もんちっち劇場






6/1 (日)



 麗羅:

 「おーっほっほっほっほっほっほっ!!」


 
笑い声に驚いて一斉に飛び去る鳥の群れ。


 麗羅:

 「爽やかな日差しですこと。」


じい:

 「まったくですな。太陽もお嬢様を明るい日差しで美しく彩りたいのでございましょう。」



 麗羅:

 「そう、わたくしにふさわしい・・・。おーっほっほっほっほっ!」


じい:

 「(ふう、毎日心にも無いおべっかを使うのも疲れるわい。)」



 麗羅:

 「ああ、それにしてもなんて美しいわたくし・・・。しかもスポーツ万能、成績優秀。全てにおいて完璧ですわ。」


じい:

 「はい。それはもう、学校中の男子生徒もみんなお嬢様にぞっこんでございますよ。」



 麗羅:

 「ああ、でもいけませんの、わたくしには俊也様(神田)という決まった相手が・・・。ぽっ。」


 
麗羅はナルシスト&妄想癖だった。


じい:

 「いずれは俊也様もお嬢様の魅力に気付かれる事でございましょう。」



 麗羅:

 「おーっほっほっほっほっ!その時あの忌々しい霧野美咲がどんな顔をするか見物ですわね。今にあの女もわたくしの足元にひざまづかせて見せますわ!」


じい:

 「あ!お嬢さま、足元・・・!!」



 
ぐにゅぅ。


 麗羅:

 「そのときはあの女の頭をこのように踏んづけて・・・踏んづけて・・・ぐにゅぅ・・・?」


イヌのウンコ:

 「はぁいv」



 麗羅:

 「・・・・・・・・・(○。○)・・・・・・・・・・。」


じい:

 「ジャストミートでございます、お嬢様・・・。」



イヌのウンコ:

 「こここ、こんにちは・・・。いいい、イヌのウンコなんだな・・・。」



 麗羅:

 「
煤宦、◆☆ё〒×□!!!!


 
がりがりがりがりがり!! ←靴をこすりつけてる


じい:

 
「あわわわわ!!いかん!替えの靴は持ってきておりませぬ!!」


 麗羅:

 
「きぃいいいい!!なぜ!?なぜですの!?この高貴なわたくしが、なぜこのような目に!!私が美しいから!?私が美しすぎるから神様がいじわるするんですの〜!?」


じい:

 
「お嬢さま、落ち着いてくだされ!取り乱しては人に気付かれてしまいますぞ!!」


 麗羅:

 「そ、そうでしたわ・・・!このようなことが庶民どもに知られては・・・。じい、誰にも見られてなかったでしょうね。」


 鳴隼:

 「ニイハオ。」



じい:

 
「んげえええええ!!」


 麗羅:

 
「おきょおおおおお!!」


 鳴隼:

 「うるさいねぇ。」



 麗羅:

 「(おおお落ち着け、落ち着くのよ麗羅。まだ見られたと決まったわけじゃないわ。)あなた、いつからそこにいましたの?」


 鳴隼:

 「さっき。」



じい:

 「さっきというと・・・、悲鳴を聞いて駆けつけたのですかな?」


 鳴隼:

 「
『ああ、それにしてもなんて美しいわたくし・・・。しかもスポーツ万能、成績優秀。全てにおいて完璧ですわ。』のとこから。」←色違いのところは声真似してると思いねぇ


じい:

 「し、しっかり見られてますぞ、お嬢さま!!」



 麗羅:

 「なんてこと!神様、残酷ですわぁぁぁあああ!!」


 鳴隼:

 「まるで靴が吸い寄せられるようだったね。」



 麗羅:

 「おだまり!!」


 鳴隼:

 「あいやあ。」



じい:

 「お、お嬢様!いけませぬ!ここは穏便に・・・。この事を言いふらされては、お嬢様の名声が地に堕ちますぞ!」



 麗羅:

 「そ、そうでしたわね・・・。何とかここは鳴隼の口を封じねば・・・。」


じい:

 「鳴隼殿、どうかこのことはご内密に・・・。」



 鳴隼:

 「なんか喉が渇いちゃったねぇ。」



 麗羅:

 「な、何をしてるの、じい!早くジュースを買ってらっしゃい!!」


じい:

 「はっ、はいっ!!ただいま!!」



 鳴隼:

 「気が利くね。」



じい:

 「はい!ジュースでございますじゃ!!ぜーぜー!!」



 鳴隼:

 「おなかもすいたアル。」



 麗羅:

 「弁当も買ってらっしゃい!!鈍いわね!!」


じい:

 「はい、ただいまーっ!!」



 鳴隼:

 「ついでに経済新聞もね。」



 麗羅:

 「ね、お願いですわ。今のは見なかったことにしてくださらない。」


 鳴隼:

 「どうしようかねぇ。あたしは口が軽いからねぇ。」



 麗羅:

 「そんなこと言わずに。」


 
スッ。


 鳴隼は何やらあやしげな物を出した。



 麗羅:

 「な、なんですの、これ・・・。」


 鳴隼:

 「少数民族モンチー族の干首。」



 麗羅:

 
「干首ィ!!?」


 鳴隼:

 「世界中の骨とう品をかき集めて売りさばいてるんだけど、これはその中でも掘り出し物中の掘り出し物さ。」


 麗羅:

 「それにしても干首だなんて・・・。おお、いやですこと。鳥肌が立ってきましたわ・・・。」



 鳴隼:

 「特別サービスで30万円にしといてあげるよ。」



 麗羅:

 
「!!!煤i○□○;)このガキ、こっちが下手に出てれば!!」


 鳴隼:

 「あいやあ。そういう態度にでるんだ。」



 麗羅:

 「当たり前ですわ!だれがこんな不気味なものに!大方どうしても売れないから、わたくしに売りつける気でしょう!!」


 明美:

 「やっほー。どったの、大声張り上げて?」



 麗羅:

 
「!!」


 明美:

 「ねぇねぇ、なんか面白い出来事ない〜?今週の校内新聞のネタが無くて困ってんのよ〜。」



 鳴隼:

 「ついさっきあったよ。」



 麗羅:

 
「きょえ〜〜〜〜〜〜っっっ!!」


 鳴隼:

 「そこにあるイヌのウ
(もがっ)


 麗羅:

 
「ななななんでもありませんわ!なんでもありませんの、おほほほ!!」


 明美:

 「え〜っ!何〜っ!?気になる〜ッ!!」



 麗羅:

 「ささ、鳴隼さん、こっちでお話しましょうか。それでは明美さん、ごきげんよう。」


 明美:

 「なになになに〜????なんだったの〜??」






 麗羅:

 「分かりましたわ!30万で引き取りますわ。それで文句ないでしょう!」


 鳴隼:

 「サービス期間は終わりアル。50万円に値上げ。」



 麗羅:

 「むきーっ!!?」


 鳴隼:

 「別に買う買わないは自由さ。まあ、あたしが言いふらす言いふらさないも自由だけどね。」



 麗羅:

 「分かりました!分かりましたわ!50万円で手を打ちますわ!!」


 鳴隼:

 「毎度。」



 麗羅:

 「ブツブツ・・・なんでこんな気色悪いものを・・・。」


 鳴隼:

 「財布から現金が50万ポーンと出てくるところはさすがだねぇ。」



 麗羅:

 「まったくこの悪魔め・・・。」


 鳴隼:

 「じゃ、あたしは明美に用があるから。」



 麗羅:

 「ちょちょちょ、ちょっとちょっと!!それは約束が違うじゃありませんの!!」


 鳴隼:

 「別に買う買わないは自由だと言ったはずだけど?買えば内緒にするなんて一言も言ってないよ。」



 麗羅:

 
「な、なんてガキなの!!詐欺ですわ〜っ!!」


 鳴隼:

 「あいやあ。」



 麗羅:

 「じゃ、じゃあ、こうしましょう!またあなたが何か骨とう品を見つけたら、その時もまた言い値で買ってあげますわ!そのかわりさっきの事を秘密にしてちょうだい。これなら損はないでしょう!?」


 鳴隼:

 「へぇ・・・。いいよ。」



じい:

 「ぜぇぜぇ・・・買ってまいりましたぞ〜!」


 鳴隼:

 「謝々。じゃ、今日はそろそろ帰るかねぇ。今度はとびっきり高価なのを用意しておいてあげるよ。」



 麗羅:

 「きぃいい〜〜っ!!」


じい:

 「ぜぇぜぇ・・・。まったく年寄りを扱き使わんでほしいわい・・・。」






 麗羅:

 「じい!」


じい:

 「はい?」



 麗羅:

 「あのガキをなんとかしますわよ。」


じい:

 「へ?」



 麗羅:

 「あの場では、ああ言ったものの、これ以上思い通りになってたまるものですか。」


じい:

 「しかしですな、お嬢様。ああ見えて、あの小娘とんでもない強さだそうですぞ。刺客を送ったところで返り討ちは目に見えておりますじゃ。お嬢さまの大嫌いな霧野美咲ぐらいしか勝ち目は無いかと・・・。」



 麗羅:

 「ほほほ、なにも命をとる必要はありませんことよ。」


じい:

 「といいますと?」



 麗羅:

 「あのガキも、同じ目にあわせてしまえば良いことですわ(☆☆)」


じい:

 「なんと!」



 麗羅:

 「そうすれば、自分も踏んづけてるんだから、人の事を馬鹿に出来なくなるというもの・・・。じい!早速、結城家の情報網をフル稼働して、鳴隼の隠れ家を見つけ出しなさい!」


じい:

 「かしこまりました!それから替えの靴も用意させます!!」



 麗羅:

 「あああ!そういえば、まだ靴を替えてませんでしたわ!!」





じい:

 「分かりましたぞ、お嬢様!このアパートです!」



 麗羅:

 「まぁ・・・なんと安っぽいウサギ小屋ですこと。とても同じ人間がすむ家屋だとは思えませんわね、ほほほほ。」


じい:

 「して、どのような作戦を?」



 麗羅:

 「簡単ですわ。こちらに用意した大量のイヌのフンをこの付近一帯に仕掛けまくるのですわ。そして、鳴隼の動きを見張り、奴が踏んだところをおさえるのですわ。」


じい:

 「な・・・なんとえげつない・・・。」



 麗羅:

 「巧妙な作戦とお言い。ああ、それにしてもなんて賢いわたくし・・・。しかも臨機応変、大胆不敵。全てにおいて完璧ですわ。」


じい:

 「はい。それはもう、今が戦国の世なら各国の大名から軍師への誘いが引く手数多でございますよ。」



 麗羅:

 「さあさあ、早速行動に移りますわよ。」


 
・・・・・・・・・。


じい:

 「あらかたバラ撒きましたな。」



 麗羅:

 
「おーっほっほっほっほっ。あのクソガキのほえ面が楽しみですわ。おーっほっほっほっほっほっ!!


じい:

 
「ふぁっふぁっふぁっふぁっふぁっふぁっ!!」


 クイーン:

 「・・・・・・何をしている貴様ら。」



じい:

 
「んげえええええ!!」


 麗羅:

 
「おきょおおおおお!!」


 クイーン:

 「やかましいわ。」



 麗羅:

 「あなた、いつからそこにいましたの!?」


 クイーン:

 「さっきからだが・・・。」



じい:

 「さっきというと・・・笑い声を聞いて駆けつけたのですかな?」



 クイーン:

 「
『ああ、それにしてもなんて賢いわたくし・・・。しかも臨機応変、大胆不敵。全てにおいて完璧ですわ。』のところからだ。」


じい:

 「・・・またしても、しっかり見られてございます、お嬢様・・・・・・。」



 麗羅:

 「ああああ〜〜〜、なんてこと・・・・・・!!一度ならず二度までも・・・!!」


 クイーン:

 「フン・・・、喉が渇いたな。」



 麗羅:

 「な、なにをしてるの、じい!早くジュースを買ってらっしゃい!!」


じい:

 「はっ!はい!ただいまーっ!!」



 クイーン:

 「行く前に、ちゃんと手は洗えよ。」




 えんどれ〜す。下品なネタでごめんちゃい。





6/2 (月)



 かねてより青山素子(ラブひな)の「月の如く」という歌を聴いてみたかったのである。

 なので、以前必殺仕事人どのとカラオケに行ったときに、どんな歌か歌わせようとしたのだが失敗に終わった。

 で、かくなる上は直接CDを買うしかあるまい。ということで、遂に今日「月の如く」が収録されている「ひなたガールズソングベスト〜ラブひな〜」を見つけたのだった。

 ここまでは良かったが。

 まさか、このあと今年の4月1日の劇場(日記)に書いたエープのような目にあうとは・・・。



 店員はオッサンとバイト初日っぽいおなごの二人がおりました。

 ただでも二十歳過ぎてアニメCD買うのは照れがあるのに、そのうえ「ラブひな」やからね。ちょっと勇気が要ったわけですわ。

 そしたらオッサン、そのバイトの子に応対の仕方を練習させはじめた。

 何やら手元の表のようなものに、タイトルを記入するんぢゃが・・・。

 別にそれだけなら構わんのだが・・・。

 オッサンは「こうやるんだよ。」とバイトの子に手本を見せる。

 しかし、ここでトラブル発生。オッサンは老眼だった!

 しかも老眼鏡を所持していなかった!!

 そしてエープ事件(?)発生した。

 オッサンは言った。「あー・・・見えんからちょっと読み上げて。

 「はいっ!えーっと・・・ひなた・・・ひなたガールズ・・・・・・ひなた・・・ひなたガールズソングベスト〜ラブひな〜です!」

 そして気合の入りまくってるバイトの子は店中に聞こえるほど大きな声で読み上げた。

 しかも、バイトの子は途中でどもってしまったので、繰り返し2回ぐらい読み上げたのだった。

 それでも飽きたらず、タイトルが長いからオッサンが何度も聞き返すし。

 そしてそのたびに中日・関川ばりの気合で読み上げるバイト。

 羞恥プレイじゃねえかYO!!

 もうあの店には行かない、というか行けません。





6/3 (火)



 うちの親父が肝臓悪くしたので病院で診てもらったんじゃが、へコんでたので酷い病気だったのかと思ったら、「二十日以上の入院だと保険で金がもらえるのに、入院しなくても薬で治るって言われたから金がもらえんがや。」だと。

 病気が軽かったんだから、素直に喜ばんか。





6/4 (水)



 ギルティギアXXのミッションモード。

 スレイヤー(体力半分)で、エディ(ゴールド)を15秒で倒すって課題。

 それはもう何度も何度も挑戦してようやく一撃必殺技を決めて倒しました。

 何度も投げ出したくなったけど、ついに目標達成〜と喜んでいたのぢゃが、ご褒美がよりにもよってイノのイラストとは・・・・・・。がっくり。士気激減。

 というかミッションモード難しすぎる〜。



 さて、大体半月ぐらいプレーしててキャラの好き嫌いに変化が出てきた。(クリフとジャスティスはまだ登場してないのでパス。

 まずは、第1印象(ゲーム買った直後)の時の先入観による好き嫌い。

 大好き  ファウスト、ポチョムキン

 好 き  梅喧、アクセル、テスタメント、メイ、ザッパ、チップ、ロボカイ

 普 通  ブリジット、闇慈、紗夢、ジョニー、ヴェノム

 あまり  ソル、カイ、スレイヤー、ミリア

 嫌 い  イノ、エディ、ディズィー



 でもって、現在の好き嫌い。

 大好き  梅喧、カイ、ファウスト、ポチョムキン、闇慈

 好 き  ザッパ、スレイヤー、紗夢、ジョニー、ブリジット、ヴェノム

 普 通  ソル、アクセル、エディ、ミリア、チップ

 あまり  メイ、テスタメント、ロボカイ

 嫌 い  ディズィー

 ひでぶ  イノ



 こんなところかニャ。ひでぶって何?

 闇慈とカイとスレイヤーがこんなに好きになるとは自分でも意外だったねぇ。結構男性キャラに味がある。

 一方、ミリアが上がったのは趣味「ネコをおいまわすこと」が効いた(笑)。

 ディズィーはあんま好きじゃないけど、メイのストーリーモードED1の時の笑顔は凄くいいね!



 よし、日記1日分埋まった(ぉ。





6/5 (木)



魔物:
 「ブルーレース様!一大事でございます!!」




   

   魔神官 ブルーレース (注:とるこのパパ)



 ブルーレース:

 「・・・・・・・・・。」



スピネル:

 「何事だ騒々しい。ブルーレース様の御前であるぞ。慎みたまえ。」



魔物:

 「ははっ!も、申し訳ございません!!」



 ブルーレース:

 「・・・・・・・・・。」



スピネル:

 「で、何事か。」



魔物:

 「ははっ!大魔王ダイヤモンド様が・・・」



スピネル:

 「ほう・・・。ついに目を覚ましたか。」



魔物:

 「それが・・・、復活はしたのですが・・・。」



スピネル:

 「?」



魔物:

 「直後に松山雪之丞とかいう人間の女に惨殺されました・・・!」



スピネル:

 「な、なにぃ!?」



 ブルーレース:

 「・・・・・・・・・。」



魔物:

 「一応、すぐに精鋭部隊を追っ手に差し向けましたが、相手は大魔王を難なく殺害した使い手。返り討ちに遭うのは目に見えております。」



スピネル:

 「馬鹿な・・・。たかが人間ごときにそんな芸当できるはずあるまい。」



魔物:

 「我々も信じられませんでしたが、他の者達も間違いなくあれは人間だったと・・・。」


スピネル:

 「・・・・・・。もしそれが事実ならば・・・、伝説の勇者か・・・。それとも天界が何か仕掛けてきたか・・・。」



 ブルーレース:

 「・・・・・・うろたえるな・・・・・・。」



スピネル:

 「ははっ。」



 ブルーレース:

 「・・・・・・小虫1匹倒せぬ・・・無能な魔王に・・・用はないわ・・・・・・。」


スピネル:

 「・・・フフフ、そうでございました。すでにブルーレース様のお力は大魔王を超えてございましたな。」



魔物:

 「えええ!!?」



 ブルーレース:

 「・・・・・・・・・。」



スピネル:

 「しかし残念でございました。大魔王の魔力を吸収する計画が・・・。」



 ブルーレース:

 「・・・・・・もはや・・・過ぎた事・・・。」



魔物:

 「(こ、殺すだけのために・・・大魔王を復活させるつもりだったのか!!?)」



 ブルーレース:

 「・・・・・・だが・・・・・
(ギロッ)


スピネル:

 「心得ております。身の程視らずの人間どものことは、過ぎた事で済ますわけには参りませんな。」



 ブルーレース:

 「・・・・・偵察鬼を放て・・・。」



スピネル:

 「偵察鬼ですか?これはまた慎重な・・・。」



 ブルーレース:

 「・・・・・・・・・・・。」



スピネル:

 「・・・分かりました・・・。確かに、今の人間界・・・侮れぬ戦力なのかもしれません。身の程知らずとは失言でした。」



魔物:

 「(そういえば、今回の件だけでなく、人間界に向かった とるこいし様もオニキス様も戻ってきてないもんな・・・。)」



スピネル:

 「偵察鬼・パールを呼べ!」






 ゆきんこ:

 「おや、皆様方。どうされました、そんなに血相を変えて。」


魔物A:

 「ついに追いついたぞ!!大魔王様の仇!」



魔物B:

 「かかれーっ!!」



 ゆきんこ:

 「(うーむ。また無用な殺生をせねばなりませんか。)」


 ネコ侍:

 「待つニャ。」



 ゆきんこ:

 「はて?」


 ネコ侍:

 「見れば多勢に無勢、このマタタビが助太刀するニャ。」



魔物A:

 「何だコイツは!ええい、構わねえ!両方ともぶち殺せ!!」



 ゆきんこ:

 「(むむっ!このネコ殿!凄まじい使い手と見ましたぞ!)」


 マタタビ:

 
「フニャ――――――っっっ!!!」


 
すぱすぱすぱーん!!


魔物:

 「やっ・・・や・ら・れ・た―――ッ!!」



 
ぶしゅーっ!!ばたばたばたばた×30ぐらい。


 マタタビ:

 「ニャ無阿弥陀仏・・・、次に生を受ける時は、あの雲にでも生まれ変わるが良かろう。」



 ゆきんこ:

 「
(パチパチ)お見事な腕前でございます。」


 マタタビ:

 「無用な手助けだったかニャ?」



 ゆきんこ:

 「いえいえ。感謝してございますよ。わたくし松山雪之丞と申しまする。」


 マタタビ:

 「拙者はマタタビ、あてもなく彷徨う風来坊ニャ。まあ強いて言うニャら武者修行の旅といったところニャ。」



 ゆきんこ:

 「なるほど。左様でございましたか。」


 マタタビ:

 「雪之丞殿も相当の使い手とお見受けするがニャ。」



 ゆきんこ:

 「さあ、どうでしょう。」


 マタタビ:

 「如何かニャ、ひと勝負。強い相手と戦うのは剣士の誉れニャ。」



 ゆきんこ:

 「遠慮させていただきまする。あなたが相手では本気を出さざるを得ませぬゆえ。」


 マタタビ:

 「ははは・・・、ニャるほど。拙者もまだ死にとうはござらんからニャ。」



 ゆきんこ:

 「マタタビ殿はこれから特に向かうあては無いのでございますか?」


 マタタビ:

 「そうよニャあ・・・。先だって大魔王ダイヤモンドを討ったのは貴女かニャ?」



 ゆきんこ:

 「左様でございまする。」


 マタタビ:

 「やはり。復活の噂を聞いて腕試しに挑もうと思いやって来たが、もはや必要ニャくニャり申した。」



 ゆきんこ:

 「ははあ。それでは私と共に参りませぬか?ほかにも強い方々がたくさんおりまするよ。」


 マタタビ:

 「ほう、それは楽しみニャ。」



 ゆきんこ:

 「マタタビ殿がよろしければ、ですが。」


 マタタビ:

 「それではお言葉に甘えるとするかニャ。こちらこそお願いするニャ。」




 魔界ではブルーレースが動き出し、ゆきんこはマタタビを味方に引き入れた。



 (ホントはマタタビは寡黙なキャラにしたいんじゃが、喋らせんと話が進まんからしょうがなかった。)





6/6 (金)



 管理者:

 「いやー、阪神に3つ負けたおかげでゲーム差がえらいことになっとるよ。」



 美咲:

 「んー?3試合連続でボロ勝ちしたぞ。1試合目は13−1、2試合目は11−0、3試合目は19−2。勝ち投手は1戦目はケンシン、2試合目は朝倉、3試合目は山本昌だ。ははは、2位のヤクルトに20ゲーム差つけちまったい。」


 管理者:

 「それは、お前の『熱チュープロ野球2003』の話だろ。」



 美咲:

 「今年のペナントリーグは夢なんだよ。」


 管理者:

 「げ、現実逃避すなー!!」



 美咲:

 「考えてもみろ、中日に来てから1軍で1試合も投げてない川崎が、現時点で48万以上の票を集めて先発投手部門の2位に付けてるんだぞ。こんなの夢じゃなきゃありえん。」


 管理者:

 「ああ、そうか。そういやそうだね。そう言われてみれば、そんな気もしてきたよ。そうかそうか、夢だったんだ。」



 美咲:

 「そうそう。夢。全部夢。ケンシンが肩を痛めたのも、朝倉が骨折したのも、ムッチーが死んだのも、今年のギャラードがぶっ壊れてるのも、みんな悪い夢だ。」


 管理者:

 「そうかそうか。立浪がぎっくり腰になったのも、井端が遊離軟骨になったのも、大西がストレス性の目のかすみを訴えたのも、関川が首を痛めたのも、ミラーに散々コケにされたのもみんな夢か。」



 美咲:

 「このどうしようもないイライラもみんな夢。」


 管理者:

 「なるほどなるほど。この胃の痛みもみんな夢か。そう考えたら気が楽になってきたよ。」



 美咲:

 「これからオレのストレス発散のためにお前はブチ殺されるワケだが、それも夢だから何も心配しなくていいぞ。」


 管理者:

 「
えええ!?そ、そっちのモードのオチに行くの!?オレはてっきり、ワシらの会話を傍で聞いてた鳴隼が呆れて終わるオチかと・・・・・・」


 美咲:

 「なんだクソチビ、いたのか。」


 鳴隼:

 「そのつもりでスタンバってたけど、管理者惨殺エンドの方が、あたしとしても楽しいしね。気にせずそのまま続けちゃいなよ。ここで見てるから。」



 管理者:

 
「この薄情者!!ひいいい!!」


 美咲:

 「じゃあ、早速八つ当たりスタート。
あーっ、ムカつ






 
うーん・・・、この絵使う機会多いな・・・。便利だ。

 今日はどうやら上手く逆転勝ちしたみたい。





6/10 (火)



 このみ:

 「えへへっ、クッキー焼いちゃった、王子様に食べてもらえるかなぁ〜!」


 プニョプニョ:

 「プニョー!」



 このみ:

 「だーめ!プニョプニョの分はもうあげたでしょ?」


 プニョプニョ:

 「プニョ〜・・・。」



 このみ:

 「そんな顔しないの。また今度焼いてあげるから。」


 プニョプニョ:

 「プニョー!!」



 このみ:

 「でもでも、もし食べてもらえなかったらどうしよう・・・。」


 プニョプニョ:

 「プニョッ。」



 このみ:

 「そうだよね!王子様は優しいから、きっと大丈夫だもん!」



 
どんっ!


 このみ:

 
「むきゅう!」


 プニョプニョ:

 「プニョー!?」


 クセルクセス:

 「はっ。これは失敬。」



 
ぼとっ


 このみ:

 「あっ・・・クッキーの包みが。」


 クセルクセス:

 「なんと、すまぬ・・・。割れておらねば良いのだが・・・。」
 ←クッキーを拾って渡す


 このみ:

 「ありがとう、おじさ・・・」


 
そして、ふと目が合った。


 クセルクセス:

 「?」



 このみ:

 「・・・
うっ・・・。うっ・・・!うえええ〜〜〜ん!!


 クセルクセス:

 
「!!!?」


 プニョプニョ:

 
「プニョ―――っ!?」


 このみ:

 
「うわ〜〜〜ん!!」

 クセルクセス:

 「
なっ・・・!き、君!お、落ち着きたまえ・・・!


 このみ:

 
「びええええええん!!」


 とるこ:

 「おい!!クセルクセスのオッサンがガキを泣かしてるぞ!!」



 みさきパパ:

 「なにぃ!?そりゃぁけしからんヤツだな!!」



 茂平:

 
「いじめカッコ悪い!」


 クセルクセス:

 「ちっ、違う!・・・っと、た、頼む、泣き止んでくれぃ・・・!」



 ホワイトマン:

 「正義の味方、ホワイトマン参・上!ここか!?いたいけな少女を泣かす悪者がいるというのは!!」



 クセルクセス:

 
「だから、違うと言うに!」


 ためごろう:

 「そ、そんなぁ。クセルクセス様がロリコンだっただなんてぇ・・・。」



 とるこ
&  みさきパパ
&  
茂平&  ホワイトマン


 「いや、アンタそれは飛躍しすぎ。」


 ためごろう:

 「どうして私のセリフだけダメ出しが入るんですかぁ〜
(><;)!?」


 クセルクセス:

 「くうっ!!」



 とるこ:

 「あ、逃げた!」



 ホワイトマン:

 「ささ、お嬢さん。悪者はいなくなりました。もう大丈夫ですよ。」



 このみ:

 「ひくっ・・・ひくっ・・・。違うの・・・。あのおじさん、すごくいい人だったの・・・。ただ、
お顔が怖かっただけなの・・・。くすんくすん。」


 プニョプニョ:

 「プニョッ。プニョッ。」



 ホワイトマン:

 「え・・・
(汗)。」


 とるこ
&  茂平

 
「ぎゃっはははははは!!」

 みさきパパ:

 「そ、そいつぁ・・・。(ぽりぽり)・・・・・・悪ぃこと言っちまったなぁ。」



 ためごろう:

 「えへへ、私は初めからクセルクセス様のこと信じてましたぁ。」



 とるこ
  みさきパパ
&  
茂平&  ホワイトマン


 
「嘘付けボケぇ。」

 ためごろう:

 
「ど〜してですかぁ〜〜〜(><;)!?」





 クセルクセス:

 「時々、無性にこの顔が嫌になる・・・。我は何もしていないというのに、琴姫には曲者扱いされるし、動物は逃げるし、子供は泣くし、悪党は命乞いするし・・・。」



 神田:

 「オッサン、飲みすぎは身体に良くないぜ?」



 美咲:

 「気合の入った良い顔だとオレは思うがな。」



 ラーメン屋で自棄酒かっくらう、傷心のクセルクセスの姿があったそうな。





6/11 (水)



 今日のお買い物。漫画本ばっか。

・「賽の目繁盛記」  第4巻
・「ニニンがシノブ伝」  第2巻
・「ああ播磨灘」文庫版  第12・13巻
・「御意見無用っ!!」  第8巻



 シノブ伝は、この前1巻を買ってそんなにたってないのでアレですが、他の3項目はいずれも随分と久しぶりに続きをゲットしたので、なんとなく懐かしい快感。

 「賽の目繁盛記」は、1、2、3巻となるにつれて、どんどんシリアス度増加にともないキャラの頭身が高いバージョンが多くなってきていたが(注:この漫画、キャラクターが6頭身ぐらいのバージョンと2頭身バージョンが頻繁に入り乱れる)、4巻はほとんどが2頭身だったね。

 主役のしーちゃんは、もちろん2頭身は可愛いのだが、6(?)頭身はキレイなので、こっちももう少し見たかったかな。

 それより一番笑ったのは、しーちゃんがぺペロンチーノに冬用のマントを買ってきたシーンで「ありがとー!サンキューしー チューしちゃうよチュー」と大喜びのあまり しーちゃんのほっぺにキスしようとするぺペロンチーノを追い払うでもなく「うひひひ」と笑っていたところである。

 嫌がるどころか、一緒になって喜んでたし。

 美女が恋愛感情も持っていないブサイク(失敬)にキスを迫られて、嫌がるどころかスケベ親父のよに「うひひひ」と笑って受け入れるのは生まれて初めて見たし、おそらくもう二度と見ることもないであろう(笑)。抵抗してなかったから、多分キスされたんだろうな。

 それともダイスの出目が悪くて「キスをかわすのに失敗した」のだろうか(違)。

 ともかく。いかに、しーちゃんが他人に対して人当たりが良いかを如実に物語るシーンであった。こんな友好的で純真で無警戒でユーモアにとんだエルフ見たことない。大ファンです(笑)。

 それから、もうひとつ笑い転げたのは「しーちゃんVSパンシャブ3兄弟」。『わー、大変だ!5/3は割り切れませんぜー!』の場面では、思わず周囲に人がいたのに爆笑してしまった。

 「シノブ伝」って、前々から思ってたけど・・・。サスケって、普段バカやってるけど強いよねぇ・・・。好きなキャラなので、もっと活躍してほしいですな。

 「御意見無用っ!!」は最終巻の8巻だけ持ってなかったので、ようやく見つけたといったところ。大好きな羽生と九十九の出番がそれなりにあったので嬉しかった。

 「播磨灘」は・・・、白鳳が好きだったんだが、天山なんかに病院送りにされたのかよ。がっかり。播磨灘への最後の挑戦を楽しみにしてたのにのう・・・。播磨にボコボコにされるのはしょうがないと思えるけど、天山にボコボコにされるのはなぁ・・・。あーあ。

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