もんちっち劇場
4/21 (金)
栄冠の続きです。
本当はもっと早く更新したかったけど三嶋がうまく描けんかったんですよ。
チャットでしんちゃんに「三嶋上手く描けんで1か月ぐらいかかるかもしれん」と言ってたんですが、わざと1カ月の話を出しておいた上でもっと早く更新して「お、コイツ更新ガンバっとるやないか」と思わせる作戦だったのに(?)、ホントに1カ月かかってしまった。シャレにならん。
まぁ、もっとブッちゃけたこというと、この1カ月、中日ドラゴンズがあまりにも酷すぎて何もする気が起きなくて、傷心で鬱になりかけてたのもあるかな。
最下位は覚悟してるんだけど、いくら何でもココまで惨めな状態になるとはなぁ。
天才とは何か。
生まれつき備わった優れた才能を持ち、それを腐らせることなく輝きを放つレベルまで磨き上げた者のことをさす。
連なる山脈の中で、ただ一つ高く突き抜け、下からはその頂上が窺い知れない孤高の存在である。
それは時に、凡人に己の限界を悟らせ挫折を植え付ける悪魔のような側面を持つが、
他者に同じ夢を共有させてくれる英雄でもある。
天才は、人々の夢そのもの。
本人が望まずとも、いつの間にかみんなの夢を背負っている。
超一流のエンターテイナーとして。
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第8期生キャプテン
三嶋 歩 (みしま あゆむ)
卒業時の身長・体重 182センチ 75キロ
美羽高校に突如舞い降りた野球の天才。
走攻守全てにおいて他者を圧倒し、1年生からいきなりレギュラーの座を掴む。
ちなみに1年生の時に、3年生の神野、ラルフの両者からいろいろと指導してもらい、
彼ら二人の事を大変尊敬している。
能力だけでなく精神面も非常に強く、責任感も強い努力家で、決して才能にあぐらをかくタイプではない。
その非凡な才は1年生の頃から各球団のスカウトが調査に訪れるほど注目されており、
またその期待に応え結果を出し続けたことで、いつしか「東海の怪物」と呼ばれる選手に成長。
ルックスも恵まれていたので、全国の女性野球ファンからファンレターが殺到した。
2年生の時にはついに念願の夏の甲子園出場を果たし(この時は露木が乱調でゲームをブッ壊したため初戦敗退)、
自らキャプテンとなった3年生の夏の大会では再び地区予選を突破し、念願の甲子園初勝利も記録した。
チームは惜しくも2回戦で敗れ去ったが、三嶋の評価はうなぎ上りで、
ドラフトでは4球団がドラフト1位で競合。
その結果、広島東洋カープに入団が決定し、日本中のカープ女子を狂喜乱舞させ、
ドラゴンズファンである美咲監督に地団太踏ませる事になる。
今後唯一の課題は、少々苦手な左ピッチャーの克服。
さて、ここで話は戻るが、前回紹介した7代目キャプテン露木勢太郎は
美羽高校野球部の気合を高める儀式として、ある掛け声を開発した。
円陣を組みキャプテンが「美羽高!ファイトォオオオッ!!」と叫んだら、
応じる形で部員全員が「おっぱーい!!」と叫ぶものである。
当然高野連から「高校野球にあるまじき怪しからん事を叫んでいるのではないか」と文句が来たが、
露木は毅然と
「何を言ってるんですか?ファイト―っ!いっぱーつ!!って言ってるだけじゃないですか。
変な風に聞こえるのは、あなた方こそ如何わしい事考えてるんじゃないですか?」と居直り
疑惑の目を向けられつつも、どうにかごまかした。
その後を受け継いだ三嶋がキャプテンとして最初に行った改革は
「あの掛け声は辞めよう。素直に『ファイト!』『オー!』にしよう。」だった。
反対の声が上がるかと思われたが、はっきり言ってみんな死ぬほど恥ずかしかったので、
みんな諸手をあげて賛成し、露木の掛け声は1年で消滅した。めでたしめでたし。
この報告を受けた美咲監督は、
「誰よりもでかい声で「おっぱい!」って応じてたから、てっきり三嶋は変態だと思ってたのに。」
と目を丸くした。
三嶋は真面目だからアホみたいなルールでも一生懸命頑張っていただけだったのである。
そして美咲は、順平や明彦、神田らと食事の時によく野球部の話をするのだが、
「やっべ。アイツらに三嶋=おっぱい星人って説明しちまった。
アイツらバカだからオレの言う事無条件で信じるからな。」
しかし一人一人に訂正して回るのも面倒くさかったので、一切何もしなかった。
熱い三嶋への風評被害。
まあ、そんなこともあったが、三嶋のキャプテンとしての功績は、
神野、露木と受け継がれたチームの和気あいあいとしたムードを保ちつつ、
露木のせいで緩んでしまったチームの緊張感を再び纏め上げ、
また本人の練習熱心さなどからチーム全体に「明るく前向きに仲間たちと練習に取り組む」という
今後の美羽高校が名門校と呼ばれていくための土壌を完全に作り上げたことが挙げられるだろう。
第8期生編は、今回は三嶋歩特集ですが、次回のチームメイト紹介にも続きます。
そして以下はオマケ企画です。
明美:
「ハイハーイ!美羽高校OG大倉明美よん☆
あたしの王子サマ歩クン…、じゃなかった、美羽高が誇る偉大なスラッガー三嶋歩選手について、各世代の美羽のスターたちにコメントを聞いて来たわ!!
んじゃ、さっそく行ってみよう!!」
霧野美咲(美羽高校OB):←本人がOGって書かれるのを嫌がるため
「ああ、三嶋はすげーヤツだよ。能力も人格も申し分ない。強いてダメなところを挙げるなら、ドラゴンズに入らなかった事だな。
それもよりによって、同じセ・リーグの広島に入りやがってよー。こうなったらFA権をとっとと取得してもらってドラゴンズに…、おい、明美、どこ行くんだよ。まだインタビューの途中だろ。ちゃんと三嶋に伝えt
霧野順平(美羽高校OB):
「三嶋君?ああ、おっぱいエイリアンの人だよね。うん。凄いバッターだよね〜。タイトルいっぱい取ってるし。うん。でも、おっぱい好きなのはほどほどにしといたほうが良いかなぁ?」
立花明彦(美羽高校OB):
「凄いよね三嶋君。打つだけじゃなくて、守っても走っても一流なんだもん。ところで…美咲さんがおっぱい大明神って呼んでたけど、そんなことないよね?」
神田俊也(美羽高校OB):
「まあ、あそこまで完璧人間だと逆に腹立つわな。モテまくりみてーだしよ、クソが。ただ、あんな爽やかなツラして、その本性はおっぱい大魔王だって言うんだから、人間見た目じゃ分かんねぇモンだよなぁ。」
瀬尾諒(第3期生キャプテン):←2月のオリックス宮崎キャンプで突撃取材
「三嶋君?ああ、カープの…。もう同じ高校の出身として誇りに思いますよ。…え、えっと、その。すみません!ボクの方はもっと頑張らないと、クビになっちゃうかもしれないんで…。うっ…、ボクなりにこれまでも頑張ってるつもりなんですけど、なかなかプロのピッチャーが打てなくて…。ぐすん」
錦織竜児(第4期生キャプテン):←西武の練習前にインタビュー
「あー!三嶋君ね!!いやー!凄いよ彼は!!見習いたいね、特にバッティング!ああいうのを天才と言うんだろうなぁ!でもオレだって負けませんよ!猛練習してきっと彼のようなバッターになってみせますよ!うおおおお!!気合入って来たアアア!!っしゃあああ!!」
横溝数夫(第4期生):←ロッテの試合後くつろいでる所で取材
「ん〜、三嶋君かぁ。うん。確かに良いモノは持ってると思うけどね。う〜ん、なんというかなぁ。筋肉。筋肉が足らんよね。もっとこう、バツーンと盛り上がったさぁ…、こう、他者を圧倒するような凄まじい肉厚の…あ、もちろん固いばかりではダメなんだよ、適度な柔らかさも併せ持って(以下筋肉語りが延々と続いたので省略)
神野光(第6期生キャプテン):←日本ハムの寮でインタビュー
「ええ、三嶋君とは同じチームで仲良くさせてもらいましたよ。まだ1年生だったのに、本当に頼りになるチームメイトでした。
えっ!?三嶋君がボクの事を尊敬してる…!?とっ、ととと、とんでもない!ボクの方こそ尊敬してますっ!!(汗)」
ラルフ仁(第6期生):←ナゴヤドーム前の駐車場でインタビュー
「そうですネ、アユムは素晴らしイ。ボクが教えたとよく言われるケド、実は彼はほとんど完成していテ、アドバイス出来ることはそんなに無かったんダ。
悔しいけド、今のボクじゃ彼にはとても敵わなイ。デモ、同じ時代に同じ世界でプレー出来ているコトをトテモ誇らしく思うヨ。
それにチームでの戦いは負けるつもりはないからネ。引退まで競い合って行きたいと思っているヨ。僕にとって彼は、後輩というより目標のようなライバルですネ。」
露木勢太郎(第7期生キャプテン):←横浜中華街で食べ歩いてた所偶然出くわしたのでインタビュー
「三嶋はワシが育てた。」
菊池原祥太(第7期生副キャプテン):←マツダスタジアム前で取材
「三嶋はワシが育てた。」
露木と菊地原、痛恨のネタ被り。
宇都宮繁(第9期生):←選手寮にて取材
「あは〜ん♪三嶋センパイったらぁ、ちょっとは手加減してくれてもいいじゃなぁい?
聞いて聞いて?彼ったら、あたしとの対戦成績メッチャクチャに打ちまくってるのよォ!?
今シーズンももう4本もホームラン打たれちゃってんの!!イケズぅ。
ん、でも許したげる。そんな一生懸命な三嶋センパイが大好きなんだもの、うふん♪」
羽田蛍(第10期生):←選手寮にて取材
「えっとぉ、三嶋先輩はァ、MSBじゃないっスかぁ。MSB。分かんないスか?MSB(メッチャ 凄い バッター)。
将来メジャー行ったらいいと思うんスよねぇ。MMMッスよね。あれ?コレも分かんない?MMM(三嶋 メジャー 待ってる)。
良くないスか?超熱くないっスか!?
契約金いっぱい入ったら、僕にも恵んで貰えないか頼んでみようッスかねぇ。KBW(契約金 僕にも 分けて)ッス。」
尾藤里緒(第11期生エース):←携帯電話で電話取材
「もしもし〜?おっ!大倉先輩チース!取材ッスか?どーぞー!! はい?三嶋先輩に一言?
うっし。じゃあ、三嶋先輩に伝えといて下さいよ!日本一のバッターになりてーなら私の球打ってみろってね!
交流戦では4打席全部抑えましたよー!あの時は調子悪かったなんて言い訳聞きませんからね。次はもっと大きい舞台、日本シリーズで戦りましょう!
もちろん今度もあたしが勝ちますけどね!って事でヨロシク〜!!(←高笑いしながら受話器切る)」
猫塚朝陽(第13期生キャプテン):←猫カフェに居たところを突撃取材
「猫っていいですよね〜(´∀`)。こんな奇跡のように可愛い生き物が一緒の世界に居てくれるなんて、それだけでも神様に感謝ですよ。
あ、この子ですか?、可愛いでしょ。セルカークレックスって言う品種なんですよ。1987年にアメリカの保護施設で毛がカールした雑種の猫が引き取られたんですけどね、その子が6匹の子猫を産みまして、その6匹のうちの半分の3匹も巻き毛で生まれたそうなんです。そうして広まっていった、ホントに新しい種類の猫……え?野球の取材?
三嶋先輩ですか!憧れです!雲の上の人ですっ!!」
猫塚夕陽(第13期生副キャプテン):←同じく猫カフェに居たところを突撃取材
「・・・・・・・・・。」 ←猫に夢中でコメントを取れませんでした
長谷川久美(第14期生):←大学のキャンパスでインタビュー
「美羽高校ナンバーワンのバッターですかぁ?そんなの、もちろん夕陽センパイですよ!!
あたしのォ、あ た し だ け の、夕陽センパイでーす♪キャーッはずかしー!!
え?三嶋さん?ふーん、じゃあ、その人は2番目なんじゃないですかぁ?
ねっ、ねっ、そんな人の話より、猫塚久美って名前どう思います!?長谷川夕陽でもいいんですけど!?やっぱり苗字は一緒にしたいですよね!」
宮下鼎(第15期生):←夕方、美羽高のグラウンドで練習中の所を取材
「あぁ?なんだてめぇは。見りゃわかんだろ、忙しいんだ帰れ。はぁ?時間は取らせない?このタコ、練習の邪魔だっつってんのが分かんねえのか。
チッ…、何だよそのツラ!わーかった!オレが悪かったよ。…しょうがねぇ、ちょっとだけなら答えてやんよ。
三嶋ぁ〜?知らねーよそんなヤツ。…るっせーな!広島の三嶋って選手が活躍してんのは当然知ってるよ、学年が全然違うからどんな奴かは知らねぇっつってんだ。
そいつが美羽高の最強バッターだと???ああ!?バカか!!一番は朝陽さんに決まってんだろ!!朝陽さんなんだよっ!!殺すぞ!!
……ああ…、ワリィ…。つい、な…。もういいだろ、帰れよ。」
今後出てくる子達の一部も出してみました。
4/22 (金)
昨日の続きです。
主要な第8期生たち。
天才三嶋がカンフル剤となり、彼に負けまいと対抗して努力を重ねた者、
共に全国制覇を目指して野望を燃やした者、あるいは彼に憧れて少しでも近づきたいと精進したも者など。
いくら三嶋が天才と言えど、野球というスポーツは一人では何もできないのである。
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押切 豪 (おしきり ごう)
卒業時の身長・体重 186センチ 80キロ
同学年の三嶋が注目される中、同い年の三嶋に負けてたまるかという熱い闘志を胸に秘め
努力を重ねた結果、三嶋に勝るとも劣らぬ大打者に成長した。
普段はクールを装っているが、三嶋に対抗意識を燃やすなど熱いところもある。
ただ、熱いだけではなく、
「三嶋が恐れられているのだから、敵チームは三嶋を敬遠して来ることも多いはず。
三嶋の次を打つバッターが優れていれば大量点も取れる。相手も三嶋と勝負しなければならなくもなるだろう。」
と4番三嶋に続く5番打者に強打者が居れば勝率が大幅にアップすると分析し、
自ら打撃特化のファーストになることを志願した戦略眼の持ち主。
その打棒はプロにも注目され、「東海の怪物・三嶋」に対して「愛知の怪童・押切」と呼ばれるほどになる。
ポジションが外国人などで補強されやすい一塁手専門、という事が嫌われたのか
ドラフトでは指名がかからず、大学に進学することになったが、
大学4年間でも活躍をつづけ、大学卒業後に、東京ヤクルトスワローズからドラフト3位で指名された。
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茂木 敦士 (もぎ あつし)
卒業時の身長・体重 176センチ 68キロ
ぶっといもみあげがトレードマークの熱血漢。
実はあがり症の面がありピンチには弱いのだが、その割にやられたことはケロリと切り替える
精神的な打たれ強さを併せ持つ変なピッチャー。
ピッチャーのほかにセカンドも守れる二刀流タイプだが、打撃はあんまり大したことないため、ほぼピッチャーに専念した。
伸びのある154キロの剛速球と、鋭い2種類のスライダー、シュートを武器にする。
将来性を見込まれ、横浜DeNAベイスターズがドラフト6位で指名。
笠原 流星 (かさはら りゅうせい)
卒業時の身長・体重 167センチ 60キロ
実は入部当初は素人のように下手くそだった選手。
同級生の三嶋の圧倒的な実力に憧れ、少しでも近づきたいと朝誰よりも早く自主練を始め、
夜は誰よりも遅くまで残ってバットを振っていた。
美咲監督は、基本的によくできる子より、できは悪いけどひたすら頑張る子が好きなので、
とことん練習に3年間付き合ったところ、意外と才能は持っていたようでグングン成長。
下級生からの突き上げを跳ね返し最後の大会で見事レギュラーのポジションを獲得した。
ドラフトでは指名されず大学に進学し、そこでも指名されなかったため
その後は四国アイランドリーグに舞台を移し、プロから声がかかるのを待っている。
五島 正也 (ごとう まさや)
卒業時の身長・体重 175センチ 88キロ
第8期生1の大食漢で、かなり太めの体型をしている。
そんな五島だが、実は三嶋と並んでチーム一の俊足を誇り、美羽高校の生徒たちからは「神速のデブ」とあだ名される。
三嶋や押切と一緒だったらひょっとして全国制覇できんじゃね?と練習に励み、
三嶋に次ぐ走攻守全て揃ったオールラウンダーに成長した。
時には1番打者に起用されて切り込み隊長として活躍したり、
時には三嶋の前を打つ3番打者として、三嶋・押切と共にクリーンアップを形成したり、チームに欠かせない主力となる。
「自己管理苦手だしプロは無理。勝ち目のない戦いはしたくない。」とプロ願望は無く、卒業後は出版社に就職した。
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