もんちっち劇場






5/18 (木)



 昔ドラゴンズは、巨人との直接対決までに残り一つでも負けたら優勝が消滅する、という局面から怒涛の6連勝を成し遂げ、直接対決に持ち込みました。

 中でもその6連勝目がすごくて、既に巨人はマジック1。マジック対象チームはドラゴンズ。

 つまり、ドラゴンズがその試合負けたらその時点で巨人の優勝が決まってしまう、残り4球団は既に脱落した、という状態だったわけですが、

 対戦相手との広島との競り合いを何度も何度も食らいつき、ついに最後の最後でひっくり返しました。

 決して楽な試合ではなく、エースの今中をリリーフ投入するという、全員野球でもぎ取った勝利でして。

 その逆転勝ちを決めた時の実況アナが感極まって半泣きで「ドラゴンズは死なない!ドラゴンズは死なない!!」と繰り返していたのを覚えています。

 ただでも怒涛の連勝に驚いていたのに、これまた土壇場の劇的な勝利に感動してた所にこのフレーズだったもんで、もう本当にドラゴンズが眩しくてカッコ良くて。

 興奮してなかなか寝つけなかったけど、その眠るまで、その感動した「ドラゴンズは死なない!!」のフレーズを何度も何度もつぶやきながら眠りについた学生時代のワシ。

 その後の直接で負けて目の前胴上げ喰らったけど、でもあの年の野球は本当に面白かった。いい思い出であります。



 そして2017年。あの恰好良かったドラゴンズは死んだ!!(号泣)



 ピッチャーは四球で自滅。バッターはチャンスで逆にビビって凡退。采配は消極策のオンパレード。

 あの美しい思い出が、メチャクチャに踏みにじられてる気分ですわ。

 まぁ、良い時期もたくさん見せてもらって来たんでね、悪い時期も目は背けまいと思って応援してますけども。

 目先の一勝よりも、まず戦う集団に戻ってほしいんだよねぇ。

 オイラは、ドラゴンズが弱いことが悔しいんじゃなくて、弱気なことが悔しいんだよ。

 逃げてたら明日のスターは育たないと思うんだ。



 と、愚痴はこの辺にしておいて栄冠の続きに行きまする。


美羽高にオネエ現る!!






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宇都宮 繁 (うつのみや しげる)

卒業時の身長・体重  186センチ 95キロ



第9期生。人呼んで「燃えるオネエ」。

最高158キロというとんでもない剛速球を投げるサウスポー。

身長186センチ 体重95キロという堂々たる体躯から、凄まじい剛球を投げ下ろす。

しかも体力に優れ、試合終盤になるにつれてどんどんノッて行くタイプ。

以前紹介した露木は、試合の立ち上がりが悪いスロースターターだったが、

宇都宮の場合立ち上がりは悪くなく、終盤にさらに良くなるというタイプなのである。

ただし、非常に気分屋なところがあり、たとえばマウンドが合わないだの、

やれ気候が寒いだの暑いだので、大幅に調子を狂わせる厄介な投手でもある。

良い時は手が付けられないが、悪い時は試合をぶち壊すという、好不調の波が非常に激しい投手である。





入部の自己紹介では、巨体をクネクネ動かしながら、

「うっふぅ〜ん。宇都宮繁でーすvピッチャーやってまーすvvv

好みのタイプはぁ・・・三嶋先輩vvv!!キャーッ、言っちゃった!!」
などと暴走し、

全部員をドン引きさせた。

さらにそれにブチ切れた美咲監督が

「てめえは男なのか女なのか はっきりしやがれ!!」と吠えたため、

全部員が脳内で「お前が言うな!!」と総ツッコミしたという伝説がある。





何かに付けては三嶋の側にピッタリと張りつき、隙あらばお尻を触ったり腕を絡めたりと積極的アピールを繰り返したため

一時的に三嶋が大スランプに陥ってしまったこともある。

大抵同学年の池上が宇都宮を蹴り飛ばして引き離してくれるおかげで、三嶋の貞操は守られた(ぉ)。



三嶋の卒業後は下級生に矛先が向き、

10期生の羽田、11期生の平川などが頻繁にボディタッチを受けまくる羽目になり、

最後の大会で敗れた時は、みんなは敗れて悔しくて泣いていたが、彼らはやっと宇都宮から解放されると嬉しくて泣いたと言われる。



そんな滅茶苦茶やっていたが、チーム自体は結構バランスよく強く、初戦敗退ながら甲子園にまではちゃんと勝ち進んだ。

ドラフトでは読売ジャイアンツから1位指名を受けた。オネエでガチホモだという事をスカウトが調べ損ねたのかもしれない。




さて、ドラフトの日がやってきたが、美咲監督をとんでもない悲劇が襲う。

あまりの出来事にドラフト会議中継中に監督が泡を吹いて昏倒する事態に…。

何が起こったのかというと。



第1回 選択指名選手  読売   宇都宮繁  美羽高校。

第2回 選択指名選手  読売   池上晴毅  美羽高校。

第3回 選択指名選手  読売   戸塚勝秀  美羽高校。


ついでに、

第2回 選択指名選手  広島東洋  二見紳太郎  美羽高校。



あろうことか、手塩にかけて大事に大事に育てた選手が、宿敵ジャイアンツに3人立て続けに指名され、

さらに、同じくセ・リーグのカープにもう一人指名されるという、

ドラゴンズファンの美咲監督にとって我が子を仇に攫われるような出来事が4連発したのだった。



もちろん野球部の監督という仕事上こういう事も覚悟はしていたが、

よりにもよって「読売ジャイアンツ」からの3連続指名はさすがにショックだった。

というか、読売はどれだけ美羽高校評価してくれてるんだよwwww



実際ゲームでこうなったんで大爆笑しましたよ。

余所は指名してくれねえのかよ!逆に巨人は何で余所の高校・大学・社会人は指名しねえんだよ!と、いやー、美咲には悪いけど、オイラは面白かった(笑)。

こんな偶然ってあるんやね。これ、ランダムなのにこうなったんですよ?








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池上 晴毅 (いけがみ はるき)

卒業時の身長・体重  175センチ 66キロ



宇都宮と並ぶ、第9期生のダブルエース。

150キロ近い速球は球持ちがよく打者からはタイミングが取りづらい。

手元で細かく変化させて凡打を引っ掛けさせたり、チェンジアップでタイミングを外したり、と、

力で押しまくる宇都宮に対して、技と頭脳で試合を組み立てるタイプである。

ところが、その投球スタイルとは裏腹に性格は凄まじく頭に血が上りやすい熱血型。

せっかく頭がいいのに、その頭を使わずに単調になって打ち込まれることも多かった。

怒りんぼだが非常に真面目な少年であり、

奇人変人だらけの9期生がチームとしてキチンとまとまったのは彼の存在が非常に大きい。

幸い、宇都宮と共に巨人入団(池上は2位指名)が決まったので、

ジャイアンツの選手たちを宇都宮の魔手から守ってくれる事だろう。






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戸塚 勝秀 (とづか かつひで)

卒業時の身長・体重  184センチ 72キロ



第9期生。

俊足、攻守の華麗なセカンド。送球も正確で将来ゴールデングラブも狙えそう。

ただ、凄まじいナルシストで、華麗な守備というのも、上手なので華麗なのではなく、

如何に華麗に見せるかという事にこだわっているので、時折要らん動きを混ぜることがやたら目立つ。

一見女たらしのようにも見えるが、女性よりも何よりも自分自身が大好きなので、

女性にモテたいというのではなく、カッコいいと言ってもらいたいだけだったりする。

宇都宮に言わせると「ナヨナヨカッコつけてるばかりで男らしくないわ。あんな軽薄な男は嫌いよ。」とのこと。

上記のとおり、読売ジャイアンツから3位で指名された。









徳江 良太 (とくえ りょうた)

卒業時の身長・体重  178センチ 84キロ



第9期生。サードがメインだが、外野も守れる。

細かい配球を考えるのが嫌いで、初球からドンドン振り回すブンブン丸である。

パワーは1年生の時から目を見張るものがあったが、

三嶋からの指導も受けて、徐々に上手くミートする技術も身に着けていき、

3年生になることにはクリーンアップを任されるまでに成長した。

上の絵にもあるが、あろうことか神聖な部室で大量のエロ本を読みふける(ゲームで実際にイベントが発生した)という、

あの7期生露木キャプテンですらやらなかった暴挙を達成。

その後、監督室に呼び出しを喰らったが、その時の出来事を聞いても彼は子犬のように震えるばかりで決して語ろうとしない。

卒業後はなにやら、怪しい占い師になった。エロ本呼び出し折檻事件で何か人生観が変わったか宗教に目覚めたのかもしれない。







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二見 紳太郎 (ふたみ しんたろう)

卒業時の身長・体重  172センチ 63キロ



第9期生キャプテン。

ポジションはショートで、戸塚と二遊間コンビを組み、非常にレベルの高い守備で甲子園を沸かせた。

守備だけでなくバッティングの技術も高く、走攻守すべてそろったオールラウンドプレイヤーとして

プロチームからの評価も高く、広島東洋カープから2位で指名を受けた。

したたかな性格で、何かとチームのみんなの動向を監督にチクりまくっていたので、

先ほどの徳江のエロ本騒動に発展したわけだが、

もともと問題のある部員が非常に多かったので、監視役として監督からの信頼は厚かったようだ。

彼のチクリ癖と、池上の癇癪が無かったら、誰かが何か問題を起こして出場停止喰らっていたかもしれないのである。





本杉 鷹丸 (もとすぎ たかまる)

卒業時の身長・体重  155センチ 48キロ



第9期生。赤丸ほっぺがトレードマーク。

小柄だが、なんとキャッチャーである。

風魔忍者の末裔だと語っているが真偽のほどは怪しい。

自称忍者だけあって、動きも俊敏で、何より守備や捕球が非常に優れている。

チャンスにも強く、右方向への流し打ちも芸術的で、技量的には下位でのドラフト指名を受けてもおかしくないと思われたが、

身体の小ささが敬遠されたのか、どこからも指名されることはなかった。

「プロになれなかったから、家族との約束通り家業を継がねばならぬ。…トホホ。」と里に帰っていった。

本当に忍者になるのかと思ったら、伝統工芸の職人稼業を継ぐという事らしい。










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