もんちっち劇場






9/4 (木)



 よーやくお返しの残暑見舞いを完成させました・・・、遅すぎやっちゅーねん自分。



 ためごろう:

 「9月に残暑見舞いなんて遅刻もいいとこですぅ。そもそも普通は暑中見舞いを出すものですよぉ。」


 管理者:

 「むむ、来やがったな、ためごろう!」



 ためごろう:

 「違いますぅ、アーシャちゃんですよぉ。」


 管理者:

 「ぬかせ。」



 ためごろう:

 「それより何でもっと早く出さなかったんですかぁ?相手にも失礼ですよぉ。」


 管理者:

 「まったくだ。ついつい、だらだら遅らせてしまった。何も言い訳できないぞ。」



 ためごろう:

 「まったくもう、季節の挨拶なんですぉ?ちゃんと
残暑見舞いの時期に出さなきゃダメざんしょ!ぷぷっ!今日のアーシャちゃん、最高に冴えてますぅ!」


 
びゅううううううううっっっ!! (←南極の風)


 管理者:

 「うおっ!寒っ!急に大寒波が!こりゃいかん、急いで寒中見舞いを描かねば!!」



 ためごろう:

 「あ〜ん、ひどいですぅ!すっごく面白かったじゃないですかぁ〜!」



 いいえ。





9/6 (土)



 月刊マガジン購入、さっそく「GUT’s!」を読むぞ、と。

 やた―――っっっ!!

 ヨーマン出た!ヨーマン出た!!

 ヨーマン出〜た〜〜〜っっっ!!

 と言っても、出番のあったページ全部あわせてわずか4ページほどじゃが。しかも大ゴマはなし。うち2ページは一コマずつ(笑)。

 でもやっぱり嬉しいわ。

 この魔球磨と渋谷のライバル対決がおそらく「GUT’s!」の最終試合になるんじゃないかと考えると、多分このあとライバル達が次々と観戦にかけつけて来ると思われるものの、魔球磨の試合に真っ先に駆けつけたのがヨーマンというのがポイント高いじゃないですか(笑)。

 魔球磨がヨーマンに親近感を抱いたよーに、ヨーマンの方も魔球磨に好感を持ってるみたいやね、やはし。

 いや、ヨーマン戦は、そもそもヨーマンが無口でコミュニケーションとるシーンがなかったし。 しかも、おたがいにスタミナの限界まで行っちゃって、試合に勝ったけどヨーマンが疲労で入院し、魔球磨はヨーマンに負けたショックで廃人寸前になってたせいもあって、モデナ戦やらダブルデッカー戦のよーに、「いい試合だったな!」みたいに握手するよーなシーンがなかったからね。

 あらためて友情が芽生えたんだなぁと感じられるシーンがあったのが嬉しかったのですよ。

 それよりも、だ。

 たしか入院してただけのはずのヨーマンが実は他の誰よりも物凄くパワーアップしている事に気がついてしまった。

 というわけで、それをネタに今回は「おずばなし」ではなく「よーまんばなし」である。



◆よーまんばなし





ゴメン・・・、使いまわし・・・(汗)。



 そもそもヨーマンのスピードとテクニックは他のGUT’s!キャラの追随を許さないナンバーワンなわけだが、彼の最大のネックは生来の背の低さゆえの高さに対する弱さと、これまた身体の小ささによるスタミナ不足にある。

 その他には、おそらく非力さによる球威の無さもあげられるだろうが、それは無数にある魔球でカバーしているので取り上げる必要はないだろう。

 つまり、ヨーマン攻略法としては、ひたすら走り回らせてヨーマンのスタミナを奪い、弱ったところでパワーで圧倒するのが基本になると思われる。いや、テニス詳しくないんでアレだけど。

 ところが、である。

 ここからがヨーマン究極のパワーアップポイントだ!

 たしか今月の3ページ目だっけ?彼は恐ろしい技を編み出したのである。

 手元に月刊マガジンがある人は確認していただきたい。

 試合後のヨーマンの後ろで、おねーちゃんたちが魔球磨の噂話をしてるシーン。すでに魔球磨を好敵手として認めているヨーマンは、彼の話題が耳に入るなり、グラウンドから一瞬で彼女らの応援席へ・・・。

 さっきまで、ずっとヨーマンを見つめ続けてた青年二人は、目の前から突如消えたヨーマンに驚き周囲をきょろきょろしている。

 それは、超サイヤ人になった孫悟空が地球に戻ってくる際にマスターしてきた奥義。

 そう、瞬間移動である!!

 すげえ!これで、ヨーマンに死角はなくなった!!

 たとえロブで揺さぶられても、瞬間移動ですぐにコートの端まで移動できる。

 確かにヨーマンの俊足なら瞬間移動などなくてもロブに追いつく事が可能なのは、すでに魔球磨戦で証明されているが、なにしろ体力を使うのだ。そのうえ、試合の流れを相手につかまれる。

 しかし、この瞬間移動、ヨーマンが使用直後に余裕顔(いつも同じ顔だが)で「にゃは♪」と言ってることから、大してスタミナは使わなそうであるし、空中に瞬間移動をすれば、今まで出来なかったロブをたたき返す・・・つまりダブルデッカーの「ダンク」すら可能になるかもしれない!

 おお!なんて偉大なるかな瞬間移動!なんて便利な瞬間移動!防御だけでなく攻撃にも転用できるではないですか!!しかも省エネ!

 ヨーマンがどーゆー特訓を経てこの技を身につけたか分からんけど、これでヨーマンが世界ランキング1位になる日もそう遠くないね!





 そうか?





9/9 (火)



 中日ドラゴンズ・山田監督が解任。

 今シーズンはボロクソだけど、ドラゴンズが好きだから、なるべく怒ったり愚痴らないよう、我慢に我慢を重ねてきたつもりだった。けど、この件だけは我慢できん。

 怒る。もう決めた。

 今日の日記はバイオレンスやからね。嫌な人は飛ばしてちょ。



 やりやがったな、西川、白井っ!!

 今シーズンの低迷の原因をすべて山田監督ひとりに押し付けてゴミのように捨てやがって!!

 1999年優勝の功労者(投手コーチ)がなんでこんな酷い扱いを受けなきゃならんのだ。

 今シーズンの低迷の原因は、現場からの戦力補強要請を片っ端からシカトしまくったてめえらのせいだろうが!!首を切るなら山田監督じゃなくて、お前らだ、ドアホ!!

 大体、この馬鹿たれどもが中日の首脳についてからロクなことがない。

 仙一は裏切る、島野も裏切る、中村を捨てる、前田も見捨てる、山崎は増長する(捨てたけど)、ギャラードは裏切る、怪我人は続出、ミラーにはコケにされる、即戦力はとれない、球団人気はがた落ち、チームは低迷、そのうえ今度は山田監督に対するこの仕打ちか。

 たしかに山田監督の采配に納得のいかんことも何度もあったけど、それはどの監督にだってあること。采配はある意味結果論的な部分もあるから、成功すれば名采配、失敗すれば愚策ととられることもあるわな。

 じゃあ、少しでもその采配の成功率を上げるにはどうするか。チームの戦力をフロントがいかに底上げしてやるかに掛かっとるわけだ。

 ところが、ろくに選手を調べもせんでミラーみたいな腐れ外道と交渉してコケにされ、一度日本でやってるから安心だとか訳の分からん消極的な理屈で阪神のお古を拾ってきて真面目に他の外人助っ人を探さず失敗、現場が戦力強化を希望しても無視。毎年ドラフトの目玉選手は他所に取られる。これで勝てるほうがどうかしている。

 チームの低迷の責任は明らかにフロントにあり、山田監督は被害者であることは明白である。なのに、全ての責任を山田監督に押し付けて、自分達は責任逃れをしようとしている。

 で、次の監督にも同じよーな目にあわせて、また同じよーに首を切るわけか?

 はあ、大好きなチームの上層部がここまで腐敗しているとは、ショックやな。ホンマ。多分ここ数年で一気に中日ファンが減ってるんだろーな。無理も無いっスなー。その人たちの気持ち分かるもん。

 ただ、可哀想なのは選手達やからね。選手達は大好きだから、ワシは中日ファンをやめたくないだけやの。今の「球団」には何の魅力も感じない。

 あーあ、誰か早く今の中日球団に巣くってる寄生虫どもを駆除して、元の愛すべき中日に戻してくれんかなぁ(;;)。





 管理者:

 「ふと思ったんだが、現在のドラゴンズの状況って、滅亡時の蜀によく似てると思うのよ。」



 美咲:

 「ほう?」


 管理者:

 「白井オーナーが劉禅で、西川社長が黄皓。んで、現場で孤軍奮闘してる山田監督が姜維。」



 美咲:

 「・・・・・・なるほど。」


 管理者:

 「
前線(現場)で人材不足により苦戦を強いられてる外様出身の姜維(山田監督)が、何度となく成都(フロント)に、守りを固めろ(戦力を補強してくれ)と再三上奏しているにも関わらず、(チーム)の将来より保身が大事な黄皓(西川)が、まるでやる気の無い劉禅(白井)の耳に入れず報告をシカトし続け、前線(現場)を見殺しにし、姜維(山田監督)の懸命の努力を踏みにじったと。」


 美咲:

 「ピッタリじゃねーか。」


 管理者:

 「チームを真剣に憂えている佐藤元社長のよーな逸材は遠ざけ、自分達の派閥を守る事ばかりに奔走しとる。そんなチームが天下とれるか?」



 美咲:

 「そうか。時代が時代なら中日は既に首都を陥落させられて滅亡状態な訳だな。」


 管理者:

 「幸い汚物と化した球団が解散しなきゃいけないというルールがプロ野球に無いおかげで、滅亡だけは免れてるけどな。そのおかげで、あのクソ政権がいまだに継続しているという嘆かわしい状況だ。」



 美咲:

 「ほー。てめーにしては、マシな例え話だ。」


 管理者:

 「お褒めに預かり光栄にございます、番長様。ひっひっひ。」



 美咲:

 「じゃあ、その例え(姜維=山田監督)で行くと、山崎あたりが魏延で、センイチが諸葛亮ってことか?」


 管理者:

 「だああああ!んな訳あるかっ!!あんな裏切り者が忠臣の鑑である諸葛亮だとお!!なんて例え話考えやがるんだ!!ふざけんな、責任者出て来い!!誰だ、こんなバカげたたとえ話考え付いたクソ野郎は!!ぶっ殺してやる!!」



 美咲:

 「おめーだ。おめー。」




 とにかく今回の山田監督解任劇はひどすぎる!山田監督が可哀想だ!まー、山田監督自身も、こんな腐敗しきったチームで指揮はとり続けたくなかったかもしれんけどね。

 契約は3年契約なんですよ?それを途中でやめさせる。2年でやめさせるにしても、せめてシーズンの最後までは指揮をとらせてあげるとか、もっと山田監督に対する礼儀をわきまえたやり方があるだろうが。

 結構せいせいしとるかもしれんけどね。

 本当に気の毒な思いをさせてしまった。今後古巣のオリックスからオファーがあるかも知れんけど、中日ファンとしては申し訳ない思いで一杯です、よよよ。





9/13 (土)



 藤次郎:

 「やれやれ、前のアパートの家賃を滞納してたら追い出されちまったぜ。今回はこのアパートにするか。」


 
カンカンカンカン(←階段上る音)


 藤次郎:

 「えーと、部屋は3のB・・・。ここだな。」

 
がちゃっ。


 藤次郎:

 「ちっ・・・。クソ狭えしみったれた部屋だぜ。さーてと、まずはせめて隣ぐらいにゃ挨拶してやるか。手土産はもったいねーから手ぶらでいいや。」


 
どんどんどんどん!!


 がちゃ。



 鳴隼:

 「・・・・・・。」



 藤次郎:

 「げっ!!」


 鳴隼:

 「なんか用?」



 藤次郎:

 「ま、まさかお前がここに住んでやがったとは・・・。
(汗)


 鳴隼:

 「あたしがどこで暮らそうと勝手だろ。」



 藤次郎:

 「そりゃそうだけどよ。あー、まあいい、オレとなりに引越してきたから挨拶にきてやったんだ、ありがたく思えや。」


 鳴隼:

 「あそ。」



 藤次郎:

 「くっ・・・なんちゅーリアクションだ・・・!・・・・・・ん?お前も最近ここに越してきたのか?」


 鳴隼:

 「随分前からいるけど。」



 藤次郎:

 「・・・そうなんか?いや、やけに部屋になんにもねーからよ・・・。」


 鳴隼:

 「悪い?」



 藤次郎:

 「いや、悪くはね―けど。別に。」


 鳴隼:

 「・・・・・・・・・。」



 藤次郎:

 「・・・・・・・・。」


 鳴隼:

 「用は終わったね。別了。」



 
ばたん


 藤次郎:

 「おおおおいおいおいおい!ちょっと待てやコラぁ!!いくらなんでも愛想悪すぎねーか、おい!?くそっ、相変わらずムカつくガキだ・・・、いつかその眉毛全部抜いてやっからな!!覚えとけ、ボケっ!!」






 藤次郎:

 「ったく、隣りがよりにもよってあの眉毛チビたぁな〜・・・。いい女が住んでりゃ良かったのに、よりによって最悪のモンが生息してやがったぜ・・・。」



 ぷかー、すぱー。(←煙草)


 藤次郎:

 「あー、むしゃくしゃする!こーゆー時は煙草すって、あとは酒かっくらって寝るに限るぜ、ひゃっほーい!」



 すぱすぱすぱすぱぐびぐびぐびぐびすぱすぱすぱすぱ(以下略)


 藤次郎:

 「・・・・・・ぐおー・・・。すぴー。んごごごごぉーっ・・・。むにゃむにゃ・・・おいおい、なんでぇ雪、今日はやけに・・・積極的じゃねェか、ぐはははは。んごー。ひひひひ、ベータめ・・・ざまみろ、オレ様に喧嘩売ろうなんぜ100年早ぇ・・・ぐおーっ。・・・・んごごごごーっ。」



 そして、吸いかけの煙草が悲劇を巻き起こした。


 めらめらめら・・・ぱちぱちぱち・・・・・・めらめらめらめらめら


 藤次郎:

 「むにゃむにゃ・・・ゆ、ゆるして下さい番長様・・・たまには調子に乗ってみたかっただけなんです・・・あっ!やめて!もう逆らいません!こ、根性焼きだけはやめて・・・!!た、助け・・・・・・はっ!!」



 がばっ!


 藤次郎:

 「・・・・・・!な・・・なんだ・・・、夢か・・・。どーりで・・・。しっかし、まさか美咲には夢の中ですら勝てねえたぁな・・・ぜーはー。」



 ぼおおおおおっ。


 藤次郎:

 「え?」



 ぼおおおおおおおおおおおおっ!


 藤次郎:

 「・・・・・・・・・!!」



 ごおおおおおおおおおおおっ!!!


 藤次郎:

 「か、か、か、火事だあああっ!!」






 黒星山:

 「あ、火事っス・・・、げっ!?あ、あれはメイたんのアパートじゃないっスか!!めめめメイたんーっ!!」


 
すでにアパートの周囲には野次馬が集まってきていた。


 黒星山:

 
「すまないっス!ちょっと道を開けてほしいっス!メイたん!メイたん!!メイたーん!!」


 楓:

 「ちょっと!何する気!焼け死ぬよアンタ!!」



 黒星山:

 
「離すっスー!メイたんが残ってるかもしれないっスー!!」


 オニキス:

 「まだ残ってるようだったら、すでに手遅れだ。お前が行ったところで助からんわ。」



 黒星山:

 
「いやっス!!そんなのはいやっス!!たとえボクは死んでも、メイたんだけは助けるっスーっ!!」


 藤次郎:

 「いや〜・・・、間一髪セーフってところだな。まさか寝煙草やっちまうとは。」



 黒星山:

 
「!!なにーっ!!!お、お前のせいっスか!!なんてことしてくれたっス!もしメイたんが死んじゃったらお前のせいっスーっ!!」


 藤次郎:

 
「ぐえええええ!苦しい苦しい!!」


 オニキス:

 「・・・借金チャラになる。死んでてくれ。」



 黒星山:

 
「うわーん!メイたんを返せーっ!!メイたんを返せええーっ!!」


 藤次郎:

 「り・・・臨死体験・・・。」


 楓:

 「うわっ!ちょっとやばいって!コイツ
(藤次郎)紫色になってきた!」


 黒星山:

 
「メイたんをか・・・あたっ!」


 鳴隼:

 「大声で恥ずかしい事叫んでるんじゃないよ。」



 楓:

 「あ、生きてた。」



 黒星山:

 
「メイたんーっ!よかった!よかったっスーっ!!」


 オニキス:

 「ちっ。死んでりゃよかったのに。」



 藤次郎:

 「く、首しめられ損・・・。」


 楓:

 「よく無事だったわね。」



 鳴隼:

 「自分の周りに真空の壁を作って火を遮断しただけアル。」



 楓:

 「(・・・・・・なにそれ、すっげー。コイツ実は凄腕の忍者?)」



 鳴隼:

 「それより、失火の原因はアンタだってね。」



 藤次郎:

 「ぎくっ。」


 鳴隼:

 「どう責任とってくれるの?」



 藤次郎:

 「べっ、別にお前の部屋何もねーから良かったじゃねーかよ!大事なモンはその担いでる金庫に入ってんだろ!?」


 黒星山:

 「(うん、確かに、メイたんの部屋にはなんにも無いっス。)」



 鳴隼:

 「そうだよ。大事なものはみんなこの中にしまってた。ただ一つを除いてね。」



 
鳴隼は燃えかけの掛け軸を懐から取り出した。


 鳴隼:

 「・・・・・・明日予約注文の入ってた掛け軸。これは明日忘れないようにカバンの中に入れて準備しておいたんだよ。そしたら火事でカバンに火がついて、慌てて取り出したけど手遅れだったアル。」



 オニキス:

 「(で、出たあ!!オレもあの掛け軸攻撃で多額の借金を!!)」



 黒星山:

 「ひいふう。それは災難だったっスね。」



 鳴隼:

 「おかげで、50万の売上がパー。」



 藤次郎:

 
「50煤i○□○)!?ふ、ふざけんなっ!!どーみたって、その掛け軸がそんな高いもんのわけねーだろっ!!」


 グリセリン:

 「あらあら。なによ。火事だとおもって冷やかしに来てみれば、アンタのアパートじゃないの。」


 鳴隼:

 「あ。」



 グリセリン:

 「まさかと思うけど、あたしが注文してた掛け軸は無事なんでしょーね。」


 鳴隼:

 「あぅ、そ、それが・・・。」



 
びろーん。


 グリセリン:

 「・・・・・・・・・。」


 鳴隼:

 「・・・・・・・・・。」



 グリセリン:

 「・・・・・・注文書出しなさいよ。」


 鳴隼:

 「あ、あいやあ・・・。」



 グリセリン:

 「あいやあ、じゃないっ!こんなガラクタにゼニ払えるわけないでしょ!ほら、早くその金庫から出さんかい!!」


 鳴隼:

 「うう、なにも言い返せないアル。」



 グリセリン:

 
「どりゃあーっ!!


 びりびりびりびりっ!!


 鳴隼:

 「対不起・・・。」



 グリセリン:

 「ごめんですんだら警察いらんっちゅーの!!もうアンタには何も頼まないからね!!」


 鳴隼:

 「請原諒〜・・・、も、もうこんなことが無いように気をつけるから・・・。」



 グリセリン:

 「うっさい!せっかく骨とう品マニアの上司に取り入るチャンスだったのに!あの腐れた子供番組から別の部署に移してもらう約束もパーじゃない!もうアンタの顔なんか見たくもないわ!ぺっ!!」



 鳴隼:

 「うう・・・・・・・・。」



 黒星山:

 「メ、メイたん・・・そんな落ち込まないで・・・。」



 鳴隼:

 「・・・・・・売上どころか信頼まで失ったじゃないか・・・。どう落とし前つけるつもり・・・。」



 藤次郎:

 「い、いや、そんな事いわれてもなぁ・・・。」


 楓:

 「アンタが火事を引き起こしたせいで、こんな事になったんでしょ!ちゃんと責任取ってあげなさいよ!」



 黒星山:

 「そうっス、メイたんが可哀想っス!」



他の野次馬:

 
「払え!払え!」


 藤次郎:

 「げーっ!!何時の間にか周囲が扇動されてやがる!!」


 オニキス:

 「(ダメだ、すでに鳴隼ペースだ。)」



 鳴隼:

 「・・・ま、失った信頼の分はあたしも泣いてあげるアル。売上分だけで勘弁してあげるよ。」



 藤次郎:

 「そ、そんなこと言ったって、オレぁ金ねーぞ・・・。サラ金もすでにブラックリスト入っちまってるし。」


 鳴隼:

 
「それでも貸してくれる、いいトコ紹介するから。」


 藤次郎:

 「ひいいいい!!」



 オニキス:

 「終わったな・・・、チェックメイトだ
(−−;)。」





 グリセリン:

 「どう、うまくいった?」



 鳴隼:

 「うまい具合に周囲が同調してくれたから案外簡単だったよ。1万そこそこの掛け軸が50万になったから、まあまあかな。」



 グリセリン:

 「じゃあ、約束どおり10万分けてよね。でも、いきなり携帯で協力してくれって言うから面食らったわよ。」



 鳴隼:

 「ふーん、それは迷惑かけたねぇ。じゃ、今後は他の奴に声をかけることにするよ。」



 グリセリン:

 「い!?ウソウソウソウソ!今のなし!感謝してますだ鳴隼様!また儲け話があったらいつでも力にならせていただきやす、げへへへへ!!」



 
またしても鳴隼の悪行値アップ。





9/14 (日)



 ドラゴンズ、名古屋胴上げ阻止!!万歳!!



 美咲:

 「ドラの意地を見たな。」


 管理者:

 「思えばツキも味方した。
 中日が阪神と3試合、
 マジック対象チームその1のヤクルトが巨人と2試合、
 マジック対象チームその2の広島が横浜と3試合。

 このうち、阪神が2勝以上の場合、ヤクルト広島の結果に関わらず胴上げ。
 阪神が1勝でも、ヤクルトが1敗かつ広島も1敗以上で胴上げ。
 中日が全部勝っても、ヤクルト、広島が2つずつ負けたら胴上げという絶望的な状態だったのに。」

 (ヤクルトの順位の方が上なので、ヤクルトをその1と呼んでるだけですので、その2呼ばわりされた広島ファンの方は悪く思わないでいただきたい。)



 美咲:

 「中日が3タテ、ヤクルトも連勝、広島も1試合雨で流して残り2つを取って、マジックは変わらず、か。ここまでくると神がかり的なものを感じるぞ。」


 管理者:

 「雨も味方したわけだから、ホンマに神がかりかもしれん。」



 美咲:

 「もし名古屋で決まってたら、あれか?浮かれた阪神ファンがドームからの帰り道、次々と堀川に飛び込むのか。」


 管理者:

 「・・・・・・道頓堀でさえ水質検査で汚いから危険って言われたんだろ?堀川は道頓堀よりもさらにヘドロまみれらしいぞ・・・。マジで死人出るぞ。」



 美咲:

 「・・・やっぱりこの3日間、余計な人死にを出さないために神の力が働いたんじゃねーの。」



 来年へのはずみにしてほしいね。





9/15 (月)



 管理者:

 「阪神がサヨナラ勝ちして、横浜がヤクルトを破ったため、阪神の優勝が決定しますた。」



 美咲:

 「まあ、仕方が無い。悔しいがタイガース優勝おめでとう、と言っておこう。」


 管理者:

 「おお、意外!アンタの口からそんな殊勝な言葉が出るなんて。」



 美咲:

 「勝負の世界に馴れ合いは禁物だが、やっぱり相手の頑張りは素直に認めてやらんといかん。相手のいいところは尊敬して、次に自分達が優勝するため貪欲に吸収するのは、もっと大事な事だぞ。」


 管理者:

 「なるほど。ちくしょー、ちくしょー!とヘソまげてばっかりいてはいかんと言う事ですな。」



 美咲:

 「なんか分からんけど、さっきから胃のあたりがムカムカする・・・。気分悪・・・・。」


 管理者:

 「点を取られるたびにテレビの破壊衝動が抑え切れんよーな奴が他球団の優勝に祝辞を述べるなんて無茶なマネするからだ。」



 まだ2位争い&タイトル争いが残ってるぞ、頑張れドラゴンズ!

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