もんちっち劇場






11/8 (火)



 

 オニキス:

 「た、たたた、大変だぁあああ!!!」



 美咲:

 「どうした、血相変えて。」


 オニキス:

 「おお、こんなところにみんな集まっていたのか。」



 ベータ:

 「なははー。パチンコで大勝ちしたので、みんなを誘ってメシを食いに行ったのだ。」



 オニキス:

 「な、なんだと!?そ、そんな会合オレは聞いておらんぞ!?」



 エープ:

 「とるこに伝言頼んでおいたはずだけど?」



 とるこ:

 「ああ、わりい。お前の存在綺麗に忘れてた。」



 オニキス:

 「き、貴様ーっ!!」



 うべべ:

 「違うズラよ、とるこは決してオニキスの事は忘れてなかったズラ。」



 オニキス:

 「むっ…!?そ、そうなのか?」
←ちょっと嬉しそう


 うべべ:

 「誘うべき、って言ったズラのに、あんな奴ほっとけばいいって、意図的に伝言しなかったんズラ。」



 オニキス:

 「とるこいしーっ!!」



 とるこ:

 「おいやめろ、揺さぶるとさっき食ったパスタが逆流するじゃねーか。」



 ゆきんこ:

 「まあまあ落ち着いて…、それより先ほど何か大慌てでございましたね。何か大変なことが起こったのでございますか?」



 オニキス:

 「はっ!そ、そうだった。一大事だ。ひょっとしたらこの世が終わるかもしれん。」



 美咲:

 「なんだそりゃ?」



 吹雪:

 「この世の終わり!?そそそ、そのような大変なことが!?何ですか、富士山が噴火するのですか!?」



 ベータ:

 「なははは、悪い奴らが現れるなら、この愛と正義の大勇者様がやっつけてやっから大船に乗った気持ちで居てくれたまい。」



 美咲:

 「ひょっとして、今地球近郊に接近中の小惑星の事か?アレなら、地球に与える影響ないらしいから心配しなくていいぞ。」


 オニキス:

 「そんなんじゃない!オレは、オレは見てしまったんだ…!!」



 とるこ:

 「もったいぶんなよ。うっとおしい奴だな。」



 うべべ:

 「何を見たズラか?」



 オニキス:

 「あ、あの鳴隼が…、あの極悪非道冷酷非情邪智暴虐無法千万凶悪卑劣の鳴隼が…!」



 エープ:

 「マシンガン悪口だなぁ。」



 オニキス:

 「お年寄りの手を引いて横断歩道を渡っているところを…!!」



 全員:

 
「な…!なんだってー!!?」


 オニキス:

 「オレも目を疑ったさ!だが、恨み骨髄のあの野郎の顔を見間違えるわけがない!人民服、低身長、極太眉毛、巨大な目、あれは間違いなく鳴隼だった!!」



 ベータ:

 「し、信じられん…!年寄りブチのめして、死体から財布まさぐってたなら分かるが…!」



 とるこ:

 「オワタ
/(^o^)\、この世オワタ\(^o^)/


 黒星山:

 「えーい!黙って聞いてれば、みんなしてメイたんの事をなんて言いぐさっスか!!」


 ゆきんこ:

 「おお、黒星山殿。」



 黒星山:

 「それこそが、メイたんのホントの姿っス!ちょっと人づきあいが不器用だから誤解されやすいだけで、ホントは優しい天使のような子なんスよ!!」



 エープ:

 「それはない。」



 黒星山:

 「ちょ、即否定っスか!?」



 美咲:

 「まあ、にわかには信じがたい話だよな。普段のアイツを見てる限り。」


 黒星山:

 「もう、番長まで!!」



 吹雪:

 「あ、でも、私もこの前、鳴隼殿が迷子の子供を親元に連れて行ったのを見かけたことがありますよ!」



 オニキス:

 「なんだと!?」



 ゆきんこ:

 「すみません、一瞬『迷子』という単語に反応してしまいました。」



 美咲:

 「お前はいい加減その方向音痴何とかせーよ。」


 とるこ:

 「そういや、まるこの奴が、買い物袋をぶちまけたオバはんの荷物を拾うの手伝ってる鳴隼を見たって言ってたな。

 まるこのこったから、どうせ酔っぱらって幻でも見たんだろと思って記憶から消してしまってたが…。」



 エープ:

 「酔っぱらうって…、まるこは子供だろーに。」



 黒星山:

 「ほらね!?ほらね!?聞いたっスか、メイたんの善行の数々!やっぱりメイたんはいい子なんス!!」



 ベータ:

 「うーむ…。これはもんちっちランドの存亡にかかわる一大事かもしれん。他のみんなの意見も聞いてみよう。」






 明彦:

 「そりゃぁ、鳴隼さんだって良いことぐらいするでしょ。」



 順平:

 「世の中は、みんな本当はいい人ばっかりなんだよぉー。」



 吹雪:

 「ですよねー。私もそう信じます。」



 神田:

 「なんなんだ、このお花畑トリオは。反吐が出るぞ。」



 楓:

 「世の汚れに染まってない草食男子たちよ。」



 クイーン:

 「フン、どうだか。鳴隼だぞ?何か金が絡んでいるんじゃないのか。」



 明美:

 「はいはーい!あたしは、ドッペルゲンガー説を推します!!」



 美咲:

 「ドッペルゲンガー?」


 明美:

 「そうよっ!世の中には3人そっくりサンが要るらしいから、きっとアイツそっくりのいい人をたまたま発見しただけなのよっ!!」



 藤次郎:

 「あんな変な顔の奴がそうそういるとは思えねぇがな…。」



 クレイステネス:

 「ほな、二重人格説はどう?善の「鳴隼」と悪の「冥隼」の二つの人格があるんやで、きっと。」



 ゆきんこ:

 「なつかしの『冥隼』ネタでございますか。」



 ユース:

 「誰かに操られているとか…。」



 マタタビ:

 「あんニャ無敵な人に催眠かけることが可能とは思えニャいニャ。」



 頭長スライム:

 「ぐへへへへ。こうすれば全て解決する。
エープを殺せ!


 エープ:

 「やかましいわ。」



 ためごろう:

 「あ、分かっちゃいました。どこかで頭を打っちゃって混乱状態なんですよ、きっと!」



 とるこ:

 「実は鳴隼は寝ていて、ただの夢遊病状態である。とか。」



 ガングロン:

 「助けてる相手が、みんな資産家っつーオチじゃね?恩を売っておくっつーの?」


 氷雨:

 「天罰でも喰らって1か月以内に100個の人助けをしないと、一生おにぎりが食えなくなるとかお告げが下ったんじゃないのか。」



 黒星山:

 「もうーっ!!みんな好き放題言って、ひどすぎるっス!!もういいっス!!じゃあ、ボクが直接聞いてくるっスよ!!メイたんが本当はいい人だと証明して見せるっス!!」



 オニキス:

 「それがいい。はっきりしてもらおうじゃないか。もっともオレは絶対に信じないがな。裏があるに決まってる。」



 ベータ:

 「よしっ、じゃあオレは人違いに100円賭けるぜ!」



 藤次郎:

 「オレは気が狂ったに100円だ。」



 クレイステネス:

 「ウチは二重人格説ー。思い切って500円賭けたるでー。」



 黒星山:

 「くうーっ!見てろっス!!ボクがメイたんの無実(?)を証明して見せるっス!!」






 黒星山:

 「というわけで答えを聞かせてほしいっス!」


 鳴隼:

 「あたしが人助け?さあね。夢でも見たんじゃないのかい。」



 黒星山:

 「きっと、そういうと思ってたっスけど、今日はちゃんと答えを聞かせてもらうまで帰らないっスよ!

 このままボクが滞在し続けて、メイたんの家に僕の汗の臭いが染みついても構わないっスか!?」


 鳴隼:

 「面倒くさいねぇ。(全然平気だけど。)」



 黒星山:

 「さあさあさあ!キリキリ白状するっス!」


 鳴隼:

 「はいはい。それは確かにあたしですよ。ジジイの面倒見たのも、ガキを連れてったのも、ババアの買い物袋もね。」



 黒星山:

 「やっぱりそうっスよねー!!ボクだけは信じてたっス!!」
※本当はお花畑トリオもですが


 鳴隼:

 「あんまり悪評ばかりが広がると警戒されて人を騙しにくくなるからねぇ。

 ちゃちい人助けなら金も掛からないし、アンタらみたいなおめでたい連中は この程度のコトでも『アイツ根は良い奴なのかも』って都合よく思ってくれるから絶好のカモだよ。

 人をドツボにハメるには日ごろからの下準備が重要なのさ。ガッカリしたろ、あはははは!」



 黒星山:

 「うわーん!オチも予想を裏切らなかったっス!!」






11/23 (水)





2011年 日本シリーズ

● 中 日
 3勝  4勝 ソフトバンク ○




 美咲:

 「いやあ、負けた負けた。」


 管理者:

 「まあこんなもんでしょ。」



 美咲:

 「まずは勝者を称えようぜ。ソフトバンクの選手、裏方、首脳陣、そしてファンのみんな、おめでとう。」


 管理者:

 「いやあ、チーム一丸でホントに強かったわ。おめでとう。アジアシリーズも絶対勝って下さいね。」



 美咲:

 「さて、そんじゃ愛する敗者について語るか。」


 管理者:

 「ですな。オレ達の愛してやまない中日ドラゴンズの話を…。」



 美咲:

 「それにしても、オレ達がこの時期に毎回白骨化すんのも、もはや恒例行事だな。」


 管理者:

 「ここまで来て、結局最後は負けるの。…もう慣れてしまったよ…
(´・ω・`)


 美咲:

 「まあ、そう言うな。みんなすげえ頑張ったじゃんか。オレ、やっぱり中日ファンで良かった。ファンとして誇りに思うよ、投手陣は。」


 管理者:

 「そうだねー。圧倒的な戦力差をものともせず、敢然と立ち向かい、一歩も退かない戦いを見せてくれたね。そういう意味では大満足だよ。投手陣は。」



 美咲:

 「特に後が無くなった第6戦目の、最終戦に夢をつないだ吉見の力投は涙出たな。凄まじいプレッシャーをはねのけた、あの勇姿!まさにエースだ。」


 管理者:

 「最終戦の浅尾。足を痛めてまでもなお、執念のフィールディングも泣けた。」



 美咲:

 「第5戦、味方の負傷に意気を感じたチェンの力投も素晴らしかったぞ。」


 管理者:

 「竜の守護神様による鉄人岩瀬ここにあり!!ってばかりの快投ぶりも忘れちゃいけませんよ!」



 美咲:

 「打者も挙げておくか。……ええと、荒木…、荒木って人は頑張ってたのかも…。」


 管理者:

 「う…、うん、和田とかいう人も…なんとなく燃えてた気はするね。」



 美咲:

 「あとは?」


 
管理者:

 「え?中日投手陣の意地と誇りと夢を賭けた戦いに参加してた打者って、おぼろげに記憶の残るその二人だけでしょ?」



 美咲:

 「後の名前すら思い出せない人たちは、多分インフルエンザか何かで棄権してたんだな。」


管理者:

 「たった二人しか居ない打線なのに、強力なソフトバンク投手陣相手によく頑張ったよ。」



 美咲:

 「とにかく。勝負事だから、どうしても白黒付いちまうのは仕方ないとしても、勝者と同じ敬意をもって称えられるべきだ。投手陣は。」


 管理者:

 「そうそう、決して王者ソフトバンクに劣るものではなかった。胸を張って貰いたいね、投手陣は。」



 美咲:

 「そもそも、日本シリーズまで応援できたってこと自体が幸せだからな。感謝しても感謝しきれんよ、投手陣は。」


 管理者:

 「よし、美咲、愛するドラゴンズ(の投手陣)のために歌おう!今傷心の彼らへ、1年間の感謝をこめて!敬意をこめて!来年に向けて!!」



 
〜「ふり向くな 君は美しい」のイントロ  
作詞:阿久悠  作曲:三木たかし   唄:ザ・バーズ


 美咲:

 「おお!?このイントロは、高校サッカーのテーマソングか!?」


 管理者:

 「今、一番合う歌は、この、ザ・バーズの至高の名曲しかないと思った!」




 美咲:

 ♪「うーつー向くなよ ふり向くなよー」♪


 管理者:

 ♪「うーつー向くなよ ふり向くなよー」♪



 美咲:

 ♪「君は 美しい  戦いに敗れても〜」♪


 管理者   美咲

 ♪「きーみーはー うつくしいー」♪



 管理者   美咲

 
♪「今ここーに 青春ーをー きーざーんだーとー」♪


 管理者   美咲

 
♪「グランドーの つーちーをー 手ーにー取れーばー」♪


 美咲:

 ♪「だーれも 涙をー 笑わないだろうー」♪


 管理者:

 ♪「だーれも 拍手をー 惜しまないだろうー」♪



 美咲:

 ♪「また 会ーおうー」♪


 管理者:

 ♪「また 会ーおうー」♪



 美咲:

 ♪「いつのー日かー」♪


 管理者:

 ♪「いつのー日かー」♪



 美咲:

 ♪「また 会ーおうー」♪


 管理者:

 ♪「また 会ーおうー」♪



 美咲:

 ♪「いつのー日かー」♪


 管理者:

 ♪「いつのー日かー」♪



 美咲:

 ♪「きーみーの その顔ーをー」♪



 管理者:

 ♪「その顔ーを−」♪



 管理者   美咲

 ♪「忘れなーいー」♪


 管理者   美咲

 「投手陣は!!」






 ドラゴンズの皆さん、1年間お疲れ様でした。

 そして、落合監督8年間ありがとうございました。

 ドラゴンズファンにこれほど何度も何度も優勝を見せてくれた監督はあなたが初めてです。本当にありがとうございました。

 続く高木監督も頑張ってね。今日みたいな意地悪な雑記を書きつつも、心の中ではしっかり応援させて頂きます(´∀`)。


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