中日ドラゴンズ応援日記2000 8/1〜8/31 
8/1(火) 中日 11−1 阪神  勝:前田
8/2(水) 中日 4−6 阪神  敗:正津
8/3(木) 中日 3−4 阪神  敗:岩瀬
 この3試合は、ちょうどこの3日間実生活の方が多忙でございまして、1試合1試合日記を付けられなかったので、申し訳ないですが3試合まとめて行きます。

 まず、前田が良かったですね。

 以前3試合連続好投が出来るかどうかがカギといいましたが、見事好投しました。

 ただ、オールスターを挟んだ事と、相手が打線の弱い阪神であること、早々と大量援護をもらって楽に投げれる展開だったことなどを考えると一概には言えませんが。

 でも、前田が頑張ったことは事実だし、どっちにしろ今の中日の投手事情では前田に先発を任せるしかないんですけどね(本人は中継ぎに戻りたがってるそうですが)。

 あとの2試合は思い出したくもないですな。

 まあ、言うなれば岩瀬酷使のツケですか。

 特に3戦目なんかは落合がピンチとなったら即ギャラードでも良かったのではないかと。宣は高齢だったから1イニング限定も分かるけど、ギャラードなら8回からでもいいと思うのですよ。

 まあ、これを言うと監督采配批判になってしまうのでこれ以上は言いませんが。

 本当はここはウチが3連勝、んで、横浜が巨人に2勝1敗でもすれば面白かったんですがね。

 結果はキレイに逆。

 ウチが1勝2敗で、巨人が横浜に3タテ食らわした。

 はっきり言ってセ・リーグの火は消えたと言っても過言ではないでしょう。

 でも、消えてしまったものはまた点けてやればいいわけですから。

 確かに自力だけではキツイでしょうけどね。福留と立浪が阪神にスナイプされましたから。

 でも、何があるのか分からないのもまたスポーツの世界ですから。去年だってこれぐらいゲーム差を離しておきながら0.5ゲームまで巨人に迫られたのは、何だかんだ言っても、巨人の誰かさんが「メークミラクル」とか繰り返して諦めなかったからです。

 諦めたチームからペナントレースは脱落する。気持ちを切り替えて行くしかないでしょう。

 新聞見たら中日ファンが「さっさと諦めて来年以降のチーム作りに入れ!」というようなことを書いてました。

 でも、ちょっと待てや。ウチは2位なんだぞ。ウチがとっとと諦めたら残りはみんな消化試合やん。

 残り50試合も延々と消化試合をやるんか?冗談じゃない、そんなんだったら今すぐ巨人が胴上げしてキャンプに入った方がマシです。

 そんないい加減な気持ちで50試合もこなされたら野球ファンに失礼でしょう。奇跡を信じてるファンも居るのに。

 たとえファン全てが諦めても、選手たちは諦めないのがプロとしてのあるべき姿だろうし、また選手もファンの口から「さっさと諦めろ」なんて言葉は聞きたくないはずです。

 監督も「チーム状態は最悪、でもHPに温かい励ましや「諦めるな!」というゲキのメールがたくさん送られてきたことを本当に嬉しく思った。選手も落ち込んでいるからとても励みになる。」というような内容の事をHPで言ってました。

 ファンはこういう時だからこそ温かくあるべき。いくらか愚痴ったら、サッと気持ちを切り替えましょう。

8/4(金) 中日 10−7 横浜  勝:中山
 勝ったのか負けたのかよく分かんない(^^;)。

 バンチはどうしちゃったんだろうね。

 向こうでもこれだけ長い期間1戦級で活躍したことがないらしいから、疲れとかプレッシャーとか、あるいは自分の力が信じられなくなってきてるのかな?

 あれだけ早い球と、あれだけ多彩な変化球を好きなところに投げられれば抑えて当たり前だと思えればいいんだけどね。

 とにかく今年の中日の投手が去年までに比べてやたら失点するのはコントロールが悪いからです。

 野口なんかがその典型ですな。

 もちろん、どんないいピッチャーでも全球思い通りに投げられるわけじゃないですが、例えば初球とか、あるいはキメ球とか、そういうコントロールミスの許されない球だけは絶対に失投しない。

 これが出来れば、問題ないんですよ。

 去年もサムソンが勝負所でいつも抑えてくれたのは、それが出来たから。先発で投げてるのを見れば分かるけど、サムソンってあまりコントロールは良くないんです。

 でも、決め球はいつも打者が絶対打てないような一番いいところに突き刺してたんですよ。

 ここ一番の集中力が今年は不足してますな。優勝ボケではないと信じたいですけど。

 それにしても中山は良く頑張ったと思いますよ。普通なら、もう横浜逆転勝ちムードでしたもん。

 苦しみながらもよく抑えてくれたなあと思います。

 はっきり言って最悪級の勝ち方ですが、今は白星をどんな事をしてでも積み重ねていかなきゃいけないので、とやかく言っていられません。

 さて、うれしい話題が二つ。

 ひとつは僕がひそかに愛の視線を送っていた(コラ)森野君がスタメンで活躍しました。

 すごくスリムに変身してましたなぁ(^^;)。よっぽど2軍で頑張ってたんだろうね。

 このままレギュラーをつかみ取ってほしいなあ。

 もうひとつは、同じく愛の視線を送り続けていた(もうええっちゅうの)鈴木君がプロ入り初ホームラン!!

 本当におめでとう!!

 それにしても横浜スタジアムって、フェンス高くてホームラン出にくそうなのに、なかなか貴重な人が打つよね。

 大西もプロ生活2本のアーチをここで架けてるもんね。

8/5(土) 中日 6−0 横浜  勝:山本昌
 山本昌2年ぶりの完封おめでとうございまーす!!

もんちっち「すごくいい投球だった。」

美咲「うん。一生懸命投げてるのが伝わってくるのがいい。若手投手には精神的にもすごく見本になるよな。」

もんちっち「工藤とかは好投してても、なんかダラダラっつーか、いい加減っぽく見えるじゃん。」

美咲「山本はすごく必死に見えるもんな。不格好に見えるかもしれんけど。がむしゃらって感じで。」

もんちっち「森野も母親の誕生日に球場に招待して、目の前でホームラン見せたし、ゴメスも久々にホームラン打ったし、李もタイムリー打ったしで言うことなし(^^)。」

美咲「巨人も負けたし。」

もんちっち「何とか6ゲーム差まで戻したな。」

美咲「今の巨人の勝率が.593。全くこのペースを維持してシーズンを終えると仮定すると、ジャイアンツは80勝55敗ということになる。」

もんちっち「ほう。そうか。とすると優勝するには中日81勝54敗ってことだから残り試合を・・・」

美咲「35勝13敗でいけばいいわけだ。」

もんちっち「ふーん。そっかー。35勝13敗だから3つ勝って1回負けるペースでいけばいいわけだ。なるほど〜、それなら楽・・・じゃねえよ!!

美咲「やっぱり?」

もんちっち「3タテするだけでもツライのに、それを当たり前のように求められるんだぞ!!」

美咲「まあ待て。これはあくまでも巨人が今まで通りのペースを維持した場合の話だ。もちろんさらに加速する可能性もねーわけじゃねーけど、.593以上のペースに上げるってのは、なかなかキツイはずだ。」

もんちっち「ほう。」

美咲「それに中日が巨人との直接対決で頑張れば、巨人の勝率ペースを下げることが出来る。」

もんちっち「なるほど。」

美咲「それで例えば77勝ぐらいまで優勝ラインを下げることが出来れば、31勝17敗。約2勝1敗ペースで戦えば何とかなるわけだ。」

もんちっち「そうだな。それに中日が大型連勝するか、巨人がどこかでズッこけることもあり得るわけだしな。」

美咲「逆もありうるがな(ボソ)。」

もんちっち「ん?」

美咲「いや、何も。」

もんちっち「つまり中日は巨人に諦めずにこつこつ勝って付いていけば、チャンスが巡ってくる可能性が充分残されてるわけだ。」

美咲「ま、そのためにも残りの巨人戦直接対決8試合をせめて5分でいく必要があるけどな。」

もんちっち「あと下位球団相手の取りこぼしは絶対タブー。」

美咲「ま、この前の阪神戦のようなことをしたら終わりだ。」

もんちっち「苦しいけど、中日の頑張り次第では流れを変えられる部分はある。まだ諦めるのは早いぞ。」

美咲「ところで、ちゃんと今日の試合ビデオに録っておいただろーな。」

もんちっち「・・・すまん、チャンネル間違えた。」

美咲「・・・・・・・・・・・・・・・これ終わったら、オレの楽屋に来い。」

8/6(日) 中日 4−3 横浜  勝:中山  S:ギャラード
 

雪之丞「あれ?せっかく勝ったというのに管理人の姿が見えませんね。そういえば、昨日美咲殿の楽屋から蛙を擦り潰したような悲鳴が聞こえてきましたが。」

美咲「気のせいだろ(キラーン)。」

雪之丞「(その一仕事終えたようなすっきりした笑顔が怖い)。では、今日の試合を振り返りましょうか。」

美咲「今日は中日が逃げて、横浜が追う展開だったな。横浜がまくりにかかったけど、結果は中日がハナの差で逃げ切った。」

雪之丞「なんか聞いてると違う競技のような気が(^^;)。」

美咲「中村、久慈、ギャラードの活躍ももちろんだけど、やっぱり今日のヒーローは必死で横浜の攻撃を食い止めた落合と中山だろうな。」

雪之丞「ほう。なかなか深いですな。」

美咲「そりゃ、あの流れはすでに横浜サヨナラゲームの流れだったからな。それを凌ぐってのは大変なことなんだぜ。それに中山は一昨日ロングリリーフしたばっかりだったし。」

雪之丞「さよならげえむ?ろんぐりりいふ?」

美咲「・・・後攻軍加点時逆転勝利、長時間中継登板。(←ヤケクソ)」

雪之丞「おお!何となくポンと来ました。」

美咲「ポンじゃなくてピン。」

雪之丞「それより何やら管理人室から異臭が。」

美咲「夏だからな。腐るのが早いんだろ。」

8/8(火) 中日 3−4 広島  敗:前田
 

もんちっち「さて、今日のゲームを振り返る前に、おたよりが来ています。」

美咲「ん?」

もんちっち「愛知県豊橋市にお住まいの「落合英二の背後霊」さんから頂きました。」

 『このコーナーを見ていていつも思うのですが、美咲さんってとっても狂暴ですね。もう、目が合うだけで殴り殺されるような気がしてすごく怖いです。

美咲「・・・・・・・・・。」

雪之丞「・・・ぷっ(失笑)・・・。あ、いや失礼。」

もんちっち「何か言いたいことはあるかね。美咲ちゃん。」

美咲「東京や横浜の人にどう思われてもかまわないけど、名古屋のファンのみなさんが、怖いなんて思わなくてもいいんだよ?」

もんちっち「それ、ギャラードのセリフやんけ!!

雪之丞「では、今日の試合を振り返りましょう。」

もんちっち「まずよかった所は何と言っても小山でしょう。良い所に良い球が決まってたし、変化球の切れもよかった。変化球のコントロールにはやや不満が残るけど、あれだけ力のある球をうまく制球できれば問題ない。」

雪之丞「小山殿が良かったと。今後も期待できそうですか?」

もんちっち「今日みたいに投げれれば。相手や、調子、疲れ次第ではまた変わってくるからな。でも、今日の好投は今後の大きな自信になると思うよ。」

雪之丞「ふむ。試合全体としては?」

もんちっち「まあ、今日は勝てる試合を自分から捨てたような感じだな。特に山崎と関川の牽制死。ミンチーがアップアップして、苦しまぎれに投げてるだけの牽制球に二人も刺されたら、そりゃ、負けるわな。」

雪之丞「おそらく山崎殿も関川殿も安打が出たら2塁でとどまらず、一気に3塁を奪いたいという一心だったんでしょうね。」

もんちっち「だろうな。あと、揺さぶってミンチーをより苦しめようという意図と、二人とも2−3のランナー自動スタートのカウントだったこともある。」

雪之丞「一生懸命さが仇になったと言うことですか。」

もんちっち「何にせよこれでゲーム差は7。また巨人独走態勢になってきたのう。」

美咲「む〜〜!!思い出したら腹が立ってきた!!発散しなければ!というわけだ、殴らせろ!!

もんちっち「うぎゃああああ!!「落合英二の背後霊」君!!やっぱりこいつは狂暴というか凶暴だ!!君も気をつけ・・・ほげえええ!!

雪之丞「あの、もう締めくくった方がいいんでしょうか。」

もんちっち「ひでぶ!!

雪之丞「終わったほうがいいようですね。今は上の球団との差は考えずに1試合1試合を大切に戦っていくことの方が大事だと思います。それでは。」

8/9(水) 中日 9−7 広島  勝:小山
 小山投手初勝利おめでとう!!

 いや〜、めでたいめでたい。

 まさかひっくり返してくれるとはのう(^^)。

 最近は李の活躍が光りますな。打率もちょっと前は.250台だったのに.280まで盛り返してきたし。

 やっぱり足の速い李が出塁するとこっちはワクワクするしね。こっちが期待するということは、相手はかなりイヤな思いをするということでもある。

 野球に限らず勝負事はいかに相手を嫌がらせるかにあるから、李の存在は中日にとっては非常に重要であるといえよう。

 それに、足も速くて一発も期待できる選手って、福留がケガした今の中日には李しかおらんもんね。

 んでもって、小山。

 いい球投げるよね〜〜〜。速いし、伸びがあるし。変化球もキレがあるしね。んでもって、思ったよりコントロールもいいんですわ。

 間違いなく前の好投が自信となって生きてるよね。

8/10(木) 中日 4−6 広島  敗:落合
 途中までは今季最高のゲームだったんだけどなぁ。

 野口が序盤にやられて、監督がスパッとルーキー朝倉にスイッチ。

 この朝倉が2イニングをきっちり抑えて球場が中日ムードに。

 立浪が盗塁したり、鈴木がアウトにはなったものの積極果敢な大好走塁でチームのムードをビシビシ盛り上げて、ついにはゴメスの逆転スリーラン。

 投げても好調・中山が朝倉の後を受けて2イニングをパーフェクトに抑える。

 ここまではもう筋書き通りだったんですがね。

 落合が大誤算。

 あれよあれよで3点を失ってしまいました。

 やっぱり、無理して身体を直してきたからね。肝心な所での球の勢いや、コントロールがしっかりしてないのかもなあ。

 あと、せっかく三振にとれるはずだったファールチップを中村がこぼしたのも痛かったが。

 ただ、このあと、また小山ですか、カントク!?

 これで小山3連投ですぜ!!

 確かにここを切るのは小山しかいなかったかもしれないけど、だったら、落合が満塁になるちょっと前にギャラードをスクランブル登板させても良かったんじゃないかとも思いますな。

 6連戦が続くからなるべくギャラードを温存したいのかもしれないけど、ギャラード=1イニングと決めつけるのはどうかと。

 ま、これ以上言うと采配批判になるからやめとこ。

 しかし朝倉クン150キロですか!すごかったなあ。思ったよりコントロールも良かったし。

 小山が朝倉のライバルになってるらしいから、お互いに刺激しあうのは非常に良いことです。

 小山もだいぶ自信付いてきたと思うしね。

 打線がちょっと良くなってきた感じがする。李、立浪、井上が昇り調子になってきたからね。

 あと鈴木が思ったより打つもんだから、本当に中村はウカウカしていられなくなってきましたぞ。

8/11(金) 中日 2−3 阪神  敗:山本昌
 

美咲「良い所まで行くのに、いつもあと一打が出ねえ!!」

もんちっち「勝負弱いなあ・・・。山本も頑張ってたのに。」

美咲「7、8、9回と全部チャンスを作りながら、点がはいらねえんだもんな。」

もんちっち「これじゃ、優勝はつらいな(ーー;)。」

美咲「そーいや、お前後半戦はディンゴ次第みたいな事言ってたな。とっくに帰っちまったぞ。」

もんちっち「ぎくっ!まあ、李がその分活躍してるからいいじゃん。」

美咲「それから、後半戦、負け試合でも接戦でくらいついて戦っていけば自然と巨人との差は縮まるんじゃなかったのか?」

もんちっち「・・・負け試合で喰らいついてるんならな・・・。どっちかというと勝ち試合をポロポロこぼしてる感じじゃん。これじゃ差も開くて。」

美咲「そうだよな〜〜〜。」

もんちっち「お前こそ巨人が勝率.593を維持するのはなかなかキツイって言ってなかったか?」

美咲「知らねえな。」

もんちっち「いや言った!確かに言ったぞ!」

美咲「だからちゃんとその後2カード連続で巨人は負け越したじゃねえか。ただ、ウチも一緒になって負けただけだ。」

もんちっち「言い訳だ〜!言い訳言い訳!!」

美咲「うるせえ、死ね!!

ぐちゃり。

8/12(土) 中日 6−4 阪神  勝:武田  S:ギャラード
 勝つには勝ったが・・・、その・・・何と言うかねえ・・・。

 途中までは良かったんよ。

 逆転して9回表の守りに入るまでは。

 おいらは6−2、4点差、セーブはつかない場面だけど、他の投手はけっこう投げてるし、ギャラードが全然投げてなかったから、ここは迷わずギャラードだ!!と思ったんですが。

 出てきたのは小山。

 自信をつけさせよう。経験を積ませよう。という首脳陣の配慮だったんでしょうが、裏目に出ましたね(^〜^;)。

 2アウトまではトントンと取ったんだけど、最後のバッターにするつもりだった坪井にデッドボール。

 それも直撃だったから、坪井も痛かったと思うけど、小山も精神的に痛かった。

 これで動揺したのかしなかったのか、四球連発。

 小山はこれぐらいで動揺してほしくなかったけど、経験も浅いし、速球に自信のある投手がまともにぶつけてしまったわけだからある程度はやっぱり仕方がないのかも。

 監督もHPで、彼の乱調は大して気にしてなかったしね。

 ただ残念だったのは、ベテラン捕手の中村が、この若いピッチャーの精神を上手くコントロールできなかったこと。

 自信を失わせないためにも、マウンドに行って声をかけるとか、わざと内角を要求するとか、時間を稼いで気を取り直させるとか、いろいろ打つ手はあったんじゃないかと。

 小山の後のギャラードの連続四球は原因は分かってるから全然心配してません。

 たんなる登板間隔の空きすぎで肩が軽くなりすぎただけです(笑)。

8/13(日) 中日 6−3 阪神  勝:岩瀬  S:ギャラード
 何とか勝ち越したな・・・。

 しかし、岩瀬を数試合休ませたと思ったら、いきなりの連続登板。

 さすがセンイチ様。人遣いが荒いぜ(笑)!!

 とは言っても、この試合を負けるわけにもいかないし、確かに好調の中山もいるけど、一番安心して見られる中継ぎといえばやっぱり岩瀬だもんねぇ。

 監督も山田コーチもかなりやりくりは大変だと思うのよ。

 先発が2人ぐらい完投を計算できると助かるんだけど、無い物ねだりしたってしょうがない。

 打線では相変わらずゴメスが調子いいのか悪いのか分からん(ーー;)。

 李と種田が一番頼りになるかな、やっぱり。種田なんて規定打席に満たないけど150打数以上で打率.350以上をキープしてるんだからやっぱり大したもんだよ。

 山崎もあのがに股打法を真似してるし、中日でブームになりかねんのう。

 そういえば、ウチのおかんが種田のあの足の構え方を見て「コンパスみたい」と言ってたから、勝手に「コンパス打法」と命名してしまえ(笑)。

8/15(火) 中日 4−12 ヤクルト  敗:野口
 なんかもう、何も言いたくないって感じ。

 監督もHPで野口の投球を「オレはさみしいぜ」とポツリ。

 よくその気持ちは分かるんですよね。

 のぐちんに期待してるからこそさみしいんですよね。

 故障の話は聞かないから不調は精神的なものが原因だと思う。

 こういうのは何かのきっかけでコロッと変わるケースもあるけど、多分今年1年は最後までこんな調子ではないかと。

 ペナントの灯も消えて、重圧がなくなった所で、気持ちが楽になって立ち直るかもとは期待してるんですが、難しいだろうなあ。

 それよりルーキーの朝倉投手が今日は打ち込まれてしまったとか。

 オイラはバイトでその辺観てないんだけど、何でも味方のミスに足を引っ張られたらしい。

 ルーキーは打ち込まれても先輩がファインプレーで守ってあげなきゃいけないのに、何でこのチームはルーキーほど足を引っ張るかな(^^;)。

 たしか福沢君も足引っ張られたよねえ。

 去年で言えば、岩瀬の初登板でも李がとんでもないエラーしたし(^^;)。

 中日のルーキーは登板の前に厄払いしておく必要がありますな。

8/16(水) 中日 4−0 ヤクルト  勝:バンチ
 バンチは本当によく頑張ってるよね。

 正直最近はずっと調子が悪かったから、心配ではあったけど。

 向こうですごいピッチャーだという触れ込みを持って来たわけでもない。

 ものすごい実績をひっさげて日本に胸を張ってきたわけでもない。

 むしろ、この異国の地でダメだったら野球も終わりだという悲壮感すら背負ってやってきた。

 べつに、暗いわけじゃないよ。こんな明るい選手は滅多に見たことないし(笑)。ただ、バンチが日本にやって来たときはそういう立場だったということね。

 年俸はわずか2500万。外国人としてはあまりにも安すぎる金額。

 しかし、これがバンチの直面した「現実」でもあった。

 さらに、知り合いもいない。文化も違う。言語も違う。習慣も違う。

 共通項は「野球」のみ。

 それすら、ストライクゾーンが違う。アメリカとは野球スタイルも違う。

 そんな環境の中で、自分の居場所を確立し、チームにとってなくてはならない存在にまで上りつめたということは、実にすごいことだよね。

 思えば、キャンプのときから、必死で日本語を勉強し、チームメイトと親しんできた、あの第一歩のスタートからバンチ成功は約束されてたのかも知れん。

 ともかくその結果、現在「中日のバンチ」といえば、中日ファンじゃ知らない人はいない。

 これもまたバンチが自ら作り上げた「現実」。

8/18(金) 中日 7−3 巨人  勝:山本昌  S:ギャラード
 さあさあ、中日としては絶対に負けられないジャイアンツとの直接対決!

 戦力を冷静に見ると中日1勝2敗ぐらいが妥当と思われるが、それでも3つ勝たなきゃセ・リーグの灯は再点灯しないどころか、巨人にマジックが点灯するという、まさに崖っぷちの3連戦!

 3つ負けたら巨人優勝と言っても文句が言えない悪夢の11.5ゲーム差となる3連戦。

 広島、阪神と6連勝し、ここで中日までやられたら西日本球団は巨人に屈服してしまうという、一種の関ケ原でもありました(ワケわからん)。

 その先発を飾るのはやはり中日の真のエース、山本昌!!

 初めは「今年の山本は大丈夫か?」てな状態だったにもかかわらず、気がついたら防御率も2点台、勝ちも先行と、きっちりとした成績に盛り返してきた山本は、絶好調のジャイアンツ打線を必死で抑えました。

 対して打線は塁はにぎわすものの、全くチャンスで打てない。残塁の山、山、山!!

 徐々に流れが巨人に傾きつつあったその時、巨人の反撃を食い止めたのは我らが岩瀬!!

 8回をスイスイと片づける。

 思えばこの岩瀬がここをきっちりと抑えたことが、9回表の中日のダメ押し攻撃につながったと言えるだろうねえ。

 岩瀬はもう安心してみられますね。やっぱり休ませたのは正解でしたな。

8/19(土) 中日 1−3 巨人  敗:武田
 巨人の倍ヒットを打っていながら、点数は巨人の3分の1。昨日の貧打がそのまま続いてしまった。

 今日の先発は武田。

 また、野口が中継ぎで登板。

 この二人が出したワイルドピッチの2点が結果的に負けにつながってしまった。

 でも、トータルで見れば3点で抑えてるわけだがね。

 それで投手を責めるのは酷ってもんだわ。

 野口はひどかったけどね。

 満塁のチャンスで井上、鈴木、森野が簡単に倒れたのが全てだわ。

 まあ、森野は経験も少ないししょうがないけどね。

 もし、井上が出たノーアウトの場面。あそこが井上じゃなくて、森野だったら若さと執念で何とか点にしたかもしれないけど、これは結果論にすぎません。

 なるべく万全の手段は尽くした。でも気迫が相手の南投手の方が上だったと素直に認めるしかないでしょう。

 すごかったのは種田!4打数4安打で打率を.365まで上げたぞ!!

8/20(日) 中日 5−3 巨人  勝:岩瀬  S:ギャラード
 今日負ければマジック点灯。絶対中日は負けられない。

 先発前田は二岡にスリーランを打たれるものの、その3点だけに抑えてしっかりゲームを作る。

 今日も種田は2安打と好調。李のダメ押しアーチも光ったが、今日のヒーローは井上ですな。

 そういえば、この日の中日スポーツのコラムに、神宮球場での練習中、グラウンドに迷い込んできた毛虫を井上がわざわざ保護して逃がしてあげた話が載ってた。

一樹「よう殺せんのですわ。こいつも一生懸命生きてるんだろうなと思って。」

 なんて優しい人なんだろう(;〜;)。だから中日って好きさっ!!

 そしてそのコラムで最後に、その優しさがグラウンドで鬼になれない井上の弱さだが、いいところでもある。いつかきっとこの毛虫が井上に力を貸してくれるだろうという形でしめくくったわけですが、

dora09.gif (2024 バイト) 画:霧野美咲

けむし「一樹にあの時の恩を返すときだ!受け取れ、オレのパワーを!!

 井上は、昨日の試合でチャンスで凡退。心中期するものもあったでしょうね。というわけで、

 でました!毛虫パワー!!

 記事にしたその日に井上の劇的アーチ!!打った本人以上に、記事を書いた安藤友美記者の方がガッツポーズしたんじゃないでしょうか(笑)!!

 中山、岩瀬、ギャラードら中継ぎ、抑え投手の活躍もあって勝利!2勝1敗、ペナントレースにおける2位のチームの役目は何とか果たしました!!

8/22(火) 中日 2−0 横浜  勝:バンチ  S:ギャラード
 

もんちっち「バンチが好投したらしいね〜。これで10勝!中日球団で外国人投手が来日1年目で二桁勝利を挙げたのはこれが初めてだそうな。」

美咲「・・・それってバンチが凄いのか、中日が凄くないのかよく分からん。」

もんちっち「バンチが凄いという事にしておこう。ところで打球を受けたとも聞いたな。何ともなければいいけど。」

美咲「何だお前?見てねーのか?」

もんちっち「見れんかった。なんか忙しくて。」

美咲「大学生のくせになぜか妙に時間ないよな、お前。」

もんちっち「んだな〜。最近は特にな。大好きな野球一つ満足に見れんとは(泣)。」

美咲「録画すればいいじゃん。」

もんちっち「録画したビデオを見る時間がない。」

美咲「・・・・・・・・・HPやめれば?」

もんちっち「むう!」

美咲「試合見れないんじゃ、こんなコーナーやってられねーじゃん。」

もんちっち「そうだなぁ・・・。」

美咲「おう、やめちゃえやめちゃえ。」

もんちっち「『アコム』の宣伝かい!オレはあの宣伝嫌いなんじゃ!!」

美咲「とにかく、やめるんだな?」

もんちっち「まあ、最初の目標の1周年が近いし。そこまでは頑張ってみよう。その時HPをやめたい気持ちが強かったら、すっぱりやめちまうかな。」

美咲「おう、そうか。これでオレも自由の身だぜ。」

雪之丞「そうですね(^^)。」

もんちっち「ちょっと待て待て!!絶対やめるなんて言ってないぞ(汗)!!今の「やる気が起こらない状態」が続いてたらの話だ(焦)!!」

美咲「よーし、北海道までツーリングに行くぞー!!」

雪之丞「ふっふっふっ!氏康め!首を洗って待っているがいい!!」

もんちっち「いやん。この人たち、オレの話聞かへん(;;)。」

8/23(水) 中日 3−4 横浜  敗:ギャラード
 あ〜〜〜〜れ〜〜〜〜!!ギャラードが、ギャラードが〜〜〜!!

 訳の分からんヒットをちょこちょこ積み重ねられて崩壊してしまった!!

 まあ、巨人戦から急激に登板が増えて多少球威が落ちてたのは否めないが、痛い一敗だぞこれは〜〜〜〜っ!!

と、思ってたら東京ドームの方から予想もせん映像が。

 岡島に替えてシゲオが桑田をコール。岡島に落ち度はなく、単に斎藤雅樹の復活勝利を劇的に彩ろうとしたものと思われる。

 そして、本当に劇的なドラマは起こった。

 ただし、巨人ではなく広島にとって劇的なドラマであったが。

 今シーズンわずか2本しかホームランを打っていないディアスにまさかの逆転スリーラン!!

 マウンドでうなだれる桑田。それを見てぼうぜんとする斎藤。ひたすら喜ぶ広島ベンチ。

 そう、中日が9回に3点を入れられてひっくり返された直後、巨人もまた9回に3点を入れられて同じようにひっくり返されたのであった。

 感心したのは斎藤の態度かな。顔をしかめるわけでもなく、打たれて落ち込んで返ってきた桑田を慰めるようにベンチに迎え入れてたからね。やっぱり一番落ち込んでるのは桑田だろうし。

 やっぱり去年の日本シリーズで山崎が怪我で出場できないとき、ビデオレターで山崎に「へっへっへ、山崎君、怪我してくれてありがとう。おかげでウチは楽だわ。」あざ笑った工藤とは違うね。

 軽いジョークのつもりでも、夢に見た初めての日本シリーズを棒に振らざるをえなくなった山崎にこの言葉はねえだろ。>工藤

 まあ、とにかく巨人も同じように逆転負けしたのでゲーム差は変わらず。

 おそらく、「ゲーム差は変わらなくても、残り試合数が減った分中日が不利になったじゃん。」と言う人も居るかと思いますが、

 そもそも今日の試合は両チームとも3−1で逃げ切ると思われてたわけで。

 両チームとも勝って差は変わらなかったんだと思えば中日としてもそう痛くはないんじゃないでしょうか。どっちにしろ差は変わらなかったんだから(笑)。

 残念なのはギャラード神話の崩壊と、小山のプロ初先発勝利がフイになった事ですがね。

8/24(木) 中日 1−2 横浜  敗:山本昌
 あの判定が正しいか、誤審か。

 それよりも、そもそも山本がずっと1点で抑えてきていたのに、打線が援護できないことの方が問題でありましょう。

 基本的に3点で抑えて負けた場合は責任は打線にあると思いますんで。

 仮に最低限の3点をとっていれば、あれがセーフだろうがアウトだろうが、どっちにしろ山本は白星を手にできたわけです。

 まあ、中村のブロックが甘かったと中日スポーツでは書いてましたが。

 今日の記事は記者さん、はっきり言ってヤケクソになって書いてますね(^^;)。他の新聞じゃあんな感情的な記事は見れんて。

 さすがは中日スポーツ。

8/25(金) 中日 5−4 ヤクルト  勝:岩瀬
 岩瀬で3イニング・・・行きましたな・・・。

 ギャラードをあえてこういう1点差で変わらず出し続けてほしかった気もするけど、まあ冒険せず、確実性の高いもっと安全な場面で一度投げさせようという事でしょうな。

 それにしてもこの神宮に来ると打線が活気づくね。

 球場が狭いせいか打者が自信持ってスイングしてるもんね。

 なんで、もっと狭い広島市民球場だとこのスイングが出来んのかは謎だが(^^;)。

 最近調子がいいのか悪いのかよく分からないゴメスですが、きっちり決勝アーチを掲げてくれました。

 主砲ゴメスがここでノってくれば、かなり心強いですぞ。

8/26(土) 中日 8−5 ヤクルト  勝:前田
 8点なんてずいぶん久しぶり!!

 相変わらず好調な種田が2試合連続で放り込めば、負けじとゴメスも2試合連発。

 さらには立浪がスリーランを含む3安打で快勝。

 こっちも結構打たれたけど、ソロで抑えたのが大きかったですな。

8/27(日) 中日 1−16 ヤクルト  敗:小山
 これはまた行く所まで行きましたな(ーー;)。

 初めはこれ以上ないデキだったらしいですけどねえ。

 せっかく巨人がつまづいてるのに、その後ろで中日がすっ転んどってはいけませんわな。

 朝倉は危険球退場がどうのこうのという事もあって我を忘れてしまった感じですね。これも試練と思って乗り越えてほしいものですが。内角を投げることを怖がらなければいいけど・・・。

8/29(火) 中日 4−5 広島  敗:中山
 中山がサヨナラホームランを打たれた。その1球を責める人も多いかもしれないが、僕はやはり勝負のアヤになったのは5回の攻撃だと思う。

 ノーアウト満塁。しかも相手先発山内は押し出しまでして精神はボロボロ。

 もっと言うなら、もうフォアボールは出せないということで、球も甘く入ってくる、と中日にとってはこれ以上無い大量点のチャンスだった。

 これなら最低でも3〜4点は入るだろう。誰だってそう思う。

 バンチもそう頭の中で計算したに違いない。

 しかし結果は、このあと関川の犠牲フライの1点だけ。

 こりゃ、誰だってガックリ来ますよ。まして、精神力の弱いバンチなんだからなおさらです。

 バンチはいいピッチャーなんだけど、巨人戦で必ず打たれたり、ランナーが溜ると危なっかしかったりと、いまいち精神力は強くないようです。

 あれだけ威力のある速球と多彩な変化球があるんだからもっと自信もって投げればいいのに。

 ま、そんなわけで直後に3点取られてあっさりひっくり返されました。

 もしあそこで、あと一本ヒットが出てれば、4点ぐらい入って、バンチもスイスイ投げられただろうし、広島もここまで盛り返さなかっただろうし。

 なにより、今まで頑張ってきてるのに、ここでサヨナラ弾を打たれただけで中山が中日ファンにボロクソに言われなくても済んだわけですわ。

8/30(水) 中日 4−0 広島  勝:山本昌
 さすがとしか言いようがないですな(*^^*)。

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見事お家再興を果たされた山本殿

毎年勝ちが付かない時期がちょっと続くと、すぐに「引退」をにおわすのはやめて下さい。

 無四球完投勝利ってのはノーヒットノーラン並みに難しいとよく言われる。まして、今日のように、「無四球完封」となればなお難しい。

 しかも3塁さえも踏ませなかったそうで。

 でも、ホント何で山本が投げてるときって打線援護が少なかったり、仕掛けが遅いんかな。

8/31(木) 中日 3−11 広島  敗:小山

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もんちっち「次から大事な巨人との直接対決だからな。ここで落とす訳にはいかん。必勝を期して盛り塩なんてやってみたぞ。」

美咲「だんだん狂信者じみてきたな。」

試合開始

もんちっち「うぎゃー!!よーいドンでいきなり小山がロペスにグランドスラム浴びたーーーっ!!」

美咲「加護が足んねえぞ!ええい!塩まけ、塩っ!!」

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もんちっち「こうかーーーっ!!」

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美咲「バカヤロー燃える男なら、これぐらい行けーっ!!

もんちっち「おっしゃー!!これだけ塩盛ったれば大逆転間違いなしだ!!」

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もんちっち・美咲「あ・・・・・・。」

もんちっち「・・・・・・・・・・・・・・・。」

美咲「・・・・・・・・・・・・・・・。」

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もんちっち「ま・・・、イライラの元は無くなったし」

美咲「いっか。」

8月総括  14勝12敗

 8月の最終戦はドカンと負けたが全体的に見てボロ負けは少なくなった。

 そのかわりもう少しで勝てるのに自分から負ける試合が増えてしまったのが勿体無いですな。

 もし、そのあたりをしっかり取っていたら今ごろ巨人との差は1.5ゲームぐらいになっていただろうに。

 まあ、そんなことをいまさらウダウダ言ってもはじまらん。なんとか直後の巨人戦を3タテしたいところ。

 正直4・5ゲーム差ぐらいなら2勝1敗でチャンスはあるんだけど、6・5で迎えてしまったので3タテしないと、目標の3.5ゲームにならんわけですよ。

 ただ巨人は勢いがまた付いてきたし、6・5差あると気楽に戦えるからなあ・・・。かなり心配だったりします。

 でも3タテを信じて応援するしかないですな。

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