もんちっち劇場




12/3(火)



 デパートの小さな本屋で「集英社版・学習漫画 世界の歴史」シリーズがあったのを立ち読みしたところ、第1巻「エジプトとメソポタミアの繁栄(古代オリエント)」で、ワシの大好きなアケメネス朝ペルシアのダレイオス1世が非常に良い扱いで描かれていたので、あまりの嬉しさについつい買ってきてしまった(爆)。

 個人的にダレイオス1世は古代史最大最高の政治家だと思ってたりします。

 大帝国の維持を初めて成功させた人物と言っていいし、また異民族に対してもとても寛容な名君だった。

 具体的にどんな事をしたかというと、ペルシア領内で商業を行いやすいように共通の金貨銀貨を発行したり、長さや重さの単位を統一させたり。

 領内の道路を整備して首都と地方が連絡を取りやすいようにしたり。

 支配地域を20州にわけ、それぞれにサトラップ(総督)を派遣して分割統治し、さらに、そのサトラップが私服を肥やしたりしないよう、「王の目・王の耳」と呼ばれる監察官を派遣して、その状況をつぶさに報告させている。

 もちろん、不正が発覚すればすぐにそのサトラップは更迭である。

 他に、税金を地域ごとに一定の割合にして不公平が無いようにしたり。もちろん無制限取立てはしない。

 異民族政策としては、ペルシアではゾロアスター教という宗教が崇められていたものの、それぞれの民族の言語・宗教について干渉せず、自由を認めている。

 とにかくしっかりとした中央集権国家を確立したエライエライ政治家なのである。

 文化的にはペルセポリスの都を作ってたりする。・・・まあ、これは、ダレイオス1世が死後200年ぐらいして、アレクサンドロス大王の馬鹿がぶっ壊しやがったけどな。貴重な文化遺産を・・・(怒)。

 とにかくダレイオス1世は素晴らしい政治家だと、高校で習ってからずっと尊敬していたのだが、どーにも本とかの扱いが良くなくて不満だったんですわ。何せアレクサンドロス大王が滅ぼした国の最盛期の王様であるため、アレクサンドロスが日本人に気に入られている限り常に悪役に回されるもんだから。

 3巻の三国志も曹操びいきに書いてあったので、結構今までの歴史本とは違う角度から描いてあるもんで、興味のある人は見てみると良いと思うナリ。



 ところで、サムライガール21の続巻はいつになったら出るんだよぅ、しくしくめそめそ。





12/4(水)



 明美:

 「えー、皆さんお集まり頂きありがとうございます。なんか、女子だけを呼んだはずなのに余計な男どもが混じってますけど。」


 頭長スライム:

 「ぐへへへへ。」



 黒星山:

 「ひいふう、かたいこと言いっこなしっス。」



 美咲:

 「なんだよ。オレは忙しいんだぞ。遊びで。」


 エープ:

 「そういうのがヒマというんだ。」



 クイーン:

 「私は美咲と違って本当に忙しいというのに。(録りだめした「ポチたま」をまとめて観る予定が・・・。)」



 鳴隼:

 「帰りたい。」



 ゆきんこ:

 「ところで、ご用件は何でございましょう?」



 明美:

 「えー、コホン。正直あたしは、あんた達の将来をひっじょ〜〜〜に心配するものであります。果たして女の子がこんなに言葉づかいが悪くて世の中渡っていけるのか、と。」



 クイーン:

 「余計なお世話だ。貴様ごときに心配される筋合いなど無いわ。」



 エープ:

 「あたしは、自分より兄貴の将来が心配だ。」



 ベータ:

 「なーはーはーはー。今が楽しきゃそれでよ〜し!」



 美咲:

 「オレは全く心配しとらんぞ。天才だからな、はっはっは。」


 明美:

 「お黙り!今日はあたしが女の子らしい言葉づかいになるよう特訓してあげるわ!!」



 美咲:

 「別にどんな喋りしよーとオレ様の勝手だろ。」


 ゆきんこ:

 「私は別段汚い言葉は使っておらぬつもりなのでございますが・・・(;;)。」



 クイーン:

 「貴様の場合は逆だな。仰々しすぎるのだ。」



 鳴隼:

 「帰りたい。」



 明美:

 「ええい、問答無用!早速レッスンワーン!!挨拶よ!」



 ゆきんこ:

 「挨拶でございますか。」



 明美:

 「丁寧文で『こんにちは、いい天気ですね。』。はい、自分で女言葉に変換してレッツゴー!じゃあ、トップバッターは美咲!」



 美咲:

 「オレ?」


 明美:

 「『オレ?』じゃない、『私?』!!」



 美咲:

 「うるせーな。」


 明美:

 「ホラホラ、早く、挨拶挨拶!」



 美咲:

 「『よ。』」


 明美:

 「・・・・・・。」



 美咲:

 「終わり。」


 明美:

 「
だ、ダメダメだ―めー!!あんた、やる気あるの!?」


 美咲:

 「あるわけねーだろ。」


 明美:

 「ゆきんこ、あんたお手本見せてやんなさい!」



 ゆきんこ:

 「はっ。
 『こんにちはでございまする、本日も実にすがすがしい良きお天気でございますれば・・・。」



 明美:

 「長い!!堅い!!重い!!」



 ゆきんこ:

 「はうう!申し訳ございませぬ!」



 明美:

 「もっと楽な感じでいいの!クイーン、次あんた。」



 クイーン:

 「フン。『いい天気だな。まるで貴様の頭の中身のよう・・・」



 明美:

 
「スト―――ップ(○□○;)!!いきなり喧嘩売ってどーすんの!!」


 クイーン:

 「むう・・・。(褒めたつもりだったのだが・・・。)」



 明美:

 「鳴隼!次あんた!」


 美咲:

 「クソチビなら帰ったぜ。」



 明美:

 「
な、なぬーっ!?煤i○□○;) いつ!?いつよ!?」


 美咲:

 「ゆきんこが長い挨拶してる時かな。」



 黒星山:

 「うわーん、メイたん!つれないっス!!」



 クイーン:

 「ちっ、私も帰れば良かった。」



 明美:

 「てゆーか、冒頭から登場してるってことは、何か出番の必要があって登場させてるってことじゃないの!?出てきて何もせずに帰るなんて物語の法則的にありえないでしょーっ!?」


 エープ:

 「その掟やぶりを平気でするところが鳴隼らしいけど。」



 明美:

 「感心してないで、アンタもやりなさい!」


 エープ:

 「えーと、『こんにちは。」



 明美:

 「うん。」


 エープ:

 「あいにくのお天気で。』」



 明美:

 「なんでやねん煤i○□○;)!!」


 エープ

 「だって、外雨降ってるぜ?」



 明美:

 「誰も現実の話をせえと言ってないでしょ!例文どーりやんなさい!!」


 エープ:

 「いや、嘘はよくない。」



 明美:

 「あーもーっ!!(イライライライラ)」





 明美:

 「レッスン2!たまたま外で会った友達に時間を尋ねるとき。あたしをその友達だと思ってやって。」


 頭長スライム:

 「まだ続くのかよ。」



 ベータ:

 「というか、この講座がイマイチなんの役に立つのかが分からん。」



 明美:

 「外野うるさい!美咲、あんたから!きゃ!?」(←胸倉掴み上げられた)


 美咲:

 「(ギロ)おい。」



 明美:

 「な、何すんのよ!!」


 美咲:

 「・・・・・・・・・。」



 明美:

 「(ビクッ)ちょ、ちょっと・・・。」


 美咲:

 「『・・・今何時だ?』」



 明美:

 「(ガクッ)」


 頭長スライム:

 「ゲラゲラゲラゲラ。」



 明美:

 「そ、そんな時間の尋ね方があるかーっ!!(>□<;)!!マジ怖かったんだから、バカーっ!!」


 美咲:

 「んー?壁越しの場合、片手を相手の頭上の壁に当てて相手の逃げ場をふさぎながら訪ねるバージョンもあるぞ?」



 ベータ:

 「それって、はたから見ると思いっきりカツアゲじゃないか?」



 黒星山:

 「カツアゲっス。」



 明美:

 「大体、アンタ友達にそんな時間の尋ね方するんかい!!」


 ゆきんこ:

 「はあ、以前、明彦殿と神田殿にそーやって美咲殿が時間をたずねていたのを見ましたが・・・。」



 エープ:

 「(ホントにやってんだ・・・。)」



 明美:

 「クイーン!」


 クイーン:

 「『ふむ・・・、では貴様に、現在の時間を報告する事を特別に許可してやろう。態度次第では聞いてやらんこともない。』」



 明美:

 「
カーットぉ!!!あんた、そらおかしいやろ!?友達にそんな喋りするわけあれへんやん!?」


 ベータ:

 「(なんで関西弁に?)(^^;)」



 クイーン:

 「私は女王だ。友人などいらん。他者は全て下郎。」



 頭長スライム:

 「
ぢょ、ぢょぅおうさまぁ〜〜!!(←大興奮気味)」


 ゆきんこ:

 「『申し訳ございませぬ、何とぞ現在の時刻をお教えいただけませぬでしょうか・・・。』」



 明美:

 「アンタは下手に出すぎ!!相手は友達っつってんでしょーが!!」


 エープ:

 「そもそも時間を気にしなきゃならんのに時計も持たず出歩くのはどうかと思うんだ。」



 明美:

 「いちいちシチュエーションに茶々入れるなあ!!(▽□▽;)」





 明美:

 「はぁはぁ・・・。次は友達に仕事を手伝ってもらってお礼を言う時。」


 美咲:

 「『サンキュ。』」



 明美:

 「わ、悪くは・・・ない、悪くはないけどぉ〜〜〜!!女言葉講座なんだから女言葉使ってよ!」


 クイーン:

 「『ご苦労。褒めて遣わす。』」



 明美:

 「もういや・・・(泣)。」


 ゆきんこ:

 「『ありがたきしあわせ、このご恩は決して忘れませぬ!!』」



 明美:

 「・・・・・・ゆきんこ、あんたは態度は悪くないからもっと楽に言ってみ?」


 ゆきんこ:

 「うーん・・・。『かたじけない、助かりました。』」



 明美::

 「うーん・・・、少しは楽になってるけどぉ〜、そのサムライ口調なんとかなんないのかしら。」


 ゆきんこ:

 「はうう。」



 明美:

 「もう独自性を追求してもダメだわ。『ありがとう、助かったわ。』、これで行きましょ。はい美咲、これで言って!」


 美咲:

 「・・・『あがっ(←舌かんだ)」



 頭長スライム:

 「げらげらげらげら。」



 黒星山:

 「ひょっとして女言葉使おうとすると体が拒絶反応するのでは・・・(汗)。」



 明美:

 「あーもう!エープ、あんた言え!!」


 エープ:

 「『ありがとう、助かったわ。』」



 明美:

 「そう!それよそれ!やりゃできんじゃないの!!」


 ベータ:

 「
おっ、おええええええ〜〜〜っ!!き、気持ち悪ぅ、夢に出る!!」


 黒星山:

 「うぎゃあ!!汚ないっス!!」



 頭長スライム:

 「ベータが吐瀉物を撒き散らしたぞ!!」



 ベータ:

 「ぐあああ!さらに全身痙攣が!!」



 エープ:

 「どーゆー意味だバカ兄貴。(ムス〜っ)」



 美咲:

 「おおっ!?部屋中の観葉植物がみんな枯れた!物凄え威力だ!!」



 明美:

 「なんじゃそりゃーっ煤i ̄□ ̄;)!!」


 エープ:

 「ありゃりゃ。」



 ゆきんこ:

 「やはり無理がありまするな・・・。」



 クイーン:

 「そうだな。女言葉を使用しただけで周囲の人間が体調を崩すようでは。」



 黒星山:

 「エープちゃんでこの威力だとすると、番長の女言葉だと地球が崩壊しそうな気がするっス。(汗)」



 明美:

 「うん。我ながら無謀な挑戦だったと思うわ。」



 
自然(いろんな意味で)は大切にしましょう。





12/8 (日)


 今週・・・というか先週ですな。

 7日間のうちの3日も「GUT’s」のヨー・ヨーマンの夢を見たんですけど・・・。

 いったい何の暗示なんでせうか。まさかヨーマンの身に何か煤i○□○;)!?






 せっかくなんで描いてみた。(描くな)

 あんまりネコ顔だから、思い切って耳をつけてやったわい(笑)。





12/10(火)



 最近ドラクエ3がすごくいいなぁと思った。

 なんとなく昔のドラクエタイプみたいなゲームがやりたくなったのぢゃよ。

 ところが、最近はそーゆーゲームがないもんで。

 うーん、なんかしたいなぁと思ってたら、ワシの目にはいってきたのが、はるか昔買ったっきりまるで手も付けずにほこりをかぶっていた「RPGツクール2000」だった。

 ふむぅ、こいつもこのまんま無駄にしてしまうのもなァと。

 ちょっぴり簡単にゲームでも作ってみようかなぁと思って、ちっと手を付け始めてみた。

 多分途中で投げ出すと思うけど(爆死)。

 主人公はとるこいしとうべべに決定。

 どシンプルなRPGにしてみよう。でも、なおかつFF10みたいに遊びの要素がたくさん盛り込めたら最高である。

 まあ、まず完成せんけど(コラ)。万一完成したらダウンロードできるよーにするのも面白い。





12/13(金)



 RPGがやりたいってゆーてたから、休みにゲームショップ行ってゲームを買ってきてたのね。

 で、買ったものが「ダーククロニクル」と「学園都市ヴァラノワール」と「天使な小生意気」の3本。

 ダーククロニクルは評判が非常に良かったので買った。

 ヴァラノワールは仲間が40人もいるというので、それなら気に入るキャラも数人はいるだろうと思って買った。

 天使な小生意気は家を出たときは全く買う気なんぞなかった・・・というか、ノーミソにこのゲームの存在すら入れてなかったが、ゲームショップで、めぎゅ(天使恵)と目が合ってしまったので買った(爆)。

 んで、まずは「ヴァラノワール」から始めてみた。他の二つはまだ封も切ってない。

 プレーしてから気がついたんだが、このゲーム、アイデアファクトリー・・・つまり「スペクトラルフォース」の会社のゲームやったんね(^^;)。しかも本編の物語が本やらビデオやらで出てて、結構知る人の間では盛り上がっているらしい。

 というか、オウリンちゃんの出なくなったスペクトラルフォースを目の当たりにして、すでにこの会社に対してワシャヘソを曲げ・・・ゲッフンゲッフン!

 まあ、いい。始めよう。

 ふむ、グラフィックはなかなか綺麗だし、キャラも個性豊かで面白い。

 ちょっとやってみればすぐに好きになるキャラも出てきた。今のところ既に出会っていて気に入ってるのは、タルナーダ、デュプレ、ミュウ、エンオウ、ミルコ、空夜、ライオネル、ノーラノーラ、チャリオンといったところか、この調子ならまだまだ気に入る奴は増えそうだ。

 しかし・・・、なんというか・・・、そのぅ・・・、うーんと・・・、まあ一言でブッちゃけていえば・・・、

 
難しすぎ。
 
 無理です。クリアできません。買ったお金が無駄になるのが嫌だから必死で、こみあげるストレスを飲み込みながらプレーしてますが、もう限界です(TT;)。

 まして、一度も全滅せずにクリアなんて不可能に近いと思う。

 それに比べればFF10で「すべてをこえしもの」を倒す方が多分ラクだと思います。

 ドラクエ3の勇者一人旅クラスにつらいです。

 いや、「セーブ」「ロード」なしでクリアしろと言われたら、もう勇者一人旅よりも難しい、というか絶対に無理だ(笑)。

 だって、ステージが始まった瞬間に背後から攻撃受けて一撃で死ぬんやもん。コマンドが回ってくる前に終了するねんもん。

 このゲームを知らん人なら、レベル上げてから挑戦しなおせば?というだろうけど、このゲーム、

 いくらレベルを上げても、ダンジョンが変わるたびに
「レベル1に戻される」んですわ(死)。しかも覚えたスキルもみんな忘れる。

 というか、これマジでテストプレーしてんのか?(爆)。

 かつて、これほど難しいゲームは味わった事が無いっス。
もうあかん、挫折や。挫折してまうでぇ。

 諦めるのは勿体無いけど、なんか苦しみながらゲームするというのも、そもそもゲームの本来の意義から外れてるよーな気もするんだよねぇ。

 キャラクターやゲームの発想自体は非常にいいと思うだけに、この難易度の異常な高さが勿体無いんだよねぇ・・・。まあ、「スペクトラルタワー」作った会社だけに、難しさをウリにしたのかもしれんが、それだったら、スペクトラルタワーのよーに、パッケージに「難しい」とか「軟弱なゲーマーにはクリアできん」みたいなことを書いといてほしかった。

 次のゲームに移るか・・・(ボソッ)。





12/15(日)


 ここ数日、腰がムッチャクチャ痛い・・・。

 じじい化してるなぁ。





12/16(月)



 クセルクセス:

 「ひとつ日本の文化に挑戦してみようと思う。」


 ベータ:

 「どんなのを?」



 クセルクセス:

 「うむ。さすがに12月ともなると寒い日が続くが、古来より、暖房などに頼らずとも寒さに打ち勝つ術を編み出しているという話を聞いた。」


 ベータ:

 「へーっ!そんな便利な手段があるんか!?よし、オレも!オレもやるぞ!」



 クセルクセス:

 「おう、お主も挑戦するか。」


 ベータ:

 「おうとも!うちは金が無いから暖房買えねえし、どうやってこの冬をすごそうかと思ってたんだ!いやー、これで助かった助かった!」



 クセルクセス:

 「ならば、いっそのこと貴様らも参加せよ。」


 管理者:

 「うぎゃあ!なんでオレまで!?」



 藤次郎:

 「めんどくせえ〜!」



 黒星山:

 「ひいふう。」






 クセルクセス:

 「さて、この寒さに打ち勝つ方法だが・・・、何だと思う?」


 黒星山:

 「お風呂っス!」



 クセルクセス:

 「うーん、違うな。」


 藤次郎:

 「女を抱いて暖めあ・・・」



 
ズバシュッ!!


 クセルクセス:

 「・・・(ポタポタ)。他に意見は?」


 管理者:

 「ひぃーッ!!」



 ベータ:

 「(い、言わなくて良かったぜ・・・。)」



 クセルクセス:

 「邪魔だからこの死体(藤次郎)は捨てて参れ。」


 黒星山:

 「りょ、了解っス・・・。逆らったら命がないっス。」



 ベータ:

 「厚着する!・・・・・・あ、そんな何着も買える金が無かった。」



 クセルクセス:

 「我が伝え聞いた伝説の寒さ克服法、それは『乾布摩擦』というそうな。」


 管理者:

 「ガクッ。」



 黒星山:

 「か、乾布摩擦っスか。」



 ベータ:

 「なんだそりゃ?」



 クセルクセス:

 「裸になって、タオルでひたすらこするのだ。これで寒さをしのぎ、さらに健康的になるらしい。一石二鳥ではないか。」


 管理者:

 「うーん・・・(^^;)。」



 クセルクセス:

 「習うより慣れろだ。早速実践してみようぞ。」





 ベータ:

 「ひぃ〜!さ、さっみ〜!!」



 管理者:

 「ぶるぶるガタガタがちがち・・・」



 クセルクセス:

 「ええい、弱音を吐くな!さあ始めるぞ!」


 黒星山:

 「ボクは普段からこーゆー格好だからどうってこと無いっス。」



 
ごしごしごしごしごし・・・


 ベータ:

 「あ、あんまり暖かくならないんですけど・・・。がちがち・・・。」



 管理者:

 「(文句を言う余力が無い)。」



 クセルクセス:

 「力の入れ方が足らんのではないか?」


 ベータ:

 「ちゃんと力いれてやってるって。」



 クセルクセス:

 「貸してみい。ふん!ふん!ふん!!」(タオルでベータの背中を力いっぱいこする)


 ベータ:

 
「煤宦、◆☆ё〒×□!!!!」


 管理者:

 「うわあああ煤i○□○;)!!」



 クセルクセス:

 「どうだ、暖まったか?」


 ベータ:

 「せ、背中が・・・!背中の感覚がねえっ・・・。」



 黒星山:

 「ひいふう。肉が邪魔で背中が上手くこすれないっス。」



 クセルクセス:

 「ん、そうか?では我がこすってやろう。」


 黒星山:

 「
いっ!?いや、け、結構っス!自分でやれるっスから・・・!!」


 クセルクセス:

 「遠慮する事は無い。ぬおおおおおっ!!」


 
がしがしがしがしがしがしっ!!


 黒星山:

 
「ぎ・・・ぎゃああああああああああああっっっっっ!!!!」


 
ボッ!!


 管理者:

 「ゲェ――――――ッ!!発火した!!!?」



 さらに黒星山の脂肪に引火して炎上した。



 黒星山:

 
「ぎょえー!!」


 ベータ:

 「うひょー!こりゃあったけえや!」



 管理者:

 「うー。生き返るー。」



 クセルクセス:

 「むう・・・。そうか、乾布摩擦とは焚き火の事だったのか・・・。確かに暖かくなったな。」


 ベータ:

 「そ、そんな締めくくり方でいいんですかい・・・(^^;)。」






12/17(火)



◆頭長スライムの詩5


 頭長スライム:

 「ぐへへへへ。」



 エープ:

 「こんにちは。」


 頭長スライム:

 「今日のオレは非常に機嫌がいい、オレ様の天才的な詩を聞かせてやるぞ。ありがたく思うがいい。」



 エープ:

 「さようなら。」


 頭長スライム:

 「しかしまわりこまれてしまった。」



 エープ:

 「むっ、やるな。」


 頭長スライム:

 「ぐへへへへ。そうは問屋がおろさんぜよ。」



 エープ:

 「耳栓持ち歩いておくんだった。」


 頭長スライム:

 「ぐへへへ。さっきも言ったように、オレ様は機嫌がいい。よって、今回は特別にお前にも参加させてやろう。オレがまず詩を読むので、お前はそれに対する返詩を即興で作るのだ。」



 エープ:

 「やだ。」


 頭長スライム:

 「黙れベータの付属品。お前に人権・・・じゃないや、選択権は無いのだ、ぐへへ。」



 エープ:

 「殺しちゃうよ?」


 頭長スライム:

 「こ、殺してみい。お前のバカ兄貴呪い殺すぞ。」



 エープ:

 「関係ない兄貴まで巻き込むな。それに、お前にバカ呼ばわりされる言われはない。」


 頭長スライム:

 「タイトルは『タマちゃんとベッカムとムネオハウス』。」



 エープ:

 「(どうせ、タイトルと内容は繋がってないんだろうな。)」


 頭長スライム:

 「
『はげ頭に毛が3本

 今朝見てみたら毛が4本

 やったぞ増えたぞ嬉しいな

 よく見たら、その1本は枝毛だった

 オレは世の中が憎い

 憎いったら憎い

 だれが「枝毛」なんて言葉を考え出した。

 もし「予備毛」という名前だったら今頃きっとオレは幸せに違いない。』



 エープ:

 「・・・・・・・・・。(枝毛だろうと予備毛だろうと虚しい事には変わりはないだろう・・・。)」


 頭長スライム:

 「モタモタするな、すぐに返詩を返すのだ、今すぐ、今すぐだ。アドリブで返すのだ!」



 エープ:

 「じゃあ、返すぜ。



 
『悠久たる水の流れ

 永遠(とこしえ)たる時の流れ

 絶え間なく流れども 水は元の水にあらず

 果てしなく流れども 時は元の時にあらず

 過ぎ去った時間(とき)は戻らず 淡い朝の霜の如く消え

 消え去った時間(とき)は還らず 遠い日の夢の如く散る

 打ち響くは 無為たる時間(とき)の悔恨の呪詛。』



(解釈:

 水の流れは変わらず続いても、その水は元の同じ水ではない。

 時の流れも同じで、果てしなく続いているようだが、同じ時は流れない。

 過ぎていった時間は二度と戻ることなく消えていくのである。
 
 無駄に過ごした時間を悔やむ想いが、まるで呪いの言葉のように心の中で響いているよ。)


(大意: こんなクソくだらん事に貴重な時間を割かれて、不愉快な事この上ない。)



 頭長スライム:

 「・・・・・・ぐ、ぐへへへ・・・・・・・・・。ま・・・、まあちっとは やるじゃねえか。」



 エープ:

 「ふん。」






12/18(水)



◆頭長スライムの詩5.5



 頭長スライム:

 「このやろう、今ので勝ったと思うなよ。」



 エープ:

 「お前の望みどおり返してやっただけだろうが。」


 頭長スライム:

 「今のはハンデをやりすぎた。今度は同じ条件で勝負だ!」



 エープ:

 「(さっき条件が不利だったのは明らかにあたしの方だよな・・・。)」


 頭長スライム:

 「さらに条件としては、気取った難しい詩は禁止。小学生にも分かるような単純明快な・・・、そう、愛唱詩集クラスの詩を作るのだ。ぐへへへ、これなら小手先の技術に逃げる事は出来んぞ。」



 エープ:

 「どうしたら解放してくれるのかなコイツは。」


 頭長スライム:

 「さっきはオレが先攻だったから、今度はお前が先だ!さあ行け!」


 
またしても相手に詩を考える時間を与えない卑劣な手段に出る頭長スライムだった。


 頭長スライム:

 「あ、そうだ!テーマも決定。テーマは『雲』と『雪』を使うこと!さあスタート!」



 エープ:

 「ぐっ、こいつ、土壇場までテーマを伏せやがって・・・!」


 頭長スライム:

 「ぐへへへへへ!テーマは雲・雪をキーワードにした、小学生クラスの叙情詩だ!さあ、あと3秒で始めんとお前の負けになるぞ!3、2・・・」



 エープ:

 「
雲はきっと冷たい人なんだろうね

 こんな冷たい雪を降らすよ

 雲はきっと厳しい人なんだろうね

 こんな厳しい寒さで包むよ

 でも 雲はきっと芸術家なんだろうね

 こんな白くまばゆい世界を作るよ


(※もし似た詩が存在してたらごめんなさい)」


 頭長スライム:

 「・・・・・・・・・・・・。な、なかなかだな・・・。」



 エープ:

 「全然。」


 頭長スライム:

 「えーっと・・・オレか・・・。うーんと・・・。」



 エープ:

 「・・・・・・。」


 頭長スライム:

 「雲が・・・えーと。雲の・・・雲がくもくもくも・・・」



 エープ:

 「・・・・・・。」


 頭長スライム:

 「あ、ちょっと待ってね。すぐに凄いの聞かせたるから。」



 エープ:

 「・・・いいよ。」


 頭長スライム:

 「えーっと。雲の・・・じゃなくて、・・・雪が降る。雪が積もる。雪が・・・」



 エープ:

 「・・・・・・。」


 頭長スライム:

 「あ、ゴメン、今のなし!もう一度最初からやらせて!なっ!なっ!」



 エープ:

 「・・・いいよ。」


 頭長スライム:

 「えーと、オレは雲だ。」



 エープ:

 「・・・・・・。」


 頭長スライム:

 「雲は強い、なぜなら・・・。」



 エープ:

 「・・・・・・。」


 頭長スライム:

 「なぜなら、雲は・・・雲は・・・、うぐっ!ぐふう。うぎぃいいいいっ、ぐふぅうぅうぅううぅぅぅううううっ(泣)!!」
←何も思い浮かばなかったらしい


 エープ:

 「泣くなよ、こんなことで。」


 頭長スライム:

 「ぐひっ、ぐふふっ、うぐぅ・・・。雲は雲は雲は〜・・・。」



 エープ:

 「もういいって。あんたの勝ちでいいから。」


 頭長スライム:

 
「ぐへへへへへへ。そうか、負けを認めたか。やはりオレ様は詩の天才。器の違い思い知ったか、このうすらバカ。オレに挑む事自体そもそも間違いなのだ。お前など馬糞でボーリングでもしてる方が似合いだ、ぐへへへへ。」


 エープ:

 「悪いけど、腹も立たんよ。」






12/22(日)



 白星山:

 「やぁー、黒星山くん。相変わらず汗臭いねぇ。」



 黒星山:

 「うっ!そういうお前は、ボクと同期の白星山!一体何の用っスか!?」



 白星山:

 「んん〜?なんだいその口の利き方は?言っとくけど、ボクぁ関脇だよ、関脇。今にも横綱に上り詰めようという日の出の勢いのスーパースターだよ、ボクは。かたやキミは序二段。対等に口利ける立場じゃねぇんだよ、このクズ!」



 黒星山:

 「ぐっ!す、すみませんでした。」



 白星山:

 「はっはっは、ミジメだねぇ、同期でこれだけ水をあけられて、そのうえ、キミが憧れてた親方の娘さんまで横取りされたこのボクに、へつらわなきゃいけないんだからねぇ〜。ま、勝負の世界だから仕方ないかぁ。」



 黒星山:

 「(むぐぐぐぅ〜!相変わらず嫌な奴っス!!)」



 白星山:

 「ま、来年挙式の予定だから、結婚式にぐらいは招待してあげるよ。それにひきかえ、キミにはイブを共に過ごす女性すらいないんだろうなぁ。では、ボクはキミと違って忙しいので、これで失礼するよ、はっはっはっはっ。」



 黒星山:

 「うぎぎぎぎ〜!!悔しいっス、悔しいっス!!ああまで言われて何も言い返せないのが腹立たしいっス!!(じたばた)」



 美咲:

 「よー。」


 黒星山:

 「あ、番長。」



 美咲:

 「イヤミなヤローだな。オレがあんにゃろ二度と土俵に上がれない身体にしてやろうか?」


 黒星山:

 「い、いや、そこまではしなくてもいいっスけど・・・(汗)。」


 美咲:

 「何だつまらん。」


 黒星山:

 「(この人は本当にやるから怖いっス。)」



 美咲:

 「大体お前も言われっぱなしで引き下がんなよ。」


 黒星山:

 「うぅーん。でも事実は事実っスから。向こうはいまや相撲界の頂点に立とうかというスーパースターで、そのうえ甘いマスクで女性ファン急増中。かたやボクはいつまでも芽が出ないのを、親方の広い心のおかげでクビにされずに済んでるだけの存在っス。」



 美咲:

 「立場はわかるけどさ。イモ引いちゃいかんときがあるだろが。一生あのアホに馬鹿にされ続ける人生送る気か?」


 黒星山:

 「そこっス!」



 美咲:

 「ん?」


 黒星山:

 「番長はどんな男性が好きっスか?」



 美咲:

 「あぁ?な、何でそんな話になんだよ。」


 黒星山:

 「いいから。どんな感じで接してくれる男性がいいっスかね?」



 美咲:

 「んんー。そんなの考えたこともなかったからなぁ。」


 黒星山:

 「やっぱり優しくしてくれる男性とか?」



 美咲:

 「いや、むしろオレが間違いを犯した時とか、ぶん殴ってでも叱ってくれる奴のほうがいいな。」


 黒星山:

 「なるほどなるほど。よく分かったっス。」



 美咲:

 「何企んでんだよ。」


 黒星山:

 「早速この方法でメイたんを落としてくるっス!白星山め、よくもボクにイブを一緒に過ごす相手もいないなんて馬鹿にしたっスね!見てろっス!!」


 美咲:

 「おいおい・・・。あくまでもオレの好みであって、クソチビもそうだとは限らんぞ。・・・あーあ、行っちまった・・・。あいつ、もしかして鳴隼ぶん殴りに行く気か?(汗)」




 美咲:

 「うーん・・・。一応クソチビに知らせといてやるか。」






 黒星山:

 「ひいふう、メイたん。」


 鳴隼:

 「何か用?」



 黒星山:

 「いや、特に何も。(メイたんが悪いことしたら、引っ叩いて正義の道を説くっス。そうすれば、きっとボクの正義感にメロメロになるっス。)」


 どっかのおっさん:

 「鳴隼さん!」



 鳴隼:

 「やっと来たねぇ。貸してた200万円、耳そろえて返してもらうよ。」



おっさん:

 「実は年老いた親父が病気になっちまって・・・。手術にお金が要るんだ!お金は必ず返すから、返済期限を延期してもらえないか!?」



 鳴隼:

 「だめアル。約束は約束、延期は認めないよ。」



 おっさん:

 「そんなこと言わずに頼みますよ!今返したら、親父に手術を受けさせる事が出来ないんだ!」



 鳴隼:

 「あたしの知ったことじゃないよ。それに、いっそくたばってもらった方が保険が入って助かるんじゃないの。」



 黒星山:

 「(今がチャンスっス!)コラー!メイたんの腐れ外道!!」


 
パーン!




鳴隼:

 「・・・・・・・・・。」





鳴隼:

 「・・・うっ・・・。・・・ぐすっ・・・・・・。ひどい・・・。・・・ぶった・・・。」



 黒星山:

 「ぎょっ!!」




 黒星山:

 「ああっ!メイたんー!?」



 頭長スライム:

 「ぐへへへへ。見〜ちゃった。」



 藤次郎:

 「ひゃはははは。オレなんか撮っちゃった。」



 おっさん:

 「いやー、アンタ、暴力はいかんよ、暴力は。(煙草スパ〜)」



 黒星山:

 「ええっ!?」


 頭長スライム:

 「状況が飲みこめんで混乱しとるな。ぐへへへ。」



 黒星山:

 「・・・ってか、これはどういうことっス?何で突然頭長スライムや藤次郎が現れたり、オッサンの態度が豹変するっスか!?」


 藤次郎:

 「あーあー、現役力士が好きな子に相手してもらえないからって、暴力ふるっちゃっていーのかなぁ。」



 おっさん:

 「こりゃバレたら破門だな。ただでもクビ寸前なのに、ここで問題起こしちゃ親方も庇いきれんだろ。」



 黒星山:

 「いいっ!?」


 頭長スライム:

 「ぐへへへへ。そこでだ。オレらも、まあ鬼ではない。キミの態度次第では、この件は目をつむっておいてやってもいい。」



 黒星山:

 「く、口止め料っスか!?でもボク、序二段だからお金なんて無いっスよ!?」


おっさん:

 「なになに。そんな無理な事は言わんよ。ちょっとコイツにサインして判を押してくれりゃいい。」



 黒星山:

 「・・・・・・生命保険・・・・・・。受取人名義、鳴隼・・・!?」


 鳴隼:

 「(ひょっこり)あいやあ。助かるねぇ、あたしのために保険に入ってくれるアルか。ま、恨むなら美咲を恨むんだね。」



 黒星山:

 「メイたん!?さっき泣きながら、どっかに走り去ったはずじゃ!?」


 鳴隼:

 「あんたの張り手なんか蚊に刺されたほども感じないね。」



 黒星山:

 「・・・・・・は・・・、謀られたっス・・・(ガクッ)。」


 頭長スライム &  藤次郎 & オッサン:

 「うひゃひゃひゃひゃひゃオレたちゃ全員仕掛け人♪やったぜ、ひゃっほう、オレらも分け前もらえるぜ!♪」


 黒星山:

 「渡る世間は鬼ばかりっス・・・。というか、メイたん、ついにボクの命を狙ってきたっスか!煤i ̄□ ̄;)」






12/24(火)



 カウンタが40000を越えました。HPに遊びに来てくださる皆さんに大感謝です。

 島津さんのサイトもほぼ同じタイミングで50000を越えたので、親近感わいて嬉しかったりして(笑)。

 今年は、メインコンテンツの更新がおざなりになってしまって申し訳ないです。来年以降改善されると約束ができないのが情けないところですが、時間の合間を見つけて更新していきたいです、ハイ。

 それにしても、このサイトも長い事続いてきてますなぁ。4万ヒットなんて、始めた頃には考えもしなかった(^^;)。

 これからも、見捨てないで下さいましね(;;)。というか、見捨てられない努力をせんか、ぐはー(自滅)。





12/24(火)



 美咲:

 「今日はクリスマスイブということで、」


 神田:

 「若い男女がイチャつきあう日だな!さあー、デートしよーぜ、デー(ぼごぉっ)えろば!?」


 美咲:

 「サンタに扮装して、クリスマスプレゼントを配りに行く計画を実行に移す日だ!」


 クセルクセス:

 「うむ。」



 ベータ:

 「おーっ!準備万端、さあ、配るぞ配るぞーっ!」



 神田:

 「お、オレの出番、これで終わりかよ・・・ガクッ」



 美咲:

 「よーし、早速サンタ作戦GOだ!ガキどもの喜ぶ顔が楽しみだぜ!」





 ベータ:

 「うっしゃー!一番手ベータサンタ行っきまーす!」



 美咲:

 「しっかりな。」


 ベータ:

 「メリークリスマース!」



 とるこ:

 「なんだ、変態ニセ勇者じゃねーか。なんて格好してやがんだ、いよいよ気でも触れたのか、けけけけー。」



 ベータ:

 「ぐっ!なんてガキだ!ムカつく・・・!」



 美咲:

 「気持ちは分かるがこらえろ。サンタの役割に徹底するのだ。」


 ベータ:

 「(そうだ、ここは我慢だ。オレはサンタ。子供の夢を壊してはいかん。)」



 とるこ:

 「なんだその袋。どーせ盗んだ女の下着でも詰め込んでんだろ、けけけけー。」



 ベータ:

 
「隊長!コイツは悪い子です!良い子以外にはプレゼントはやらなくていいと思うんですが!!」


 美咲:

 「うだうだやってねーで、さっさと渡せ!後がつかえてんだぞ!」


 ベータ:

 「えーと、とるこいし君の欲しがってたものは、最新鋭の超高性能マシンガンだね。アメリカの特殊部隊が使ってるよーなヤツだ。」



 クセルクセス:

 「(なんちゅうものを欲しがっとるんだ、あやつは。)」



 とるこ:

 「おおーっ、それだそれだ!けけけけーっ、コイツで、美咲やババアどもをぶっ殺してやるんだ、けけけけけーっ!!」



 美咲:

 「上等だ、あのガキャ・・・!」


 クセルクセス:

 「き、気持ちは分かるがこらえろ!(ガシッ)」



 ベータ:

 「そんなモンで殺せるんなら誰も苦労せんけどな。」






 美咲:

 「メリークリスマス。」


 うべべ:

 「あ、美咲さん。何してるズラか?」



 美咲:

 「いや、今日はサンタさんだ。」


 うべべ:

 「あ、ごめんなさいズラ。改めて、サンタさんこんにちは、ズラ。」



 美咲:

 「小悪魔なのに良い子な君にプレゼントをあげよう。」


 うべべ:

 「うわーっ、ホントズラか!?ありがとうズラ!」



 美咲:

 「うんうん。やっぱりガキんちょは、こーゆー反応じゃないとな。」


 うべべ:

 「あ、でもダメズラ。」



 美咲:

 「へ?」


 うべべ:

 「先生に、むやみやたらに人から施しを受けてはいけないと教えられてるズラ。」



 美咲:

 「・・・かたいヤツ・・・。」


 クセルクセス:

 「ふむ。まさに良い子だな。」



 ベータ:

 「同じ小悪魔でなんでこーも違うんだろーな。」



 美咲:

 「ガキんちょはそんな心配はしなくていいの。ゆきんこにはオレから話通しておくから。」


 うべべ:

 「そうズラか?」



 美咲:

 「さて、プレゼントの希望は、『カーボンの竹刀』だったな。はい。」


 うべべ:

 「うわーっ!嬉しいズラ!!ありがとうございますズラ!」



 ベータ:

 「オレもあの坊主にプレゼントしたかったなぁ。」



 うべべ:

 「では早速お礼をしなければいけないズラ!家に戻って、オラの宝物箱を持ってくるズラ!!」



 美咲:

 「なに!?」


 うべべ:

 「先生からいつも言われてるズラ!人に親切にしてもらったら必ず御礼をすること!」



 美咲:

 「いいんだよ!サンタに恩返しなんかしなくて!!」


 クセルクセス:

 「ううむ、実にいい子だな。」



 ベータ:

 「ちょっと違うんじゃねーかな(汗)。」






  


 クセルクセス:

 「メリークリスマス。」



 琴姫:

 
「ぎ・・・ぎゃああああああっっっ!?く、曲者じゃ!誰か、出会え出会え出会え〜〜〜っ!!」


 クセルクセス:

 「いや、我は・・・。」



 琴姫:

 「きっと北条の忍びに違いないのじゃ!ええーい、皆の者、何をしておる!早く討つのじゃ〜〜〜っ!!」


 ベータ:

 「うげっ!?サムライが集まってきた!!」



 クセルクセス:

 「待て待て。我は怪しいものではない。我はサンタクロースといって・・・」



 美咲:

 「オッサン!これ以上の交渉は無理だ、引き上げるぞ!」





 
その後も3人は各地でプレゼントを配ってまわったのだった。



 美咲:

 「ふー。いいことすると気持ちがいいな。」


 ベータ:

 「そーだな。心地いい疲れというか。」



 クセルクセス:

 「・・・・・・・・・我は、まだひとつも手渡せておらんのだが。」



 美咲:

 「・・・・・・・・・(−−;)。」


 ベータ:

 「やっぱ、その・・・。なぁ。人には向き不向きがあるっつーか・・・(^^;)。」



 クセルクセス:

 「我もプレゼントを直接手渡して、子供の喜ぶ顔が見たいのだ。」



 美咲:

 「・・・・・・と言っても、全部の子供のところを回ってきちまったし・・・。」


 ベータ:

 「プレゼントは、琴姫に配り損ねたのがひとつ残ってるけど。」



 クセルクセス:

 「むう。」



 美咲:

 「うーん・・・。そうだ!子供じゃないけど、本気でサンタを信じてそうな、頭の中身が子供の奴が一人いるぞ!」


 ベータ:

 「なに!?」



 美咲:

 「しかも、そいつならオッサンの姿を見ても、ビビッたり泣いたりしない!」


 クセルクセス:

 「なんと!」



 ベータ:

 「よし行こう!すぐ行こう!早速行こう!」






 大臣:

 「女王様。サンタと申す男が面会を求めておりますが。」



 クイーン:

 「サンタ?」


 大臣:

 「追い返しましょうか?」


 クイーン:

 「い、いや待て!・・・客間に通しておけ。丁重にな。すぐに行く。」


 大臣:

 「は、はぁ。」



 クイーン:

 「それから・・・。」


 大臣:

 「は?」



 クイーン:

 「部下を客間に入れる事は許さん。一人でも入ったら貴様ら全員命はないものと思え。」


 大臣:

 「は、ははっ(汗)!」




 
大臣退室。



 クイーン:

 「(じ〜ん)。ついに、ついにサンタさんに会えるのか!いつも私が眠っている間にそっとプレゼントを置いていくサンタさん。一時は諦めもしたが、まさかサンタさんに会うという夢がかなうとは・・・。」


 
クイーンはスキップしながら客間に向かった。


 クセルクセス:

 「お初にお目にかかる。サンタクロースである。」



 クイーン:

 「サンタさんか!?」


 クセルクセス:

 「サンタである。」



 クイーン:

 「毎年毎年プレゼントを持ってきてくれて心より感謝している。一度会ってお礼を言っておきたかったのだ。」


 美咲:

 「なっ・・・!?(←ハーメルン風驚き方) 全然正体に気付いてねえ!!」



 ベータ:

 「ゲ―――ッ!?(←キン肉マン風驚き方) ほ、本気で信じてやがるぅ!!」



 頭長スライム:

 「!!(←ドラゴンボール風驚きか・・・あわびゅ!!」



 美咲:

 「しつこい。大体どっからわいた。」






 クセルクセス:

 「・・・・・・い、いや。・・・れ、例には及ばん。それが仕事ゆえ。」



 クイーン:

 「ところでサンタさんに会えたら、いろいろと質問したい事があってノートにまとめておいたのだが、答えてもらっても良いか?」


 クセルクセス:

 「し、質問!?」



 クイーン:

 「・・・ダメか・・・?(しょぼん)」


 クセルクセス:

 「い、いや、かまわんが。」



 クイーン:

 「では、質問1。『サンタさんはどこに住んでいるのですか?』。」


 クセルクセス:

 「うっ・・・、北極!」



 クイーン:

 「北極?」


 クセルクセス:

 「い、いや、そうではなく・・・、スイス・・じゃない、そう、スウェーデンだ。」



 クイーン:

 「そうか、スウェーデンだったのか。続いて質問2。『サンタさんは、なぜ子供が欲しがってるプレゼントを正確に把握できるのですか?』。」


 クセルクセス:

 「うむ・・・。それは、その・・・。情報網がしっかりしているからである。本部にはそれらの情報を区分けするシステムが確立されているのだ。」



 クイーン:

 「質問3。『サンタさんはなぜ夜に行動するのですか?』。」


 クセルクセス:

 「それは・・・、それは昼だと人も多く交通が不便だからだ。」



 クイーン:

 「質問4。『サンタさんは普段は何をしているのですか?』。」


 クセルクセス:

 「うむ、それはだな・・・。えー、普段は世界各国の子供が何を欲しいのか、その子供がどこに住んでいるのか、そういったリサーチ作業をしている。」



 クイーン:

 「質問5。『サンタさんはどうして大量のプレゼントを1日で配り終える事が出来るのですか?』。」


 クセルクセス:

 「ええと、その・・・。サンタは実は一人ではないのだ。たくさんのサンタが配る担当を決められていて、そのブロックのみを配るから時間内に配り終える事が出来るのだ。」



 クイーン:

 「なるほど。」


 クセルクセス:

 「お、終わったか・・・?」



 クイーン:

 「次のページ・・・(ぺらっ)」


 クセルクセス:

 「煤i ̄□ ̄;)!!」



 クイーン:

 「質問6。『サンタさんはどうして煙突から入るのですか?』。」


 クセルクセス:

 「あの、その・・・。何だ・・・。いや、別に煙突から入るとは決まっておらん。たまたま煙突から入ったサンタが目撃されてしまったので、その入り方が有名になってしまったのだ。正面玄関から入るサンタもいれば、窓から入るサンタもおる。」



 クイーン:

 「なるほど、先入観に過ぎなかったわけだ。では質問7。『サンタさんにはどうやったらなれるのですか?』。」


 クセルクセス:

 「うむぅ、こ、国家試験があるのだ。うむ!それで合格した者のみがサンタクロースになれる。その試験は大変難しく東大に合格するよりも難しいのだがな。」



 クイーン:

 「ほう・・・。では、サンタさんは頭がいいのだな。」


 クセルクセス:

 「そ、そう言う事かもしれんな・・・。」



 クイーン:

 「質問8。『どうしてトナカイが飛ぶ事ができるのですか?』。」


 クセルクセス:

 「それは・・・。それは・・・そりにエンジンが・・・。」



 クイーン:

 「エンジン?」


 クセルクセス:

 「いや!違う。今のは取り消す。魔法だ!魔法の力で浮いているのだ!!」


 クイーン:

 「そうかぁ、魔法かぁ。では、サンタさんは魔法使いでもあるわけなのだな。」


 クセルクセス:

 「う、うむ。よって国家試験も魔法の実技が・・・」



 
ベータ:

 「ぎゃはははは、おもしれー!あのクセルクセスがしどろもどろになってるぞ!」



 美咲:

 「オッサン、自分で何言ってんのか分かってねえな。」


 ベータ:

 「まあ、これはこれで面白いけど。」




 なお、今回のプレゼントの費用は、美咲が全国の不良(限定)からカツアゲしまくって集めたお金から出されています(謎)。





12/27(金)



 どうも、今回のコミケは、複数のイベントが重なり、ただでも死者が出ないのが奇跡という混雑振りに更なる拍車が掛かるらしいですな。

 治安も相当悪くなるらしいので、ホンマに危険だとか。

 友達やネット仲間がいっぱい参加するようなので、みんな無事に帰って来てよ(^^;)。





12/29(日)



 今日の中日スポーツを見たら、どうやら安藤友美記者の担当が替わるとか。

 実は拙者は彼女の書く記事の大ファンでして、とかく何かとチーム状態が悪いと辛口を通り越して偏見・自虐が飛び交う中日スポーツの記事の中で、選手一人一人の素顔を追及し、心温まるいい話を紹介して、本当に一人一人の選手に深い愛情を注いでるのが良く伝わってくる温かい記事は秀逸でありました。

 どんなにチームが悪い状態でも、それらの記事を見れば何となく気持ちが安らぐというか、とにかく気持ちが殺伐としてきたところを癒してくれるような、とにかくそんな心地よさがあるんですな。

 そんな安藤記者が、新年から中日スポーツの中日番記者(ドラ番)から巨人番記者に配置転換という事だそうで、もう中日選手のいい話とかが紹介されないのかなぁと思うと非常に寂しかったりします。

 とにかく、安藤記者のよーに、選手のいいところを一生懸命探して、いろんな角度から選手の魅力や人間味を伝えてくれるような、試合を見るだけでは分からない選手の内面を伝えてくれるような、そんな記事を書いてくれる人が後釜に座って欲しいですな。





12/31 (火)



 みなさん、いよいよ今年も残すところあとわずかとなりました。

 そんな今年最後の日を、車のドアで指をはさみ、ネコに噛み付かれて締めくくったもんちっちです、こんばんは。

 さて、今年はもんちっち劇場において、数々のしょーもないドラマが生まれました。今年最後の日に締めくくり企画として、こんな賞を選出してみました。やれやれ。

こちら



 それでは、皆さん良いお年を。

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