中日ドラゴンズ応援日記2000 10/1〜10/9 
10/1(日) 中日 2−3 横浜  敗:小山
10/3(火) 中日 4−5 ヤクルト  敗:小山
 泣くな小山!!

 2試合連続サヨナラ敗戦投手が何だ。

 あの山田久志コーチだって経験したらしいぞ。

 これも大投手になるための、燃える男になるための試練だ!!

 君の背番号33はあの中日の栄光のストッパー郭源治の付けていた番号。

 その背番号にふさわしい選手になるためには壁が多く待ち構えてるのは仕方のないことじゃけんね。

 

 3日はケンシン登板。

 3イニング1失点だったかな?調子は悪いようですが、何とかおさえたな・・・・と思ってたら新聞に見たくない文字が!!

 違和感再発

 やめてーやめてー!もう完璧に治してきて!!

 焦る気持ちは分かるけど、まだ若いんだから、時間はたっぷりあるから。

 完全に治して万全の状態で来年投げてください。

10/5(水) 中日 3−6 広島  敗:野口
 2位を目指してる大事なときに、なぜこんなに連敗するアルか〜!?

 それに、星野監督、若手をどんどん起用するって・・・、最近若手使ってないような気がするんですけど(^^;)?

 

 ・・・ゴメス退団か・・・。

行っちゃイヤ〜(^^;)

大ゴメス様

レオ・ゴメス4年間の成績

打率 本塁打 打点
1997年 .315 31 81
1998年 .274 26 76
1999年 .297 36 109
2000年 .289 25 79
通算 .294 118 345

 そのショックで取り乱してる様子はもんちっち日記の方に書いたのでこっちではあえて書きません。

 ともかく4年間ありがとう、お疲れさま、これからも頑張ってと言いたい。

 ・・・やっぱり海外でのプレーを長年続けるのは大変なんだろうな。とくにゴメスのような家族想いの選手は。

 

 さらに次の話題。

 オリンピックについて。

 われらの鈴木郁洋がシドニーで大活躍したにもかかわらず、

「古田が出てれば、もっと勝ってたのに。」

という輩がいる。

 さらにひどいヤツなどこれに便乗して、

「五輪でメダルが取れなかったのは鈴木のせいだ」。

などと吹聴しているくそたーけがおる。

 「鈴木のせいでメダル取り損ねた」なんて世迷い言をほざいてるヤツは死ね。死ぬべきヤツのたわごとなどにいちいち反論するのはエネルギーのムダだから、こんなアホは無視だ。

 ただ、古田が出てればもっと勝てたんじゃないの?という人には僕なりの意見は言っておく必要があろう。

 たしかに古田は球界でも屈指の名キャッチャーであるから、それだけに期待してしまうのは分かるし、古田が出てメダルを取った可能性も考えられるので、大間違いとは言わない。

 でも、考えてみて欲しいのは、鈴木がはたして他のプロ選手に比べて物足りない働きだったでしょうか?ということ。

 打率は.294。決して悪くない。キャッチャーという過酷なポジションも踏まえて考えれば、花マルを付けてもいいぐらいだ。

 しかも、日本が挙げた4勝のうち鈴木は3試合に出場し、その全試合で勝利打点を叩き出している。

 そもそも今のプロ野球では勝利打点がタイトルから消えてしまったので、なじみは薄くなってきてるけど、要するに勝利の決め手となる1点を叩き出した選手が勝利打点がつくわけ。

 大差で勝ったから関係ないじゃん。と思うかもしれないけど、点をとるべきところ、逆転すべきところで点が取れなかったらそのあとの流れが変わる可能性があるわけで。

 たとえば8点とった試合でも、もし勝利打点となった4点目が入ってなかったら、それ以降の4点が入ってなかったかもしれないのである。

 すなわちその4点目がなかったら8点から7点になるんじゃなくて、8点から3点になる可能性もあるわけ。

 ということだから勝利打点というのは重要なのです。で、3点も勝利打点を叩き出した世界の鈴木フミヒロは世界の英雄と言うわけですな(爆)。

 さらにリードに関してですが、確かに韓国キューバ戦は苦しんだ感はあるものの、トータルでそんなに点が取られたわけじゃないし、西武の松坂投手、ロッテの黒木投手らが口を揃えて「鈴木さん(君)のリードはとても投げやすかったです。」と好評だったのは特筆すべきであろう。

 守備もまるっきりミスがなかったわけじゃないけど、それだったら韓国戦で負けに直接つながった中村紀洋のエラーの方がよっぽど痛恨だったわけで、それで鈴木を責めるのはお門違いというものである。

 なにより鈴木が頑張った証拠は、中日球団が「鈴木君は我が球団のイメージアップに大変大きな功績を残してくれた。そのご褒美として、今年の年俸に五輪での査定もプラスしましょう。」と言ってることがひとつ。

 ふたつめはオリンピックの解説者が何かと、「ここで鈴木君に打順が回ると面白いんですけどね。」とか、アナウンサーが興奮しながら「ここで鈴木ですよお!!」とチャンスでフミ(鈴木)に回って大喜びしてはしゃぎ回ってたこと。

 みっつめはあの星野監督が「フミヒロが帰ってきたら鈴木と呼ぶことはまかりならん。シドニーと呼ぼう。」と暴走してはしゃいでること(^^;)。

 だから鈴木は立派に役目を果たしてきたのである。お疲れさま、よく頑張った、でも残念だったね。と言うならまだしも、鈴木が足を引っ張ったというように思ってる人は、しっかりオリンピックを見ていなかったのであろう。

 アメリカかどっかのスカウトがどう判断したかは知らんが、それぞれが自分の目で判断すべきことであって、そんなオッサンの感想に全ての人間が右へ習えするのはおかしい。

 繰り返すよん。鈴木は日本チームの指令塔として恥ずかしくない働きをしてチームにちゃんと貢献したのだ。褒められこそすれ、けなされる言われはない。

 だから鈴木が古田になってもたいして変わらない、あるいはもっと勝てないかもしれないと思う。

 ただ、木のバットを使い慣れてるプロ選手がもっとたくさん出てればどうだったかな?とは思うけど。

10/7(木) 中日 2−3 広島  敗:山本昌
 ドラゴンズの2軍が、ジャイアンツを破って、ファームの日本一を達成しました!!!

おめでとう中日2軍日本一!!

 面白いのは、この両チーム、共に1軍とチームカラーが正反対ということです。

 中日2軍はウエスタンの打撃10傑に5人もランクインするほどの超強力打線。

 かたや巨人2軍は投手力を中心とする守りのチームで競り合いに強い。

 結果としては1軍では巨人、2軍では中日と共に打高投低型が勝ったわけですな。あ、誤解しないで欲しいのは、あくまでも打線の方が強いという意味で、巨人1軍、中日2軍ともに投手陣もなかなかの成績ですので。

 とすると、じゃあ、やっぱり野球は点取りゲームだから、打線を重視すべきなのか?というと僕は反対だったりします。

 打線なんてのはやはり水モノで調子の波が激しい。

 打てるときはいいけど打てないときはとんでもないことになってしまいますわね。

 やはり大事なのは守備力だと思うのですよ。

 巨人が優勝したのは打線の力もさることながら、安定した投手陣がやはり原動力でしょう。

 いくら打線が5点取ってくれても投手陣が乱調でそれ以上取られたら負けてしまう。

 もし投手陣が1年通じて3点に抑えてくれたら、・・・いくら打線が調子悪くても、3点ぐらいなら何とか取れるでしょう、中日以外なら。

 ・・・まず中日は悪いときでも3点ぐらいは計算できる打線を作ってください。

 打率は今年はまずまずだけど、得点圏で打てなさ過ぎる(ーー;)。

 いくら投手力重視といっても、味方の援護が期待できないとピッチャーも思い切って勝負に出れないから、結果的に今年のように逃げ腰投手が増えてしまうんで。

 ここまでの文を読んで、おい、矛盾しとるやんけ!と思った人が多いかも知れません。

 ようするに、セオリーとしては投手力を中心とした守備力増強が大事なんですが、中日ほど得点力が低いチームはそんな事言っとれんという事です。

 まあ、バランスが一番大事なんやけどね。

 

 山本昌最優秀防御率赤ランプ。

 ロペスに打たれた3点目のホームランが致命傷。

 広島市民球場の狭さに泣かされた感じです。

10/8(金) 中日 6−1 広島  勝:岩瀬
 今日の先発は誰かな〜・・・と思ったら

iwase01.gif (6083 バイト)

いっ・・・岩瀬ぇええ!!?

 監督が今年1年本当に頑張ってくれたから、何とか二桁勝利させてやりたい。とのこと。

 なるほど。岩瀬、今9勝だったんだね。

 それにしても今年の岩瀬もすごかったなぁ。

 正直去年大活躍したルーキー4人。福留、岩瀬、上原、二岡。

 はたして2年目のジンクスはどうか。と予想したとき。

 福留は2年目はもっと良いと思う。

 上原も1年目ほどじゃないにしても、あれほどの投手がガクッと来ることはないだろう。

 二岡は苦しむんとちゃうかな。1年目は出来過ぎのような気がする。

 岩瀬は・・・・・・、怖え〜!見たくね〜。

 という感じで、岩瀬が一番心配だったわけでしたが、終わってみれば、一番苦しんだのは一番ジンクスに縁がないだろうとおもってた福留で、一番苦にしなかったのが 一番心配だった岩瀬でした。

 ほほほ。なんと見る目のないこと(^^;)。

 で、岩瀬はとにかくこのあとしっかり休んでですな。酷使した肩を回復させてほしいですな。ただムチャ休めするとかえって悪くなる事もあるので、トレーナーと相談しながらベストの方法で筋力を落とさないように休めると。

 ドラゴンズくらぶを見てたらどうも岩瀬はその辺のケアがしっかりしてるみたいなので、ちょっと安心しましたが(^▽^;)。

 で、岩瀬投手、見事に中日球団では権藤(現・横浜監督)に続く、二人目のルーキーシーズンから2年連続二桁勝利を達成いたしました!おめでと〜(パチパチパチパチ)。

10/9(金) 中日 2−9 広島  敗:野口
 

もんちっち「・・・で、最終戦がこれかい。」

美咲「・・・今年のフィナーレにふさわしいじゃねえか。」

もんちっち「結局野口の二桁勝利は駄目だったな。」

雪之丞「対広島戦は、結局今年も負け越しらしいですね。」

もんちっち「もうイヤじゃイヤじゃイヤじゃイヤじゃ!!何でこう、毎年毎年毎年毎年広島にやられるんじゃ!!最近はあの広島のユニフォーム見るだけで吐き気がするぞ!!」

美咲「それはヤクルトファンが中日に対して同じよーなことを思ってるんじゃねーのか?ウチにばっかり勝ちやがってって。」

もんちっち「ここ数年の対広島戦戦跡は、

1995年 10 − 16

1996年 12 − 14

1997年  9 − 18

1998年 14 − 13

1999年 13 − 14

2000年 13 − 14

(左が中日、右が広島の対戦勝利数)

 ・・・ええ加減にせえよ・・・。」

美咲「でも、

1993年 19 − 7

1994年 15 −11

(左が中日、右が広島の対戦勝利数)

だぜ?」

もんちっち「ああ!?1993年!?1994年!?そんな昔の事は知らん!!ともかく、広島はいつもいつも中日を目の敵にしてボロボロに苛めてくるからムカつくんじゃ〜〜〜!!」

雪之丞「でも、それは広島がそれだけしっかり中日を研究しているということでは?」

もんちっち「む!」

雪之丞「中日もしっかりと広島に対する研究を重ねて、広島との対戦を大切に取っていけば、これほど毎年広島にやられる事もないのでは。」

もんちっち「むむう!」

雪之丞「中日が巨人ばかりに気を取られすぎて他球団を甘く見ている証拠ではないでしょうか。」

もんちっち「うぐう!!」

美咲「その巨人に今年は一番クソミソに叩かれてるんじゃ、どーしよーもねーな。」

もんちっち「ひでぶ!!」

 はたして来年は巨人への雪辱と、広島への鯉患い(中日スポーツ的表現)を払拭することが出来るんでしょーか?

2000年ペナントレース総括  70勝65敗

 

 まあ、よくこんな戦力でこれだけ勝てたともいえるし、勿体無い試合を全部モノにしてれば優勝できてたのにともいえるし・・・。

 間違いないのは、今年の2位は中日ファンが満足しない2位であるということですな。

 けっして、1994年の10.8決戦でやぶれて2位になった、あの時の2位とは違うということ。

 あの年は無念の涙を飲んだけど、誰もが中日に惜しみない拍手を送りました。今年はちょっと無理ですな。

 それにしても今年は打線の不調が常に足を引っ張り、投手陣もとても投手王国という看板は恥ずかしくて出せない成績でした。

 しかも、頼りだったゴメスが日本球界を引退し、今年活躍の山本昌の年齢、岩瀬の酷使具合を考えると来年が果たしてどうなるのかとても心配な面があります。

 今年明るかったのは、種田の復活(カムバック賞受賞)と井端の台頭バンチ・ギャラードの成功ぐらいですかね。小山が出てきかけたんだけど、強烈なカウンターパンチを喰らった感があります。

 本当は今年1年犠牲にしても若手の育成に取り組むべきだったのではないかとも思いますが、いまさらそんなことを言っても始まらないので、これからどう補強していくのか監督の手腕に注目したいと思います。

 いちおう2位は2位ですから。来年につなげてほしいですな。戦力がかつてないレベルでボロボロになってまして、今年のオフほど来年の予想が立たない年は初めてですが(ーー;)。

 さらに心配なのはここ数年で急激に中日の選手が高齢化してること・・・。

 不安材料ばかり挙げてもしょうがないので、まだまだ不安は腐るほどあるけどもうやめときます。

 ともかくドラゴンズの選手のみなさん、お疲れさまでした。m(_ _)m

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