もんちっち劇場
8/27 (金)
その日美咲はグラウンドに奇妙な物体を見た。
(ゼロ式さん 画)
美咲 :
「・・・・・・・・・なんだアレは・・・・・・。」
〜グラウンド〜
美咲:
「おーい。」
明彦:
「あ、美咲さん。マウンドに変なものが!!」
美咲:
「誰だ、神聖なマウンドにこんな不気味なオブジェ置きやがったのは。」
神田:
「技術部のスクラップか何かじゃねーのか?埋め立て地まで持ってくのがめんどくさくなったんだろ。」
美咲:
「ふーん。そーかそーか。技術部の奴らか・・・。上等だ。よりにもよって、このオレ様にケンカを売るたぁな・・・。」
明彦:
「あわわわ。」
美咲:
「技術部の雨乞いに乗ってやろうじゃねーか。ただし降るのは血の雨だがな。アキぃ!今すぐ技術部の名簿、職員室から借りて来い!!」
明彦:
「ちょ、ちょっと待って!まだ技術部の人の仕業だと決まったわけじゃないよ!それに、これが何なのかもはっきりしてないし(汗)!!」
美咲:
「それもそうか。暴れる良い口実だったんだが、それをやると出場停止もあるしな。」
神田:
「よく止めてくれた、アキ。ちょっとオレもホッとしたぜ。一言技術部かな、って言っただけで技術部の部員が皆殺しになったんじゃ、さすがにオレも寝覚めが悪ぃしな。」
美咲:
「しかし・・・。て事は、おめーらもコレの正体が分かんねーわけか。んー。1年ども知ってっかな。」
明彦:
「1年生のみんなもそろそろ終わって、こっちに来る頃だと思うよ。」
順平:
「こーんにーちはー!」
明彦:
「あ、順平君。」
神田:
「相変わらずノー天気な声だな。」
美咲:
「おう、順平、よーやく来たか。コレ何か分かるか?」
順平:
「あ、これねー!※浦田君の友達の科学者のおねーさん(メイ)から貰ってきたんだよ!!」
※先月参照。ゼロ式さんのオリキャラ・「浦田勇人」のこと。
神田:
「はあ?犯人はお前かよ!!」
明彦:
「犯人って(汗)」
美咲:
「オレは悲しいぞ。未だに道端に落ちてるガラクタ拾ってくる癖治ってねーのか。」
順平:
「ガラクタなんかじゃないよー!これは最新型のピッチングマシンなんだよ?」
明彦:
「へ?」
神田:
「コレが!?」
美咲:
「どうみても巨大な呪いの人形にしか見えんが。」
順平:
「コレね!凄いんだよ凄いんだよ!最高160キロまで出せるし、変化球も何でも投げれるんだ。それに、感情まで持ってるから、実戦感覚でバッティング練習ができるんだって!!」
美咲:
「感情?にわかには信じがたいが・・・。まあいい。じゃあ、一度試してみようぜ。使えるんならそれに越したことは無いしな。」
明彦:
「使うといわれても・・・。」
順平:
「あのねー。使い方がよく分からなかったから、機械に詳しいクレイステネスさんとこに聞きに行ったの。」
美咲 :
「ああ?」
順平:
「そしたら、この機械に凄く感心したみたいで、色々研究して、ついでに何か機能を追加したって言ってたよ。」
神田:
「得体の知れん物体を、得体の知れんヤツに渡して、得体の知れん改造を施されたってことか。」
明彦:
「ダメだ。カオスすぎる(汗)」
美咲:
「で、操作は?」
順平:
「うん。その時に説明書貰ったんだー。フランス語の。」
※クレイステネスは日本語は喋れるが書けない
美咲 & 神田 & 明彦:
「・・・・・・・・・・・・・・・。」
美咲:
「・・・アキ、そっち持て。埋め立て場に持っていくぞ。」
明彦:
「う、うん。」
順平:
「えー。せっかく貰ったのにぃ。」
クレイステネス:
「あ、あかんあかんあかんあかんー!!」
順平:
「あ、クレイステネスさんだー。」
クレイステネス:
「何てことするのん!?せっかくの世紀の大発明に、更にウチが愛情たっぷりに新機能搭載したったのにぃ!!」
神田:
「何しにきたんだよ。」
クレイステネス:
「順平君がウチに説明書忘れていったから、わざわざ届けにきてあげたんやないの。そしたら処分しようとしてるし、あんまりやわ、しくしく。」
順平:
「あれぇ?(鞄ゴソゴソ)僕ちゃんと説明書持って帰っ・・・・・・、東芝ルームエアコン・・・。」
明彦:
「間違えてるー!!(汗)」
順平:
「やっちゃった♪」
美咲:
「このアホ。」
ごんっ。
順平:
「あいた!」
美咲:
「まー、ちょうどいい。せっかく来たんだ。今からコイツ使ってみるから、操作してくれ。」
クレイステネス:
「OK。まかしといてー。」
神田:
「って!だから、何でオレからなんだよ!!」
美咲:
「アキや順平みてーな大事な戦力に万一事故があったらコトだろ。その点お前なら失っても痛くも痒くもないし。」
明彦:
「ひ、酷い(汗)」
神田:
「オレだって戦力だろ!オレが居なきゃ誰がてめーのボール受けるんだよ!」
美咲:
「そん時ゃ、順平キャッチャーにすりゃ、なんとかなるだろ。平気平気。」
順平:
「先輩頑張ってー♪」
神田:
「うっせー!!」
クレイステネス:
「なー。準備まだぁ?」
美咲:
「わりーわりー。早速始めてくれ。」
クレイステネス:
「ういういー♪」
神田:
「ええーい!もうヤケだ!矢でも鉄砲でも持ってこいやああああ!!」
クレイステネス:
「ほな、まずは速球行くでー。150キロなー。」
びしゅっ。
神田:
「うおおおっ!?」←振り遅れ
順平:
「すとらーいく!」
明彦:
「うわあ!速い!さすが150キロ・・・!」
美咲:
「コラァ!変化球打てねえ男が直球空振りしやがって、どの球打つ気だ!」
神田:
「るせー!まだワンストライクだろーが!黙って見とけ!!」
クレイステネス:
「どんどんいくでー、2球目〜♪」
どしゅっ。
神田:
「ぐぁらごわがきーん!!」←声で叫んでるだけで、また振り遅れ空振り
順平:
「すとらいく〜!先輩後が無いですよー。」
美咲:
「このスカバッター!控え落ちろ、控え!いや、もういっそ死ね!!」
神田:
「何てムカつく姉弟だチキショー!!」
クレイステネス:
「物凄い野次将軍がおるねぇ。」
明彦:
「神田君、力入りすぎてるよ!リラックスリラックス。」
クレイステネス:
「さあ、神田選手追い込まれました。ピッチャー第3球〜♪」
どびしゅっ
神田:
「くら・・・うおおおおおっ!?」
ピッチングマシンの放った球は神田の頭部付近をかすめるクソボール。
明彦:
「あ、危ない!!」
順平:
「カッコいい!マトリックスみたい!」
美咲:
「チッ、かわしやがったか。」
神田:
「チッ、じゃねーよ!!今のはシャレにならんだろ!!こらぁ!どこ狙ってやがんだ!危うく大怪我するとこだったじゃねーか!!」
クレイステネス:
「うっふふ、驚いた!?これがウチの搭載した新機能ビーンボールシステムや〜!」
明彦:
「ビーンボールシステム!?」
クレイステネス:
「本番は相手も人間なんやから、時には失投が頭に飛んできたりすることもあるやんか。あるいは当たりそうなところに投げてバッターを踏み込ませにくくしたり。それをバッティング練習でも再現できるようにしたのが、このビーンボールシステム!実際の投手の投球データを元にどれだけの確率で失投が来るかをしっかり反映させた自信作や!!」
順平:
「すごい!すごーい!!」
明彦:
「死んじゃうよ!!」
クレイステネス:
「なんで〜?これで頭部死球避ける練習しとけば、本番も平気やん?」
美咲:
「目の付け所は悪かねーが、練習で怪我したら元も子もねーだろ。」
神田:
「さっきチッって言ったくせに・・・。」
クレイステネス:
「うーん。」
美咲:
「それに、本番の死球よりエグい。普通は頭部死球なんて失投だから棒球なんだよ。こんな威力の球はこない。」
クレイステネス:
「あ。そっか。ほな、今のかわした神田君すごいなぁ。」
神田:
「いやー、それほどでも・・・って、その手に乗るか!本気で危なかったじゃねーか!そんなシステムとっとと取っ払っちまえ!!」
クレイステネス:
「いややー。せっかく付けたのにぃ〜!」
美咲:
「トシ(神田)の時だけONで、他はOFFっつーことで。」
クレイステネス:
「それならええ。」
神田:
「こらあ。」
順平:
「さすがねーちゃん、大岡裁きだね。」
明彦:
「明らかに一人だけが集中して追い詰められてるってば(汗)」
神田:
「くっそー、どいつもこいつもバカにしやがってよー。このままナメられてたまるか。この神田俊也様の真の力思い知らせてやるぜ!」
美咲:
「カウント2−1だったな。次空振ったら三振だぞ。三振したら今日帰りオレら全員にラーメンな。」
順平:
「わーい!ラーメン!ピッチングマシン君がんばって!」
神田:
「なにぃいい!?聞いてねえよそんな賭け!!オレ今月ピンチなのに!!」
明彦:
「ひ、酷すぎる。追い込まれてから罰ゲーム付けるなんて(汗)。」
びしゅっ
神田:
「この勝負負けられねえ!!うおらああああ!!」
カッキィーン!!
クレイステネス:
「あ、打ってしまいよった。」
順平:
「大当たり〜!!」
美咲:
「おお。※順平ネット越えやがった!」
※順平ネット・・・天才的スラッガーの順平が打撃練習であまりに柵越えの大アーチを連発してボールが外に飛び出してしまうため、学校側が急遽従来のフェンスの外側にもう一つさらに高い柵を設置した。学校側は第2フェンスと呼んでるが、「順平が作らせたネット」ということで野球部員間では「順平ネット」と呼ばれる。大体120〜130メートル弾までブロックできる。
明彦:
「すごい!すごい!!」
神田:
「だはははは!見たかてめーら、ちょっと慣れてくりゃザッとこんなもんよ!」
美咲:
「まぐれ当たりのくせにでかい顔しやがって。」
クレイステネス:
「ああーん、ウチのラーメンが〜!」
神田:
「はっはっは、ざまーみろ!さあー!気分がノッてきたぜ!どんどん来いやー!!」
しーん。
神田:
「・・・んあ?」
美咲:
「どした?」
順平:
「あれー?動かなくなっちゃったよ?」
クレイステネス:
「ん〜?なんかこのピッチングマシン人工知能みたいなん入っとったよ、そういえば。より本番らしい投球させるためかどうか知らんけど。」
美咲:
「そういえば、この機械、感情持ってるとか言ってたな。」
順平:
「あー。そういえば、この機械もらってくる時に言われたよ。この子、すっごくナーバスになりやすいんだって。」
神田:
「なんだそりゃ!?」
明彦:
「・・・・・・・・・。ということは、つまり・・・、今の大ホームランを打たれて、ピッチングマシンが落ち込んでしまって投げられなくなったってこと・・・?(汗)」
クレイステネス:
「そらあかん!今すぐピッチングマシンの心のケアをせんと!大丈夫やで〜!今のはたまたま出したバットに当たっただけや。交通事故みたいなもんやー。」
順平:
「いい球投げてるよー!元気出してー。」
美咲:
「・・・アキ、そっち持て。埋め立て場に持っていくぞ。」
明彦:
「う、うん。」
順平:
「えー。せっかく貰ったのにぃ。」
クレイステネス:
「あ、あかん!あかんて!勿体無い!どうかご慈悲を〜!!」
美咲:
「いちいちこのザマじゃ練習に使えねーんだよ!」
結局、引き取ったクレイステネスの研究所の隅に置かれているという。
8/28 (火)
さる先週の火曜日、お盆の休みをぶっ潰して連勤した(させられた)分の休みをここに1日だけ(泣)貰ったので、家族で東山動物園に行ってきますた。
普段デジカメ使わないおかげで全然上手く取れなかった(ピンボケまくり)。
屋外でもフラッシュ焚かないとくっきり撮れないんだろうか?ますますカメラ嫌いに( ̄△ ̄)。
けど、まあせっかく撮ってきたので、いくらか載せておきます。
しかし、覚悟はしてたけど、やっぱり暑さがひどくて動物たちがみんなグダーっとしてて、あまり出てこないわ、動かないわという状態でしたな(笑)。
特に、虎とライオンという動物園の両エースが見事に空振りに終わったのが泣ける。
やっぱりネコ科は可愛い。最高。
ペンギンにはこの暑さは地獄だろうなぁ。
コイツらシャワーから一歩も動かん(笑)。
白クマは何故か随分こっちに寄って来てくれた。
カメラを向けた瞬間にこっちを向いた
かなりカメラ慣れしている(笑)。
なぜか、これと
これは綺麗に撮れていた。
被写体が遠かったからかフラッシュを消し忘れてたからか謎。
色鮮やかで目を引いたのがキンシコウ。
しかし写真撮った人間(ワシ)がヘボすぎたためこの画質(泣)。
一番楽しませてくれたのが、一番映りは悪いけど(泣)、
このチンパンジーたち。
というのも、まずこの写真、
ペットボトルを器用に使って水を汲んで飲んでいるのだ。
するとこの画面外からもう1匹チンパンジーが現れ、
「おまえのものはおれのものおれのものもおれのもの」
とばかりに、このペットボトル持ってるチンパンジーから
ペットボトルを奪おうとしにきたのである。
すると、このペットボトル持ってるチンパンジーは、
ジャイアンの攻撃を回避し、今使っているペットボトルと、
その場にもう1個置いてあった
誰も使ってないペットボトルも、なぜか一緒に持って逃走!!
追いかけてくるジャイアンを嘲笑うように適当に距離を置いては
わざとそのチンパンジーに見せつけるようにペットボトルの水を飲む(笑)。
怒ってジャイアンが距離を詰めれば
また器用にかわして、その先で水を飲む。
こうして延々とジャイアンにペットボトルを奪われるどころか
嘲笑うように翻弄し続けたのだった。
他にいたお客さんも大爆笑。
どうやら、チンパンジーの世界にも鳴隼は居るようだ。
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