もんちっち劇場
2/2 (土)
管理者:
「凄い事になってるなー。」
美咲:
「なにが?」
管理者:
「いやね。我らドラファンの愛すべき宝・中日ドラゴンズのマスコット『ドアラ』が、来たる2月22日に本を出す事になってるじゃんか。」
美咲:
「あー。『ドアラのひみつ〜かくさしゃかいにまけないよ〜』か。」
管理者:
「もう、先日ネット通販で予約を開始したところ、アマゾンとかセブンアンドワイとか楽天とか、いたるネットショップで予約件数1位を占めたらしい。」
美咲:
「すげえな(汗)」
管理者:
「ここ数年静かにドアラ人気は増え続けていたけど、一昨年あたりからニコニコ動画でドアラの画像が増え始め、去年の交流戦の動画あたりから爆発的にファンが増加したんだよな。」
美咲:
「ドアラがここまで愛されるようになって嬉しい限りじゃねーか。」
管理者:
「1999年、ナゴヤドームの前で試合が始まる数時間前に着いてしまって、グッズ売り場も見てしまったし、「あーやることないなぁ、試合まで時間潰さないとなー」とか思いながら、ボーっとしてた時に、ドアラが駆け寄ってきてくれて、握手をしてくれたあの手の感触は今でも覚えてるよ。
結構強くギュッと握ってくれてさ。あんまり嬉しくてこっちも両手で握り返してしまった。」
美咲:
「そうそう。そうやって、早い時間からファンの様子とかチェックして、暇してるファンを見つけてはスキンシップ取ったり、地道にファンサービスしてるんだよ。それが仕事と言ってしまえばそれまでだけどさ、そういう気配りとかがホント偉いよな。」
管理者:
「そういう些細なサービスからひとつひとつ一生懸命取り組んで、その結果、今の人気沸騰に繋がったと考えるとホント心から嬉しい。」
美咲:
「そんなドアラが初めて出す本だ。当然新刊で買わないとな。発売日は本屋にダッシュするぜ。」
管理者:
「ふふふ。オレはすでに解禁日に予約を済ませた。ねんがんのドアラのほんをてにいれたぞ!」
美咲:
「ころしてでもうばいとる」
管理者:
「な、なにをするきさまー!」
美咲:
「まあ、冗談は置いといて。でもさ、あの本屋に駆け込んで手に入るかどうかってスリル、そして手に入れたときの達成感勝利感、アレがいいんじゃね?」
管理者:
「う、うーん、確かにな。欲しい本が本屋で残ってた時の、あの感動はえも言われぬものがあるが…、でも美咲君、分かっているかね?ドアラ本、初版は7000冊しか発行予定がないのだよ?」
美咲:
「ななせん!?ちょ、なんでそんなに少ねえの!?」
管理者:
「分からん。様子を見てから増刷する腹なのか。」
美咲:
「ドアラの人気から言って、本が当たるのは確実なのに、何でそんな弱気なんだよ。」
管理者:
「あるいは、初版をわざと少なく発行し、需要に対して供給をグッと少なくして入手困難にすることで、逆に購買意欲を掻き立てたところで、一気に大量増刷して総攻撃をかける作戦かもしれん。」
美咲:
「どっちにしても、そんなに少ねえんじゃ、発売日に本屋に行っても手に入る確証がなさそうだな…。」
管理者:
「7000だろ?ひょっとしたら、予約だけで7000冊埋まっちゃうんじゃないの?ドアラ動画の閲覧数の凄さを見ても、相当のファン人数が居るし、中には『1冊は保管用、1冊は布教用、1冊は神棚に納める』とか言ってるヤツとかも居るぞ。」
美咲:
「待てコラ!そんな贅沢な買い方しねーで、オレ達にも回せ!」
管理者:
「ハリーポッターより予約が多いらしい。ドアラ人気恐るべし。」
美咲:
「オ、オレも予約するわ。このままだと勝利感どころか本屋で相当な敗北感を味わうことになりそうじゃん!」
どこまで加熱するのかドアラブーム。
あと美咲はドアラに夢中で、管理者がよーやく髪が生えたことには全く気づいてもくれなかったようです(泣)。
2/11 (月)
アナウンサー:
「上手投げーっ!今売り出し中の威海洋、大関白星山を上手投げ…、あっと、物言いです、物言いが付きました!」
※物言い…相撲で行司が下した裁定に、審判員や控え力士が異議を申し立てる事。この後、審判員らがビデオなどを参考に話し合い、改めて裁定を下す。
審判長:
「えー。ただいまの協議についてご説明いたします。
行司は、西方・威海洋に軍配を上げましたが、『威海洋の足が投げを打つ際にはみ出していたのではないか』、と物言いが付き、協議の結果、足が先に出ているとの事で、行司差し違えで東方・白星山の勝ちと致します。」
アナウンサー:
「あーっと、どうやら威海洋の足が先に出ていた模様です!これで白星山は初日から14連勝、もし今日結びでここまで全勝の横綱・烈火王が敗れますと、俄然優位な展開となりますね!」
審判長:
「ただいまの協議についてご説明いたします。
行司は東方・樹海富士に軍配を上げましたが、『同体ではないか』と物言いが付き、話し合いの結果同体であるとして、取り直しといたします。」
審判長:
「ただいまの協議についてご説明いたします。
行司は東方・烈火王に軍配を上げましたが、『烈火王の手が先に付いているのではないか』と物言いが付き、ビデオで確認致しましたところ、やはり、西方・東尋坊の肩の方が先に地についているとの結論となり、軍配どおり東方・烈火王の勝ちと致します。」
審判長:
「ただいまの協議についてご説明いたします。
行司は西方・笹錦に軍配を上げましたが、『輿光の足が、笹錦の足が出た時点で、まだ残っているのではないか』と物言いが付き、確認致しましたところ、輿光の足が残っていたとして、行司差し違えで東方・輿光の勝ちと致します。」
黒星山:
「ひいふう!今は三段目の45枚目だけど今場所は好調っス!
ここで勝てば6勝1敗、幕下昇進の可能性もあるっス!メイたん!ボク頑張るっスよ!!」
行司:
「のこったのこったー!!」
黒星山:
「今っス!!」
干支瀬虎:
「ぐわあ!」
アナウンサー:
「すくい投げー!コレは見事に決まりました!絶好調・黒星山、干支瀬虎をすくい投げで破り……おやっ!?物言いです、物言いが付きました!?」
解説・音和山親方:
「おかしいですねぇ?私には黒星山の完璧な相撲に見えたんですが…。」
審判長:
「えー、ただいまの協議についてご説明いたします。
行司は西方・黒星山に軍配を上げましたが、『黒星山にあんな見事な相撲が取れるわけが無い、何かの間違いではないか』と物言いが付き、話し合いの結果、今のはみんなで悪い夢を見ていたとして、取り直しと致します。」
黒星山:
「ぶーっ!?ちょちょちょ、な、なんっスか、それえええ!?せっかく、せっかくボク会心の相撲取れたのにぃーっ!!」
解説・音和山親方:
「(;゜Д゜)ぽかーん」
テレビの前で鳴隼が腹抱えて笑っていた。
2/15 (金)
浦田:
「たのもーう!!」
ベータ:
「うお!?どうした浦っち?また家出…もとい、修業か?」
浦田:
「これは異な事を!?ベータ殿ともあろうお人が、今日わざわざおれが訪ねて来た理由も分からぬと!?」
ベータ:
「今日の日記は2月15日付けだが、この周辺のイベントというとやはりアレか?」
浦田:
「うむ!皆まで言うでない!某も皆も思いは同じのはず!!」
ベータ:
「おお、同志よ!この聖戦を前に心の友と合流できたのは嬉しいぞ!」
浦田:
「では、いざゆかん!そして、ともに奏でん、勝利の凱歌を!!」
ベータ:
「おおー!!……と言いたいところだが、地元でチョコがもらえないから他所に貰いに行くという発想自体は悪くないけどさ、『おくら』もそうなのかもしれんが、この『もんちっちランド』も兵法で言う『死地』だぞ?」
浦田:
「何と!?」
ベータ:
「女キャラは居れども、毎年、妹からもらえる1個だけだからなぁ。」
浦田:
「むむむ…!しかしベータ殿、それはあくまで去年までの話!去年までは単独で戦っていたからこそ!今年は我ら共同軍ではないか!」
ベータ:
「はっ、そうか!一人一人の力は小さくとも、1+1を5にも10にもしてしまうのが友情パワー!!」
浦田:
「左様!今年の我らは去年までの我らとは違うのだ!」
ベータ:
「よーし!浦っち、そーと決まれば善は急げだ!早速チョコ求めて行脚するぞ!!」
浦田:
「うおーっ!!」
クイーン:
「消え去れ。」
ベータ:
「ぐはっ!」
浦田:
「ぐふっ!」
ベータ:
「これで8連敗か…。全然うまくいかねーぞ。」
浦田:
「ま、まだまだでござる!まだ戦いは始まったばかり!野球で言えば、序盤戦が終わり打順が1巡したところですぞ!!」
ベータ:
「そ、そうだな。でも、さすがに8連敗してるから、そろそろ攻め方を変えねばならんと思わんかね?」
浦田:
「なるほど、野球でいえば、円陣を組んで狙い球や作戦を練り直そうというところでござるな。」
ベータ:
「まず、はじめは麗羅にアタックしてけんもほろろ。続いて鳴隼にアタックして1万でチョコを売りつけられそうになったので半泣きで逃走。その後、楓、ガングロン、グリセリン、琴姫、ためごろう…、そして今クイーンに生ゴミを見るような目で追い返されたわけだ。」
浦田:
「うむ。並の人間…、いや、我らとて二人で力を合わせていなければ、そろそろ自殺を考えるタイミングであるな。しかし、そこは友情パワー。1+1が5にも10にもなって、まだまだ頑張ろうという気になっておる。」
ベータ:
「ええ!?5倍や10倍のチョコがもらえるんじゃなくて、5倍や10倍フラれても耐えられる、っていう意味でパワーアップしてんの、オレら!?」
浦田:
「うわーん!そんなパワーアップ嫌でござるぅ!!」
ベータ:
「オレだってやだよ!何かいい手はないのか!?」
浦田:
「う、うむ。無くはない。今まで我らは手当たり次第に声を掛けてしまっていたが、我らの精神力とて無限ではない。ここからはターゲットを絞って攻めていこうではないか。」
ベータ:
「というと?」
浦田:
「ズバリ、キツイ人は避ける。土台、クイーン殿や、鳴隼殿なんて、もともと誰のチョコも用意しておらぬと思わぬか?」
ベータ:
「……そういや、そうだな。別にオレらじゃなくて、他の男でも相手してくれねえや、あいつら。」
浦田:
「だから、ここからは勝算のある戦を…、平たくいえば、もっと優しい御仁狙いにしてはどうだろうか?」
ベータ:
「優しい、か…。優しい子なんていたっけ、ウチ…。まあ、雪さんぐらいならいいかもな。」
浦田:
「おおお!松山殿が居たではないか!!よし、今すぐ松山殿の宅に向かおうぞ!!」
とるこ:
「うわ。負け犬どもがババアの施しを受けにきやがった。」
浦田:
「なんという言い草!!」
ベータ:
「でも図星だから言い返せねえ。」
ゆきんこ:
「まあまあ。せっかく頼ってこられたのです。どうぞ召し上がって下さい。」
浦田:
「う、うおおお!ありがたや!!」
ベータ:
「ねんがんの『ぎりチョコ』をてにいれたぞ!!」
浦田:
「早速食べるでござる!」
ベータ:
「ばくっ」
浦田:
「もぐもぐ…」
ベータ & 浦田:
「ぶっはーっ!ぐふぉ、ぶあっはっはっ!!」
ゆきんこ:
「やや?」
とるこ:
「ババア、いつになったらチョコレートとカレー粉の区別つくようになるんだよ。」
ベータ:
「しかも激辛じゃねーか、これ!!」
ゆきんこ:
「はて。」
浦田:
「せ、青春は、ほろ苦い味とはよく言ったもの…。」
とるこ:
「いや、苦いというより、どう考えても『辛い』だろそれ。」
ベータ:
「酷い目にあったなぁ。」
浦田:
「でも、義理カレーとはいえ、もらえたことには違いない!まずは1個ゲットなり!!はるばるもんちっちランドまで来た甲斐があったというもの!」
ベータ:
「精神力、強っ!!」
浦田:
「次は誰のところへ行こうかのう?」
ベータ:
「そういえば、この時期、美咲が義理チョコばら撒いてるぞ。」
浦田:
「ほう、実に意外。硬派ゆえ、こういうイベントには無縁の方かと思うておったが…。」
ベータ:
「いや、学校で同性にやたらとチョコを貰うらしい。捨てるのも忍びないから、それをモテない男たちにくれるんだよ。」
浦田:
「お、お下がりのチョコであるか…。でも、貰えないよりはマシだのう。」
ベータ:
「じゃあ、貰いにいくとするか。」
美咲:
「よー、浦田にエロ勇者か。よく来た、10個ずつぐらい持ってけ。」
ベータ:
「美咲様!美咲様!ありがとうごぜえますだあ!!」
浦田:
「だああ!い、イメージと違うでござる!」
美咲:
「あ?なにが?」
浦田:
「義理チョコをばら撒くというから、やってきたものの…」
美咲:
「だから、ばら撒いてるじゃねーか。何か文句あんのかよ。」
浦田:
「いや、まさか本当に文字通り『ばら撒いて』いるとはあああ!!」
ベータ:
「ばっか!浦っち!そういう事言ってゴッデス(女神様)の機嫌損ねたらどうすんだよ!プライドを捨てろ!落ちてるチョコでも、踏まれたチョコでもいいから、とにかく1個でも多く拾うんだ!!」
浦田:
「ううう、何か間違っておる。もっとこう、バレンタインとは、甘酸っぱい男女間の…。」
でも結局10個ずつ拾った。
クレイステネス:
「チョコー?ええよー。好きなの持っていきー。」
ベータ:
「なんかいろんな形やら、いろんな色のチョコがあるな。」
クレイステネス:
「いやー、いろいろ試行錯誤してなー。失敗作ばっかやねんけど、それでもええなら持ってって。」
浦田:
「うむ!これでござるよ!これ!既製品ではなく、失敗してもいいから、自分なりに頑張って作ってみた、その手作り感にこそ、チョコレートの価値というものは詰まっているのだ!!」
クレイステネス:
「なんや照れるなぁ。そんな大層なもんやあれへんけどね。」
ベータ:
「じゃあ、オレはこのでかいのを貰おうかな。」
浦田:
「では拙者はこの星形のを…。」
ベータ:
「もぐもぐ。」
浦田:
「むぐむぐ。」
ベータ:
「んん?」
浦田:
「いかがなされた?」
ベータ:
「これ味おかしくない?」
浦田:
「ああ、ではベータ殿は、おそらく失敗作を引いたのだな。某のチョコはいたって美味であるぞ。」
ベータ:
「というか、辛い!?ぶはっ!なんで!?さっきの雪さんのカレー粉といい、なんでチョコの日に辛いのばかり!?」
クレイステネス:
「あははは、それかぁ。それなー、味覚があべこべになるチョコやねん。」
ベータ:
「はあ!?」
クレイステネス:
「なんかの役に立つかなー思て作ったンやけど、なーんも使い道思い浮かばんかったから、失敗作として、そこにほかっとったんや。」
ベータ:
「ゲーッ!?本当だ!?さっきの雪さんからの激辛カレー粉が甘ぇ!!あんなに辛くて食えなかったのに!」
クレイステネス:
「あ、やった♪役に立った。よかったー。」
浦田:
「いや、立ってないと思うが。(汗)」
ベータ:
「あのさ。嫌な予感してきたんだけどさ。失敗作っって…、ひょっとして、これ。チョコレートとして失敗した作品群じゃなくて…?」
クレイステネス:
「そやよ?発明品としての失敗作群や。」
ベータ:
「やっぱりか!!」
浦田:
「ちょ、ちょ、ちょっと!?だとすると、このチョコはどんな副作用があるでござるか!?今のところ、何も異常は起きてないのだが!?」
クレイステネス:
「あー、それかー。それな。不眠症になるチョコや。」
浦田:
「ぶ――――っ!!」
ベータ:
「うわっ、汚ね!!」
クレイステネス:
「受験生とかに役立つよう、寝なくても平気になるチョコを作ろう思てなー。どこをどう間違ったんか分からんけど、そんなんになってもた。」
浦田:
「ぐわあああ!嫌でござるー!よく暴れて、よく食って、よく寝るのが拙者の楽しみなのにぃ!!」
クレイステネス:
「他にもいっぱいあるでー、遠慮せんと食べてんか。」
ベータ & 浦田:
「もういい!!」
ベータ:
「どうだったかね、今年の戦いは?」
浦田:
「うーむ。七難八苦というか、七転八倒という感じであったが、とりあえず、チョコの数だけは確保した。これで、帰っても他の部員達にバカにされずに済むでござる。」
ベータ:
「そうか、良かったなぁ。まあ、今年は二人仲良く12個(内訳:美咲からの10、クレイステネスの産業廃棄物、ゆきんこのカレー)ということで。」
浦田:
「左様。同じ数という事こそ、我らの友情の証…!」
エープ:
「あ、兄貴。あれ?浦田君も来てたんだ。」
浦田:
「おお、エープ殿、お久しゅう!」
ベータ:
「で、何か用かね、わが妹よ。」
エープ:
「いや、ただ単に買い物の帰りだけど。あ、そうだ。はい、チョコ買っといたよ。」
ベータ:
「あ、まだお前から貰ってなかったっけ今年。サンキュー。」
浦田:
「おおー、ベータ殿、良かったでござるなー。これで13個目でござるかー。」
ベータ:
「そうだなー、13個だなー。」
浦田:
「13個目でござるかー。」
エープ:
「………。」
ベータ:
「………。」
浦田:
「……某は?」
エープ:
「うっ…、ゴメン、まさか浦田君来てるなんて思ってなくて、兄貴の分しか…。」
浦田:
「……某のは…?」
エープ:
「あっ…、と。急用思い出した…。じゃ、兄貴、夕飯までにはちゃんと帰ってきなよ、それじゃ!」
浦田:
「某のはあああ!?」
ベータ:
「な、泣くな浦っち!来年があるじゃないか!!」
浦田:
「お、おのれー!最後の最後で我らの友情を反故にするのかベータ殿!?」
ベータ:
「そんなコト言ったってなぁ〜………お?」
浦田:
「む?」
明美:
「悲しむことは無いわ、あたしの勇人。貴方には、あたしの愛情のたっぷりこもった本命チョコをあ・げ・るv エープの義理チョコなんかよりもよっぽど価値がある本命チョコを喰らえエエエエエ!!」
浦田:
「ぎっ…!ぎやあああああああ!!そ、それだけは死んでも要らぬぅううう!!」
明美:
「照れること無いのよ勇人!そんな奥ゆかしいところも魅力だけどォ!?くっ、口移し!口移しで食べさせてあげるから!うっふーん、あたしごと食べてえええ!!」
浦田:
「ぬおおおおお!捕まってたまるかあああああ!!!」
明美:
「甘いわあ!疾きこと風のごとく、静かなる事は省略して、侵略すること火のごとく、貴様を動けなくすること山の如しーっ!!」
ドドドドドドドドドドド……
ベータ:
「浦っち。…武運を祈るぞ。
……さーって、帰ったら今日はハンバーグだー♪」
浦田と明美の追いかけっこは深夜まで続いたが、クレイステネスの不眠症チョコのおかげで、辛くも浦田は故郷の『おくら』まで逃げ切ったという。
2/23(土)
一日千秋の思いで待ち焦がれたドアラ本がついに届きました!
2月22日発売なのに、2月23日に届くとは・・・、やはり発売当日に本屋にダッシュした方がよかったか?
結局7000部の初版ではとても需要に対しておっつかないと言うことで、まだ1冊も売ってないにも関わらず10倍に増刷するという暴挙(英断?)に出たPHP出版でしたが、その10倍に増えた7万部さえもが、この2日でいきなり完売寸前と言うとんでもない状況だそうで、ドアラ人気恐るべし!!!
このことを考えるとやっぱり注文で良かったのかも。多分買いそびれてたでしょう。
内容も笑いあり、涙あり、全般的にシュールテイストで、ドアラファン納得の1冊。
買ってよかったです。大事にします、ありがとうドアラ。
以下内容のネタバレがあるので、楽しみにしてる人は今すぐ引き返してください。
ドアラの本が出版されるにあたって、ドアラのライバル日本ハムのB・B、ロッテのマー君からのコメントが寄せられてたんですが、それぞれ
B・B:「印税でリッチになったドアラなんて想像したくない!」
マー君:「本出すってことは、『印税』ってヤツでお金持ちになれるの!?」
なんで、どちらもひたすら印税にこだわるんですか(笑)。
そして、そんな当のドアラも、掲載されてる森野選手のインタビューで「ドアラは金に汚いんですよ。人差し指と親指でわっか作って金くれ、金くれっていつも近寄ってくるんですよ。」とか、
野球界のマスコット、汚れ無き夢を与えるのが仕事なのに、どいつもこいつも金銭欲の権化か(笑)!!大丈夫かよ日本球界(汗)。
さて、その内容の中に、ドアラの飼い主とも通訳とも言われている石黒広報のドアラへの思いをつづったコラムがあったわけですが、この中に「シャオロンが中日のメインマスコットに抜擢されて以来、不遇を受けてきたドアラが、何とか自分の居場所を作ろうと試合前に球場前に出てお客さんを見つけては自らスキンシップを取りに行ったり努力をしていました。その結果が今の人気に繋がってると信じています。」と言うことが書いてありました。
2/2の日記で美咲との会話の中でもありましたドアラとの握手。まさに、この時の事だったんですね。
その頃のドアラはまだ人気が無く、子供達にも敬遠されてたようで、ドアラにとってはとても辛い時代。
ワシはこのときドアラと握手した時は嬉しさのあまり両手で握り返したし、恐らく満面の笑みだったに違いないんで、ワシのリアクションが少しでもドアラの励みになっていたなら嬉しいなと思いました。また、その時期からすでにドアラが愛しくてしょうがなかった自分をちょっぴり誇りに思いました(笑)。
笑いあり、涙ありのドアラファンの聖書「ドアラのひみつ〜かくさしゃかいにまけないよ〜」絶賛発売中なので、ドアラスキーな方々は是非!
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