖のあまり石化してしまいますゆえ注意してくださいませ。」
マタタビ:
「め・・・、メデューサ・・・!?煤i○□○;)」
ゆきんこ:
「他にも鳴隼殿という方がおられまする。」
マタタビ:
「ふむ。その方はどんニャ方で?」
ゆきんこ:
「人智を超越した眉毛の太さを誇りまする。」
マタタビ:
「・・・・・・・・・(汗)。いやその・・・、人柄の方は・・・?」
ゆきんこ:
「なんといいましょうか・・・、人の嫌がる事を積極的になさる方でございまする。」
マタタビ:
「ほほう。それは素晴らしい方ではござらんか。ぜひお会いしたいものですニャ。」
ゆきんこ:
「はて?」
当然ながら、ゆきんこの言った意味を取り違えとる。
ゆきんこ:
「そうですな。それから黒星山殿という方もおられまする。」
マタタビ:
「その方はどんニャ人物で?」
ゆきんこ:
「大変太った方でございまする。己の体重を支えるのも辛そうにしておられまする。寝台の上で寝ると寝台が壊れるので床で寝たら結局床が抜けたという伝説をお持ちです。」
マタタビ:
「随分と濃い方が多いようでござるニャ・・・。」
ゆきんこ:
「というのも力士という職業の方でございまして。土俵という円の中で闘う相撲という武術をなさっているのでございますが、相手の身体を地に付けたり、円の外に押し出したりすれば勝ちという特性上、体格が随分とご立派になられる傾向があるのでございまする。」
マタタビ:
「ニャるほど。世界にはまだまだ色々ニャ武術があるのでございますニャ。して、その方はお強いのでございますかニャ?」
ゆきんこ:
「お強うございますが、全く勝てぬようでございまする。」
マタタビ:
「はあ?」
ゆきんこ:
「心の優しすぎる御仁なのでございまする。勝つために、思い切り相手を張ったり、全力で相手を叩きつけたり、腕を折るぐらいのつもりで極めたり・・・ということが出来ませぬようで。」
マタタビ:
「ふむ・・・。それは惜しいですニャ・・・。」
ゆきんこ:
「今では同期のふんどし担ぎをさせられているようですが。」
マタタビ:
「ううむ、勝負の世界は厳しいですニャ。心が優しいのは素晴らしいことでござるが、戦いにおいては命取りにニャりますからニャ。」
ゆきんこ:
「以前、背中を集中的に蚊に刺され放題になっている黒星山殿を見ました。」
マタタビ:
「・・・!蚊も殺せニャいほど大人しいのですか!?」
ゆきんこ:
「いえ。肉が邪魔で背中にお手が届かぬのでございまする。」
マタタビ:
「ガクッ。ま、紛らわしい話を・・・。」
ゆきんこ:
「ああ、そうそう。故郷には、とるこいし と うべべ という二人の弟子がおりまする。」
マタタビ:
「ほほう、阿雪殿はまだお若いのに弟子が二人もおられますか。たしかにその腕前からすれば当然のことかもしれませんニャ。」
ゆきんこ:
「二人とも目に入れても痛くない存在でございまするよ。」
マタタビ:
「ニャはは、そういうものですか。」
ゆきんこ:
「はい。とるこなどは、それはもう連日のように私の食事に毒を盛ったり、隙を見せれば崖から突き落とそうとしたり、寝ている時に顔に硫酸をかけようとするなど、ヤンチャな盛りでございまして。」
マタタビ:
「・・・・・・え・・・・・・・・・(滝汗)。」
ゆきんこ:
「ババアババアと、よく私にすり寄ってくるのでございますよ。なぜかいつも怪しげな武器を隠し持っておりますが、そういう意味不明なところがまた可愛いのでございまする。」
マタタビ:
「(・・・・・・・・・それは、ヤンチャじゃニャくて命を狙われているのでは・・・。)」
ゆきんこ:
「はて?いかがなされましたか?」
マタタビ:
「いや・・・。そのお弟子には・・・もう少し警戒した方がいいんじゃニャいかニャ〜・・・と。思いすごしニャらいいんですが・・・。いや、忘れてください。話を聞いただけの憶測で全てを論じるのは良くニャいことですニャ・・・。」
ゆきんこ:
「ははあ。そういえば、以前美咲殿も同じような事を言われましたなぁ。」
マタタビ:
「やっぱりー!!煤i○□○;;;) いい加減気付きニャさい!!」
ゆきんこ:
「はて?・・・・・・おや、そうこう話しているうちに町に着きましたなぁ。」
マタタビ:
「あ・・・、ホントニャ。・・・・・・今日はここで休息しますか。」
11/26 (火)
とるこ:
「オニキスよう。ひとつ疑問があるんだが。」
オニキス:
「何だ、改まって。」
とるこ:
「前言ってたじゃねーか、親父が大魔王を復活させるとか何とか。」
オニキス:
「ああ、もうとっくに復活してる頃だろうな。」
とるこ:
「何で親父は攻め込んでこねーんだ?」
オニキス:
「・・・・・・・・・そういえば!!」
とるこ:
「この前、わけのわかんねー刺客がきた時からなんかおかしーなと思ってたんだ。オレらが目障りだとしたら、大魔王の後ろ盾のもと、魔界軍で攻め込んで、ついでに始末していけばいーことじゃねーか。なんで、わざわざ刺客なんか送ってこっそり片付けようとしてんだ?」
オニキス:
「わ、分からん・・・・・。」
とるこ:
「思うに、親父のヤロー、大魔王を復活させる時に、怒らせて食われちまったんだぜ、きっと。けけけけー。いい気味だ。オレ様を勘当なんかした報いだ。」
オニキス:
「いや、それも納得いかん。例の刺客はブルーレース様の側近スピネルの指示で来たと言っていた。ブルーレース様が大魔王にやられていたとしたら、スピネルも無事であるはずがない。」
とるこ:
「あ、そっか・・・。うーん、じゃあ何でだ?」
オニキス:
「わからん。攻め込む準備をしているとか・・・。」
とるこ:
「大魔王を復活までさせといて、今さら準備もクソもねーだろ。」
オニキス:
「そうだな・・・。じゃあ、一体何が・・・・・・。魔界は一体、何を企んでいるんだ・・・。」
とるこ:
「くっそー。かえって不気味だな・・・。」
おんどれの師匠が大魔王をぶち殺したおかげで、全ての計画がオジャンになっただけじゃよ。
11/28 (金)
◆隼デレラ
あるお金持ちの家に隼デレラという娘がおりました。
しかし、ある日隼デレラのお母さんが亡くなりました。
お母さん:
「アタシの出番、いきなり終わりかーい!!」
それから、お父さんは再婚し、新しいお母さん・・・・・・どうやらお父さん魔が刺したみたいですね。それから二人のお姉さんがやって来ました。
しかし、そのお父さんも亡くなると、隼デレラは意地悪なお母さんと二人のお姉さんに苛められる毎日を送るようになってしまいました。
そんなある日、お城に住む黒星山王子から、ダンスパーティの招待状が届きました。
新しいお母さん:
「ぶひっ、ご、ごればダンズバーディのじょうだいじょう(招待状)・・・。じっがり おめがじ(お召かし)じで行がなぐぢゃ!上手ぐいげば、ざらにだまのごじ(玉の輿)に乗るごども・・・ぐふふふふ。」
上のお姉さん:
「フン、私はそのようなもの興味ないな。」
下のお姉さん:
「あー、でもでもぉ、世界中の可愛い動物とかも集めてにぎやかな催しもやってるみたいですよぉ〜。」
上のお姉さん:
「なにっ!それを早く言わんか!そうと決まれば早速城に行くぞ!」
下のお姉さん:
「隼デレラも一緒に行きましょうよぉ・・・・・・って、いっけな〜い、台本によると誘っちゃいけないんでしたぁ!隼デレラは留守番ですよぉー。」
隼デレラ:
「あたしはそんなくだらないもの初めから行く気ないし。」
上のお姉さん:
「その通りだ、隼デレラ。貴様は来んでいい。というか来るな!死ね!」
意地悪なお母さんとお姉さん達は隼デレラ一人留守番させてダンスパーティに行ってしまいました。
一人置いていかれた隼デレラがせいせいして・・・もとい、しくしく悲しんでいると、どこからとも無く魔法使いのおばあさんが現れました。
魔法使いのおばあさん:
「お前は優しい子だ。パーティに・・・」
隼デレラ:
「どこが?」
魔法使いのおばあさん:
「・・・うっ・・・、やはりこのセリフには無理があったか・・・。お、お前は眉毛の太い子だ、パーティに行かせてあげよう。」
隼デレラ:
「別に。どうでもいい。」
魔法使いのおばあさん:
「ええい、問答無用!うりゃ!!」
半分キレかけたおばあさんが魔法を唱えると、隼デレラのボロ雑巾のよーな服は高価なドレスに、そして、外にはかぼちゃの馬車が現れたのでした。
魔法使いのおばあさん:
「さあ、これでとっとと城に行きやがれ。12時までしか魔法の効果が続かねーから、それまでには帰ってくるんだぞ。」
隼デレラ:
「だから、あたしは行きたくないんだけど。」
魔法使いのおばあさん:
「このガキここまでしてやったのに!あー、めんどくせーっ!馬車ごと城の前に転送してやる!」
こうして隼デレラは無理やり・・・もとい、大喜びでお城に向かいました。
隼デレラ:
「ちっ、しけた城だねぇ。まあいい。パーティで浮かれてる隙に金目の物でも頂いていくかねぇ。」
隼デレラはパーティ会場を素通りし、廊下のインテリアを物色しはじめました。
隼デレラ:
「これと、これと、これ。よし、これも貰っていくとしよう。」
王子:
「そこのキミ。何をしているっスか?」
隼デレラ:
「(しれっ)彫像を眺めているだけさ。」
王子:
「ひいふう。そうっスか。ところでメイたん・・・じゃなかった、お嬢さん。
良ければボクと踊っていただけませんか。次のダンスはチークダンスっス、(;´Д`)ハァハァ。」
隼デレラ:
「やだね。」
王子:
「そんなつれないこと言わずに。こうなったら力づくで・・・!」
隼デレラ:
「あいやあ。」
びゅっ、がつーん!
隼デレラはガラスの靴を王子様の顔面めがけて投げつけると、そのままKOした王子様を尻目に一目散に逃げていきました。
それから数日後。
隼デレラの家に、お城から家来がやって来ました。
家来:
「えー、こちらのお宅に、このガラスの靴に合うお嬢さんはいませんか?王子様が、この靴の持ち主であるお嬢さんを花嫁候補として探しておられるのです。」
新しいお母さん:
「あらまあ。じゃあ、わだずがだめじでみまじょう。」
家来:
「いっ・・・!?し、失礼ですが、・・・く、靴のサイズはいくつで・・・?」
新しいお母さん:
「今履いでいるのは、37ゼンヂでずが何が?」
家来:
「・・・い、いやその。結構です・・・。く、靴が壊れてしまったら元も子もないので・・・。そちらのお嬢さん方、お願いします。」
上のお姉さん:
「このガラスの靴を履けだと!?ふざけるな!貴様、常識で考えろ!!」
家来:
「い、いや、その、ごもっとも!ですが、王子様からの厳命でして・・・!」
下のお姉さん:
「うえーん!こんなの履いて割れたりしたら大怪我しちゃいますぅ〜!!」
新しいお母さん:
「ぞうだわ。ごういうどぎごぞ、隼デレラよ!隼デレラ、ぢょっど いらっじゃい!」
隼デレラ:
「ちっ。城の使いかい・・・。あのデブもしつこいねぇ・・・。」
家来:
「では、この靴をはいてみてください。」
隼デレラはガラスの靴に足を入れました。
すると・・・!
上のお姉さん:
「ぶかぶかだな。」
下のお姉さん:
「全然サイズが合わないですねぇ。」
新しいお母さん:
「じゃあ、やっばりごのわだずが・・・。」
家来:
「いやいやいやいや!だからアンタは結構ですって!」
家来が事の報告をすると王子様は困惑しました。
王子:
「おかしいっス!そんなハズはないっス!確かに見たっスよ!こーんな眉毛の太い子っス!」
家来:
「はあ・・・。眉毛の太い娘なら確かにおりましたが、全然サイズが合いませんでしたぜ。」
王子:
「そんなバカな、その子が忘れていった靴っスよ!!」
大臣:
「王子、お言葉ながら、これは城の大廊下のインテリアのガラスの靴なのでございますが・・・。」
王子:
「へ?」
家来:
「だから、合うはずもないわけで。」
王子:
「じゃ、じゃあ・・・。それを持っていたということは・・・・・・(汗)。」
隼デレラはその日のうちに城から盗んだたくさんの宝物とともに姿を消しました。
そして、まったくお城の権力の届かない異郷の地で、それらを売りさばき暴利を貪る隼デレラの姿があったということです。
めでたしめでたし。
11/29 (土)
レンタルビデオで「あずみ」を借りてきた。
内容自体は加藤清正の暗殺までなんだけど、最上美女丸が出てきたりと、ところどころ先の展開が混ざってますな。
その他原作と変わってたところは、仲間たちの死ぬ順番とかですか。
でも、原作の雰囲気をしっかり忠実に出してたと思うし、上戸彩演じるあずみが敵の大群を前に颯爽と一人あらわれ、次々となぎ倒していくシーンなんかは、原作の中から飛び出してきたかのようなぐらいハマってたと思いまする。
他の仲間達も、原作以上に魅力が引き出されてたと思うし、迫力もあり、動きも俊敏で、かなり良かったんじゃないでせうか。
あんまり監督がしゃしゃり出て、原作の雰囲気をぶち壊してしまう作品が少なくない中で、よくバランスよく作り上げてくれたなぁと思いました。ワシはね。
もうひとつの注目ポイントとしては、やはり悪役でしょう。
あずみの悪役ははっきり言って、どいつもこいつも頭の線が2000本ぐらいブチ切れてて、うち1800本は別の血管と再接続してんじゃないか(死ぬよ)というイカれっぷりがウリですが、最上美女丸は確かオダギリジョーが演じてたんじゃなかったかな。
一番最初に出てきたところは、イカれてるといえばイカれてるけど、美女丸にしてはイカれっぷりがおとなしいかなぁ・・・という印象だったんじゃが、徐々にエスカレート。最後にあずみと決闘するシーンの前あたりにくると、途端にそのテンションがアップ(笑)。終わってみれば、やはり美女丸は美女丸だったという非常に納得のいくキャラになってました。
随所にわざーと裏声を入れてみたり、ぼそぼそっとつぶやいてみたり、自分の世界に入っちゃったり、かなりいい味が出てました。原作とはちょっと違う雰囲気だったけど、すげえカッコいい。・・・やっ、近寄りたくは無いが。
でもオダギリジョーは正義の味方なイメージじゃなきゃイヤ!ってファンは見ないほうがいいかもニャー(笑)。死に方も壮絶だし。
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