もんちっち劇場
6/2 (水)
先日書きましたが、ウチのキャラを描いてもらった絵を展示してる頂き物部屋をリニューアルしました。
たくさんありました、いかに多くの人にいっぱい描いてもらったことか…、改めてありがとうございます。
添えたコメントなどで、精一杯感謝の気持ちが伝えられてたらいいんだけどね。
さて、頂き物のリニューアルを終えましたので、これを持ちまして本格的にさくらネットの方に移転する事にします。
今後旧ページの方は更新予定はありませんので、ブクマしてくださってる方、リンクしてくださってる方には変更をお願い申し上げますー。
さて、話は変わりますが、今週のお休みに以前うさポンに紹介してもらった世界堂っていう文房具店に行きまして、何か役立つ物はないかのぅと見てきたのですよ。
本当はデッサン人形なんかほしかったんだけど、見付からなかったので諦めた(ぉ)。
そこで、いろんな絵の講座的な本が並んでまして、動物の動きの描き方、格闘技の描き方、スポーツの描き方、美少女の描き方etc…、ついにはBL漫画の描き方なんて本までありましたが、こんなもんは要らん(笑)。
その中でオイラのいっちばん苦手にしてる分野の本がありまして。
ファッションセンスのないオイラとしては、キャラに着せる衣装とか服が全然浮かばないというのが非常に長年の悩みだったので、こういう本を買ったからといって劇的に何かが変わるのは期待してないものの、せめて何かの足しになればという事で『コスチューム描き方図鑑』というのを買ってみました。
だから恥ずかしいってえの!!
表紙を萌えキャラで飾るなよ(汗)!レジに持っていくまで15分近くためらったわ!!
ちなみに中は女性向けの服ばっかで男性用はなかったなぁ。残念。
まあ、コレの力を借りて、ウチの不憫な娘たちにちょっとぐらいオシャレさせて……やれれば良いんだけどなぁ〜!
ちなみに値段は2400円…(汗)。た、高え…!
6/3 (木)
先日の世界堂では、上記の本の他に、インクを買ってきました。
実は現在使ってるインクは何と17年前に買ったインクだったりします。年代物です(笑)
以前オイラが線がよく滲むと言ってインクの話をしたところ、ネット友達の大空メイさんが自分は新しいインクに良く替える、という話をしてくれたので、一度試してみようかと思いまして。
しかも今回買ったのは、「漫画インクHG」と描いてありました。
セイセイセイセイ、HGってハードゲイじゃないですよ、ハイグレードの略ですよ、フォー!!
で、実際に書き比べるのが一番いいんですが、2枚描く気力が湧かなかったので、今回そのインクで描いたのと、以前描いた絵とを比較してみる。
題材は公平にどっちも美咲。道具もどっちもGペン。
ちょっとスキャニングの明るさに差が出てしまった(汗)。左が微妙に薄暗い。
左が今回買った漫画インク、右が以前の17年物インク(笑)。
んー、あんまり違いは分からんな……(´・ω・`)。
しょせん描くオイラのペン技術そのものがレベル低いので、どっちにしても引く線が素人丸出しのカクカク歪み線だからなー。劇的に見栄えが良くなる事は無かったぜ!(TДT)
強いて言うなら、左の新インクの方が線がくっきり黒い…かな…?
ただ、やっぱり今回買ったやつの方が何となく滲みにくい気はします。
あとビックリだったのは、その渇くスピードです!コレは歴然とした差が出た!
漫画インクの方は描いてから数秒ですぐに乾くんですよ。だから手でこすって汚してしまう危険がグンと少ないのです。
ただその分ちょっとインクの乗りが悪いかなぁ、いや、コレは単にオイラのペン使いがダメなだけだろうか。もう少し慣れれば少しは改善されるかもね?
6/5 (土)
ベータ君ちの食卓
カチャカチャ、もぐもぐもぐ、ズズズ、ばくばく
ベータ:
「・・・・・・・・・・・・。」
エープ:
「・・・・・・・・・・・・。」
ベータ:
「・・・・・・・・・・・・。」
エープ:
「・・・・・・・・・・・・。」
ベータ:
「・・・・・・・・・おい・・・。」
エープ:
「ん?おかわり?」
ベータ:
「違う!いい加減その紙袋取れよおおおお!!」
エープはアレ以来いまだに紙袋をつけていたのだった…。
エープ:
「いやいやいや、とても食事中にお見せできるようなシロモノじゃございません。お目汚しになるだけです。どうかお気になさらずウェッヘッヘッへ…。」
ベータ:
「あーあ…すっかり卑屈になっちまって……。」
エープ:
「いえいえ卑屈だなんてそんな。身の丈に気づいただけの事でございます。顔を晒した途端に3人の男が同時嘔吐を誘発するだなんてもうある意味生物兵器、そろそろ北斗の拳のジャギヘルメットを購入しようかと考えてる次第で。」
ベータ:
「やめろよ?それはマジでやめろよ!?」
エープ:
「ウォーズマンマスクも捨てがたい。」
ベータ:
「まあ、それならジャギよりはマシかな…って、そうじゃなくて!大体そんなモン付けてどうやって飯食うんだよ!」
エープ:
「それはもう慣れればそう苦にならないし。こうやって隙間から…」
ベータ:
「うわ、器用。」
エープ:
「ジュースとかはストローという文明の利器があるし。」
ベータ:
「というか、見てるこっちの方が息苦しいからいい加減外しなさい。」
エープ:
「あたしにとっては外の世界の方が息苦しい。もう世界なんて闇に染まればいいのに。」
ベータ:
「だからさ、あのゲロ3連発は一種の事故だって。別にそんな酷い顔じゃねーって。いや、上中下でいったら、上はさすがに無理としても、中の上ぐらいなら、まあ何とか行ってるレベルだと思うし。」
エープ:
「ゾンビ女にまでアタックする兄貴の美的感覚はアテにならない。」
ベータ:
「アタックしてねーよ!!管理者と吹雪が勝手に予想して言いふらしてるだけだっつーの!!」
エープ:
「とにかく、たとえ兄貴の命令でも、コレだけは外すわけにはいきません。」
ベータ:
「ならば仕方あるまい。実力行使だ、力づくでも引っぺがす!死ねーっ!!」←ぉ
エープ:
「な、なにをするきさまー!?」
ベータ:
「とりゃー!!」
紙袋を引っぺがしたその下には…!
ベータ:
「あら?」
更に次の紙袋が!!
エープ:
「ふふふ、愚か者めが。このあたしが、こういう事態に対処していないとでも思ったのか。」
ベータ:
「お、おのれ、金太郎飴のように!!こんなものーっ!」
第2の紙袋を取った下からは第3の紙袋が現れた。
エープ:
「フッフッフ、無駄な事を…。これぞキン肉マン9巻のキン肉マンVSウォーズマン戦をヒントに考えた金太郎飴作戦!もはや何人たりとも我が素顔を晒す事はできぬ!」
ベータ:
「ヒントも何も、そのまんまパクってんじゃねえか!」
べりっ!
エープ:
「金太郎。」
(中略)
べりっ!
エープ:
「金太郎。」
べりっ!
キン肉マンのマスク同様、エープの紙袋も「おしまい」と書かれた紙袋が現れた。
ベータ:
「よくここまで忠実に再現した…!いよいよラストの紙袋だな!言っとくが、生身のオレはウォーズマンのように時間切れによる戦闘不能は無いぞ!」
エープ:
「しまった!本当は数枚の紙袋で粘りながら逃げ出すつもりだったのに、ついつい調子に乗って最後の紙袋までさらけ出してしまった!!」
ベータ:
「おりゃー!最後の紙袋打ち取ったりー!!」
エープ:
「・・・・・・・・・!!」
ベータ:
「あ・・・、あれ・・・?」
エープ:
「フン、まだまだ読みが甘いな兄貴。」
ベータ:
「更に仕掛けがあったとは……!!くっ…!オレの負けだ……!」
エープ:
「分かればいいんだよ。さあ、あたしの命綱(紙袋)を返して…」
ベータ:
「なーっはっはっは!!隙ありー!!」
エープ:
「!?」
不意を突いたベータはサングラスとマスクを奪った!
ベータ:
「勝負は最後の最後まで油断は禁物だぜ!今度こそオレの勝ちだ……な…!?」
エープ:
「…あいにく、それも想像の範囲内でございます。」
ベータ:
「ちょ!!何だよそれ!?」
エープ:
「必死で白魔法を研究に研究を重ねて生み出した、オリジナル魔法『モザイク』!兄貴がいかなる強さを誇ろうとも、こればかりは物理的に外せまい!!」
ベータ:
「そ、そんな魔法開発する暇があったんなら整形の魔法生み出せばいいじゃん…。」
エープ:
「あ。」
ベータ家は今日も平和だった。
6/8 (火)
わたりべさんに紹介してもらったSAIってソフトで漫画を描いてみた。
手軽に紙で描くみたいにパソで直接描けるってのは便利だなぁ。
イラストスタジオよりも何となくとっつきやすい感じ。
6/10 (木)
長年使ってたプリンタが死亡したので、新しいプリンタを買ってきました。
カラリオの複合プリンタ、普通プリンタ用紙100枚と、写真サイズ光沢紙300枚がセットで付いて来て20800円。
相場がよく分からないので得してるのかそうでもないのか損してるのかよく分からんのですが、自分の価値観的にお買い得だったような気がするので、まあ得してると思うことにしよう。
以前のプリンタと比較してみても、印刷が早いし、何より静かで、かなり快適になった感じです。
紙もつまりにくそうだし、インクも以前の4色から6色になったので綺麗に刷れるんじゃないかな。
ただ、相変わらずオイラのディスプレイそのものがブラウン管のもののままなので、実際の色より画面では濃い色に映るためか、ためしに自分の絵とかを刷ってみると、予定してたよりもはるかに薄く明るい変な色で刷り上ってしまう課題はそのままです。
プリンタのせいじゃなかったんだな、やっぱり…。
てことは、液晶画面でウチのサイトを見てる人は、オイラの考えてるよりはるかに明るく薄い画像で表示されてるってことなんだろうなぁ。
6/13(日)
実は明彦と、2004年2月21日の劇場に登場した若山健とは比較的近所に住む親戚同士だったりする。
明彦:
「ケンちゃん、お菓子何か買ってあげるよ。どれがいい?」
健:
「わーい、ありがとう、アキお兄ちゃん!じゃあポテトチップスのコンソメパンチがいい!」
明彦:
「これだね。」
明彦:
「はい。じゃあ、気をつけて帰るんだよ。またね。」
健:
「うん、お兄ちゃん、バイバーイ!」
???:
「一人になったか…?」
???:
「よし、行くか。」(ぼそっ)
健:
「おうち帰ったら、お風呂入って、イナズマイレブン観て〜」
???:
「そこを行く小国、ストップだ。」
健:
「だ、誰!?」
テンシン=ハーン:
「我らはチンギス=ハーンの末裔、神聖モンゴル帝国!そして、この我輩こそが神聖モンゴル帝国の大ハーン、テンシン=ハーンなり!!」
健:
「えっ?えっ!?えっ!?」
エビチャー=ハーン:
「ぐわははは!どうだ!ビビったか!声もでねえか!!」
マーボー=ハーン:
「そりゃ、突如変質者の群れに囲まれれば誰だってビビるわな。」(ぼそぼそ)
チューカ=ハーン:
「げふぉっぐほっがはっ!!げほげほっ!!」
テンシン=ハーン:
「今一瞬マーボー=ハーンのヤツが我々の存在を根底から否定するような聞き捨てならん発言をした気がしないでもないが、病弱なチューカ=ハーンの咳の音にかき消されてよく聞き取れんかった。」
マーボー=ハーン:
「気にするな。話を進めるがいい。」(ぼそっ)
テンシン=ハーン:
「そうさせて貰おう。おい、そこを行く小国。」
健:
「ぼ、ぼく!?」
テンシン=ハーン:
「そのポテトチップスは、我らが神聖モンゴル帝国の糧食として徴収する。わが帝国に献納する栄誉、ありがたく受け取るがいい。」
健:
「えええ!?や、やだよぅ!これはせっかくアキお兄ちゃんに買ってもらったんだから!」
テンシン=ハーン:
「愚かな。貴様のその国力で、精強なる我らの軍に敵うと思っているのか?フフフ、まるで※ホラズムのようだな。」
※ホラズム(1077年〜1220年) … かつて中央アジアに栄えた王国。誤解の無いよう補足しておくと、決してテンシンが言うような小国ではない。モンゴル帝国の侵攻の前に、王子ジャラールや勇将チムール=メリクらの奮戦も虚しく、大量虐殺を受けるなど徹底的に叩き潰されてしまった。余談だが、ジャラールって優れた能力的にも、その執念に溢れた生き様的にも、「三国志」の馬超に物凄く似てる気がする。
エビチャー=ハーン:
「おとなしく言う事聞いてりゃ痛ぇ目に遭わずに済んだのによう!!がははは!!」
チューカ=ハーン:
「誇りのために死すもまた美学というわけ…げっふ!!ごほごほごほっ!」
マーボー=ハーン:
「呼吸も続かんのに長い台詞を言うからだ。」(ぼそっ)
健:
「あ、あの、大丈夫ですか…?」
チューカ=ハーン:
「だいじょ…げほげほげほっ!!ぐはあっ!!」←吐血
健:
「わあああ!!」
テンシン=ハーン:
「人の心配などしている場合か?貴様の命こそ風前の灯なのだぞ。フフフ。」
健:
「………!!」(←後ずさる)
テンシン=ハーン:
「最後にもう一度チャンスをやろう。大人しくそのポテトチップス・コンソメパンチを差し出せ!」
健:
「ううう…!」
明彦:
「ケンちゃん、お菓子何か買ってあげるよ。」
テンシン=ハーン:
「さあ!!」
健:
「や…やだっ!やだやだやだ!絶対やだ!!」
マーボー=ハーン:
「交渉は決裂せり。」(ぼそっ)
テンシン=ハーン:
「…フ…フフフフフ…!まさかこのような小国にまで侮られるとはな…、我が神聖モンゴル帝国がっ…!
よかろう!ならば望みどおり滅ぼしてくれるわ!
エビチャー=ハーン!!殺れい!わが国に刃向かう愚か者の末路を、今後の見せしめとするのだ!!」
エビチャー=ハーン:
「ぐわはははー!!そう来なくっちゃー!!」
健:
「わ、わああ!誰か!助けて!誰かー!!」
チューカ=ハーン:
「無駄だ、泣いても叫んでも助けは…げほっぐはっぐぇほっ!!」
マーボー=ハーン:
「お前に助けが要りそうだな。」(ぼそっ)
テンシン=ハーン:
「逃げても無駄だーっ!!機動力こそ我らモンゴルの命!絶対に逃げられはせん!!」
エビチャー=ハーン:
「がはははは!!」
健:
「ひゃあっ!?」←コケた
テンシン=ハーン:
「ウスノロめが!年貢の納め時だな!!」
健:
「あわわわ…!」
エビチャー=ハーン:
「死ねやああああ!がっははは・・・がはっ!?」
そこに、どこからともなく飛んできた火球がエビチャー=ハーンに炸裂!
エビチャー=ハーン:
「うぎゃあああ!あぢいいいい!!」
テンシン=ハーン:
「エビチャー=ハーン!!
おのれ、何奴!?我らを神聖モンゴル帝国と知っての狼藉か!?」
とるこ:
「けけけけーっ!魔界のプリンス・とるこいし様見参!!」
まるこ:
「げへへへ!さすが兄貴!いつ見ても惚れ惚れとするファイヤーボールですぜ!」
うべべ:
「君、大丈夫ズラか!?」
健:
「う、うん、ありがとう…!」
テンシン=ハーン:
「貴様ら、そのガキを庇いだてする気か!この神聖モンゴル帝国への宣戦布告と受け取って良いのだな!?」
とるこ:
「けけけけーっ!モンゴルだかビザンツだか知らんがケンカなら買ってやるぜ!!」
まるこ:
「兄貴!向こうがカッコつけた軍団を名乗るなら、こちらも対抗しやしょうぜ!!」
とるこ:
「そ、そうだな。んー…、じゃあ、向こうがモンゴルなら……、こっちは神聖オスマン・トルコ帝国だ!!」
マーボー=ハーン:
「神聖オスマン帝国!?」(ぼそっ)
チューカ=ハーン:
「お、オスマン・トルコだと!?ぐふはあああっ!!ぼぎょほおっ!!」
テンシン=ハーン:
「バ、バカな…!では、貴様はあのスレイマン1世の末裔だと言うのか…!?」
うべべ:
「なんだかよく分からない事言い合ってるズラよ。」
まるこ:
「兄貴!世界史なんてさっぱりなオレっちには何のことやら分かりやせんぜ!」
とるこ:
「オレもよく分からんが相手が勝手にビビってるから作戦としては間違いじゃないはずだ!」
テンシン=ハーン:
「モンゴルとトルコの戦いか…。フッ、貴様らとの戦いは最終決戦まで取っておきたかったのだがな…。」
チューカ=ハーン:
「大ハーン、今オスマン帝国を敵に回すのはゲホゲホッ!得策ではありませんグッハァ!!穏便に済ますべきかと…ゲファ!!」
テンシン=ハーン:
「そうだな…。 スレイマンの末裔よ。なぜそのような小国を庇う。そやつの首を差し出して、我らと手を組んだ方が賢明とは思わぬか。」
うべべ:
「なんかすっかり、スレイマン1世の子孫って事になってしまってるズラ。」
とるこ:
「そういうわけにはいかんな。」
テンシン=ハーン:
「何故だ。そんな小国に義理などあるまい。」
とるこ:
「義理なんてないね。だが、てめーらが狙ってるそのポテトチップス・コンソメパンチ。そいつは、オレ達神聖オスマン帝国がいただく!」
うべべ:
「とるこーっ!?」
まるこ:
「げへへへーっ!さっすが兄貴!骨の髄まで悪だぜ!!」
テンシン=ハーン:
「なるほど。貴様らも食糧問題か。ならばお互い譲ることはできんな。」
とるこ:
「じゃあ、どうする?ジハードか?」
テンシン=ハーン:
「よかろう。チューカ!貴様の技の冴えを見せてやれ!!」
チューカ=ハーン:
「お任せを…げふぁっ!!がはごほごほぐふはっ!!ぐはあああああ!!!」
とるこ:
「な、何だ?」
チューカ=ハーン、壮絶に絶命!!
マーボー=ハーン:
「死んだ」(ぼそっ)
テンシン=ハーン:
「チューカアアアアアア!!?
お、おのれ・・・!よくもよくも!許さんぞスレイマン!!」
とるこ:
「何もしてねーだろが!!」
まるこ:
「さっすが兄貴!目で殺すってヤツですね!」
マーボー=ハーン:
「ここはオレに任せるがいい。」(ぼそっ)
テンシン=ハーン:
「分かった。ヤツはどうやら得体の知れん魔術を使うようだ。ここは超能力者のお前に任せよう。」
まるこ:
「げへへ!兄貴!次はオレっちに行かせてつかぁさいや!あんな弱そうなヤツぁ瞬殺してやりますぜ!」
とるこ:
「よし行け!見事神聖オスマン帝国の2連勝を飾って来い!」
うべべ:
「うーん、何か嫌な予感がするズラよ。」
まるこ:
「げへへーっ!!戦いは先手必勝だぜ!!死ねやーっ!ウルトラスーパーメタリックドラゴンファイヤークリスタルゴールデンデンジャラスモーストバリアフリーデリシャスオートマチックマグネットプレイステーションマウンテンルナティックミラクルパーフェクトデッドリーグランドホイコーローワンダフルエンタイトルツーベースアターック!!」
マーボー=ハーン:
「甘いわ。」(ぼそっ)
まるこ:
「な、なにっ!?ぐわああ!なんだこの腹のゴロゴロは!?」
テンシン=ハーン:
「ふははははっ!どうだ、マーボー=ハーンの腹痛誘導波の味は!」
とるこ:
「や、やるな!まるこの必殺技ウルトラスーパーメタリックドラゴンファイヤークリスタルゴールデンデンジャラスモーストバリアフリーデリシャスオートマチックマグネットプレイステーションマウンテンルナティックミラクルパーフェクトデッドリーグランドホイコーローワンダフルエンタイトルツーベースアタックの最大の弱点が、そのクソ長いネーミングにあることを見破り、技が発動する前に攻撃を仕掛けるとは!!」
うべべ:
「なんでその技言えるズラ!?」
まるこ:
「あ、兄貴、すいやせん…。どうやらオレっちは、ここまでのようでさぁ…。」
とるこ:
「ダ、ダメだ、まるこ!諦めるな!お前が諦めたら…!!ここら一帯が大惨事に!」
まるこ:
「し、神聖オスマン帝国の勝利をトイレで祈ってますぜ…!っていうか、トイレに行くのもう無理…!!」
とるこ & うべべ:
「まるこおおおおっ!!」
テンシン=ハーン:
「はーっはっはっはっ!見事だマーボー=ハーン!」
とるこ:
「ひ、酷すぎるっ…!まるこは確かにバカで軽薄でスケベでいい加減なヤツだったが、人前で脱糞させるなんて…!もうヤツの人生終わりじゃねーか!!」
うべべ:
「ほ、本当の意味で死んだほうがマシかもしれないズラね。」
テンシン=ハーン:
「さあて、どうする?次はスレイマン、貴様か?それとも、そこのバヤジットか?」
うべべ:
「いつの間にかオラまでバヤジット1世の末裔にされてるズラ。」
テンシン=ハーン:
「どちらが来ようとさっきの二の舞だがな!ハハハハ!」
とるこ:
「笑ってる場合か?お前ンとこのマーボーとか言うヤツを襲った惨劇に気づかねーとはな。」
テンシン=ハーン:
「なんだと…?」
マーボー=ハーン:
「オレはもうダメだ。」(ぼそっ)
テンシン=ハーン:
「マ、マーボー!?ど、どういうことだ!?戦いは完勝だったはず…!?」
とるこ:
「けけけーっ!オレ達悪魔超人…じゃなかった、神聖オスマン帝国の軍人はタダでは死なない!必ず道連れを伴う!!」
うべべ:
「テンシン、そのマーボーの位置をよく把握してみるといいズラよ。」
テンシン:
「……はっ!?か、風下…!?しまった、そうだったのか!!モロに今の臭気をマーボーは浴びてしまったと言うのか!!」
とるこ:
「さあ、残るはてめー1人だぜ!神聖モンゴル帝国も終わりだな!」
テンシン=ハーン:
「フッ、バカを言うな。まだ終わっておらぬわ!エビチャー=ハーン!何時まで寝ている!あの程度の魔法で倒される貴様ではあるまい!!」
エビチャー=ハーン:
「がはははは!横になったから、ついついそのまま昼寝しちまったぜ!!」
とるこ:
「な、なんだと!?オレの渾身のファイヤーボールだぞ!」
エビチャー=ハーン:
「さっきの礼はたっぷりとさせてもらおうじゃねえか、がははは!!」
うべべ:
「どうやらヤツはパワータイプ…。体力的にとることは相性が悪そうズラ。ここはオラが行くズラ。」
とるこ:
「そうか…、任せたぜ、バヤジット!」
うべべ:
「だから、オラはバヤジット1世とは何の関係もないズラというに…。」
エビチャー=ハーン:
「がははははーっ!行くぜえええ!!」
うべべ:
「ズラあああああ!!」
がしぃーっ!!
テンシン=ハーン:
「な、何ィイイ!?エビチャー=ハーンのぶちかましを真っ向から受け止めただと!?」
とるこ:
「あのハゲ、何て馬鹿力だ!!うべべが押し返せねーなんて!?」
エビチャー=ハーン:
「ぐわーっはははーっ!!おもしれえ!おもしれえぜ!!まさかこのオレ様と力比べで互角に渡り合える漢が居ようとはな!!」
うべべ:
「ぐうう!こ、これは凄い圧力ズラ!気を抜いたら持っていかれるズラ!!」
テンシン=ハーン:
「何をしているエビチャー=ハーン!一気に押しつぶしてしまわんか!!」
とるこ:
「うべべーっ!揺さぶれ!体勢を崩して一気にブン投げちまえ!!」
二人のパワーは五分と五分!そしてスタミナも共に無尽蔵!勝負は長引くと思われた。
エビチャー=ハーン:
「ぐおおおおおお!!」
うべべ:
「ズラあああああ!!」
びちゃっ、ズルうっ!!
その力比べの最中、さっきのチューカ=ハーンが吐いた血だまりでうべべが足を滑らせた。
うべべ:
「うべえっ!?」
エビチャー=ハーン:
「むほおっ!?」
両者は勢いのついたまま激しく横転し…、
がいーん!!
うべべ:
「げべべっ!?」
どがーん!!
エビチャー=ハーン:
「ぼげらっ!?」
うべべは電柱に、エビチャー=ハーンはブロック塀にしこたま頭を打ち二人とも動かなくなった…。
とるこ:
「うべべーっ!!」
テンシン=ハーン:
「エビチャー!…くっ!…引き分けかっ…!」
とるこ:
「となると、やはり最後はオレ達の戦いで決着っつーことになりそうだな。」
テンシン=ハーン:
「そのようだな…。ならば思い知らせてやろう!このテンシンの実力を!!」
とるこ:
「なにっ!?は、速えっ!?」
テンシン=ハーン:
「言っただろう、我らの命は機動力であると!ましてや、このテンシンは神聖モンゴルの大ハーン!我がスピードについてこれるものか!!」
とるこ:
「けけけーっ!胃の中のオカズ大腸を知らずとはてめーの事だぜ!」※正しくは「井の中の蛙大海を知らず」である…ってこんな注意書き必要あるのか?
テンシン=ハーン:
「な、何だとっ!?」
とるこ:
「けけけけ!てめーが地上ならオレは空中だ!オレは魔力や体力は大幅に失ったが、スピードだけは維持してるんだぜ!!」
テンシン=ハーン:
「ぬおおお!やるではないか!
では勝負だ!向こうの公園(直線200メートル先)まで先に着いた方の勝ちとする!いいな!」
とるこ:
「上等だ!行くぜ!!」
果たして勝つのはテンシンの脚か!とるこの翼か!?
キキーッ!!!
テンシン=ハーン:
「!?」
ドカーン!!
十字路から飛び出してきた乗用車にテンシンは豪快に跳ねられた…。
テンシン=ハーン:
「ぐわあああ!わ、我輩は諦めんぞ!神聖モンゴルの世界制覇の暁には、街道を整備して交通事故のない社会を…!!」
とるこ:
「神聖モンゴル帝国…。恐ろしいヤツらだった。だが、勝負はオレ達の勝ちだ…!」
神聖モンゴル帝国 vs 神聖オスマン帝国 勝敗記録
チューカ=ハーン ● − ○ とるこいし チューカ突然死
マーボー=ハーン ▲ − ▲ まるこいし まるこ人生オワタ\(^o^)/
エビチャー=ハーン ▲ − ▲ うべべ 両者KO
テンシン=ハーン ● − ○ とるこいし テンシン不慮の事故
とるこ:
「さぁってと、ここからが勝者の特権タイムだ。」
うべべ:
「う〜ん…いてて……。アイツらはどうなったズラ?」
とるこ:
「よろこべ。ジハードは成ったぞ。オレ達の勝ちだ。あいつらは川に捨ててきた。」
うべべ:
「そ、そうズラか。」
とるこ:
「ところで勝者の特権、である戦利品はどうなった?要するにポテトチップス…。」
うべべ:
「うべ?あの子なら、もうとっくにポテチ持って帰ったズラよ?」
とるこ:
「はあ!?いつ!?」
うべべ:
「オメーが神聖オスマン帝国とか言い出したあたりズラね。」
とるこ:
「めちゃくちゃ序盤じゃねーか!?じゃあ、オレ達はなんのために戦ったんだよ!?」
うべべ:
「いや、きっといつものツンデレで、てっきりあの子を助けるためかと…。本気でポテチが欲しかっただけズラか!?」
とるこ:
「あたりめーだバカヤロー!悪魔が人助けなんてするわけねーだろ!てめーがしっかりあのガキ見張ってねーからあ!!」
うべべ:
「ちょ、痛ぇ!痛いズラよ!やめろ!!」← 一本背負い
とるこ:
「ふぎゃ!!」 ぐっしゃあ!!
うべべ:
「あっ?とるこ?とるこー!?うわっ、打ち所悪かったみたいズラ!?痙攣して泡吹き出したズラ!!せ、せんせー!!せんせー!!とるこがーっ!!せんせー!!」
勝敗記録
チューカ=ハーン ● − ○ とるこいし チューカ突然死
マーボー=ハーン ▲ − ▲ まるこいし まるこ人生オワタ\(^o^)/
エビチャー=ハーン ▲ − ▲ 山本うべべ 両者KO
テンシン=ハーン ● − ○ とるこいし テンシン不慮の事故
山本うべべ ○ − ● とるこいし まさかの下克上
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