中日ドラゴンズ応援日記2000 7/1〜 
7/1(土) 中日 4−1 ヤクルト  勝:山本昌
6/30の続き

もんちっち「ひゃっひゃっひゃっひゃっ。今日もドメスタン様が大暴れ。なかなか幸先良いではないか、のう、おばば。」

美咲「いつまでやってんだバカ。」

もんちっち「なっ!ずるいぞ、おばば。一人だけさっさと元に戻ってるとは!」

美咲「今日はオレは感動してるのだ。」

もんちっち「あかん。コイツ人の話聞かへん。」

美咲「今日山本は、強烈なピッチャーライナーを心臓の辺りに受けたにも関わらず、気迫の投球で最後まで弱音を吐かず投げきった。」

もんちっち「うんうん。」

美咲「これこそ真のプロの姿だ。お金をもらって野球をやる人間のプレーだ。」

もんちっち「全くその通り。」

美咲「よって、ファンも同じ痛みを共有して、それでも最後まで応援しきらないといかんとオレは思うのだ。」

もんちっち「う・・・。やな予感。」

美咲「つーわけだ。歯ァ食いしばれ。」

もんちっち「ちょっ、ちょちょちょちょっと待て!お前の言う事は支離滅裂だぞ!なんでわざわざオレがお前に胸板を殴られにゃならんのだ!!」

美咲「選手があれだけ必死でやってるんだ。ファンも必死になるべきだ。」

もんちっち「それと殴られるは関係ないわ!!」

美咲「問答無用。」

もんちっち「バッ…、バカには付き合ってらんねえ!オレは逃げる!!」

美咲「待ちやがれてめえ!!」

雪之丞「おや、司会者が居なくなってしまいました。仕方ありません。僭越ながら、私めが本日の試合のあらましを紹介致しましょう。

 攻撃面におきましては、初回に関川様が3塁打を放ち、次打者の種田様の犠飛により先制。

 5回に山崎様の2塁打、さらに福留様の3塁打で2点目。続いて投手の山本様御ん自らの中前適時打にて3点目を獲得。

 7回には3塁打で出塁されたゴメス様を再び福留様が、苦手な外角の変化球を上手く左翼に運び犠飛となされました。以上がこの日の全得点の内訳にござりまする。」

もんちっち「あべし!」

雪之丞「あ、ケリがついた様でございますね。」

美咲「ったく・・・、てこずらせやがって。」

雪之丞「山本殿が好投なされたのは、先ほどの話の通りです。9回2死で点を取られて完封を逃してしまい、中村殿に叱咤されたそうです。」

美咲「アンタ、どうも堅苦しいんだよな・・・。」

雪之丞「さようでございますか?私は自然体のつもりなのですが・・・(;;)。」

美咲「もっとスポーツはノリが大事だぜ。武道じゃないんだからさ。」

雪之丞「はっ、分かりました。海苔でございますね。」

美咲「そう、ノリ。」

雪之丞「心得ました。次回から気をつけます。」

 この日、雪之丞は海苔を買いに行った。

7/2(日) 中日 5−10 ヤクルト  敗:川上
 今日負けてもいちおう2勝1敗で勝ち越してる訳だから、決して悪くはないんだよね。

 でも、あんまり状況がよくないように感じるのは首位の巨人が負けてくれんからですわ。

 でも、焦りは禁物。巨人は今チーム状態がいいから勝って当たり前。

 逆にウチはまだまだチーム状態は悪い。

 相手が調子を落としてくる時が必ずあるわけだし、またこちらも上向く機会は必ずあるはず。

 だから今は焦らずに、ただ、時が来た時に追いかける事ができる準備、要するに投打の整備を済ませておく事が肝要であろう。

 とにかく巨人にあまり離されないように、地に足をつけた戦いをせねばなるまい。

 そういう意味では、今日の投手陣の乱調はダメージじゃ。

 特に川上が乗ってきてくれないと困る訳だし。

 それに、前田って2軍に落ちたんとちゃうん?

 気がついたらまた投げて打たれとるがな。

 何とか調整して本来の調子に戻ってもらわんと。そのためには2軍調整はやむをえんと思うが。

 そういえば、ルーキーの福沢君も投げましたな。

 正直あんなに変化球が鋭いとは思ってなかった。

 自慢の直球があまり見れなかったのが残念だけど、そうコントロールも悪く無さそうだし、なかなか楽しみな選手です。

 立浪の満塁ホームランは見たかったのう…。テレビ放送時間に入ってないのじゃよ〜(;;)。

7/4(火) 中日 7−4 横浜  勝:野口
 立浪が大活躍!!

 まさか2試合連発とは!それも良いところで打ってくれたし。

 いやー、気持ち良い当たりだったなあ。

 久々にオレのジョンボムもHR打ってくれたし(←大問題発言)。

 ただ、序盤に7−1と大量リードを奪っておきながら終盤追い上げられたのはマズイでしょ。

 岩瀬もギャラードも使っちゃいけない試合のはずである。

 とはいえ、悩めるのぐちんだから、もつれるのは多少は覚悟してたけどね。

 できれば、あの場面は岩瀬でなく福沢を使ってほしかった。

 同じ楽な場面で福沢を使うにも、敗戦処理よりは、大量リード防衛の方が張り合いもあるだろうに。

 でもまあ、肩を温存したと思えばいいか。

 それにしても投手陣何とかならんか、まぢで。

7/5(水) 中日 2−13 横浜  敗:鶴田

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『横浜さらに追加点!13対0と完全なワンサイドゲームになりました!!』

もんちっち「美咲、目逸らすなよ!真の中日ファンなら堪えろ!

美咲「おう!球場でまだ応援してるファンだって居るんだ!!

もんちっち「つれえ!辛すぎる!

美咲「ううっ、胃が痛え…。

雪之丞「あのう…、野球観戦って……娯楽じゃないんですか…?」

娯楽=人の心を楽しませるもの

7/7(金) 中日 1−9 巨人  敗:バンチ
 勝敗は勝負の常。負けるのは仕方がない。

 相性や流れというものもあるから、特定の相手に大きく負け越す事があるのもやむを得ない。

 でも、負け方というものがあろう。

 負けるならせめて戦って負けてくれ。

 最初に2〜3発殴られて、

「ごめんなさい、ごめんなさい!僕が悪かったです。もうあなた様には永遠に二度と逆らいません!なんでもします!靴でもなめます!!ですからどうかもう勘弁してやって下さい!お願いしますお願いします!!」

と額を土につけて土下座しているところを、さらに何度も蹴られているような試合ばかり。

 最後に1点返したから、最後にキレてだだっこパンチを1発食らわしてから殺されたというべきか。

 ピッチャーはメッタ打ち、打線は三振の山、守備はエラーの嵐。中日ファンはこの試合のどこに光明を見出せばいいのか。

 年に数回はこういう試合もあるだろうが、今年の中日は週1ペースでこれをやるからタチが悪い。

 お金を払ってわざわざ見に行った中日ファンが気の毒でならぬ。

7/8(土) 中日 3−2 巨人  勝:山本昌  S:ギャラード
 世代交替とよく言われてきたが、今日の山本昌の投球を見てるとやっぱりエースは今でも山本なのかなあと思う。

 去年もそうだったけど、今日落としたらとんでもない事になるという試合は必ず山本が食い止めてくれる。

 野口、川上が早くエースになってほしいんだけど(野口はすでにエースと言われているが)、エースには実力以外に、大事な試合で実力以上の力を発揮する事が求められると思う。

 野口と川上は重要な試合ほど能力が落ちるので、やはりエースは今でも山本なのかもしれませんな。

 今日の山本は打つほうでも大活躍。逆を言えばそれだけ打線がここ一番に弱かったわけだが。

 日テレのアナウンサーに「今日の試合は中日VS巨人というよりは、山本昌VS巨人打線という試合ですね。」と(本人は悪気はないのだろう。むしろ山本昌を誉めているつもりなのかもしれないが)さんざんに中日は馬鹿にされていたが、何も言い返せないのが辛いところですな。

 ギャラードの三者三振は凄かった。新聞に投げる時の顔が写ってたけど、ものすごい形相で、本当に必死に投げてるのが伝わってきた。

 みんながこの形相で試合をするようになれば、巨人の独走はなかろう。

7/9(日) 中日 0−5 巨人  敗:野口
 今日はケンシンじゃなかったんかい。

 野口が中4日の強行登板。

 中日の奇襲オーダーは成功した試しがないんだからやめとけ。

 それに、「ジハード」のリチャード1世も言っている。

 「事象とは常に単純な位置に落ち着くものだ。」

 だから、今日は通常通りケンシンで行けば良いのである。

 ケンシンは山本昌の好投で燃えていたに違いなかった。

 仮にケンシンがやられたとしても、次の野口はいつものペースで投げられる。

 大事な1戦を外されれば、ケンシンは面白くないだろうし、次の登板が変則日程になって調子も崩してしまうかもしれない。

 細工するという事は、見方を変えれば無理をするという事になってしまう。

 無理をすれば後々かならず悪い結果が起こる。

 今日は井端が光った。フェンス直撃の身体を張ったプレーの直後に、今度はダイビングヘッドでの好プレー。

 敵味方問わず感心してしまうような井端の渾身の働きでした。

 井端はこれで指を痛めて病院に運ばれてしまった。

 検査の結果は骨には異常なく、ただの突き指らしくホッとしたが、井端に届いたのがチーム惨敗の凶報だったのが無念でならん。

 大事な一戦で燃えていたのはどうも井端、神野といった控え陣で、レギュラー陣の気合がいまいち足らんかったような気がするな。 

 今日は勝たなきゃいけないと思って、重圧に押しつぶされた格好である。

 「今日勝たないと巨人が独走する、ミスしちゃいけない、打たなきゃいけない!!」

と、考えるよりも、

「昨日の山本さん、随分いいカッコしたなー。今日オレが続けばすごくカッコいいよなー。げへへ。」

と考えた方がいい結果につながるかもよ?

7/11(火) 中日 3−0 阪神  勝:前田
 昨日言った

 「事象とは常に単純な位置に落ち着くものだ。」

を、「リチャードの法則」と名付ける事にする。

 さて、昨日は「中日はどうすべきだったか」という事についてリチャードの法則を用いると「川上憲伸登板」となる訳だが、ワシとした事が、愚かにも

「なぜケンシンが登板せず野口が登板したのか」

という事についての検証をする事無く、「ただの奇襲戦法」と決めつけてしまっていた。

 実際は「なぜケンシンが登板しなかったのか」について「リチャードの法則」を用いて検証しなければならなかったのであった。

 リチャードの法則は冒頭に述べた様に、事象が行きつく先は最も単純な理由という法則である。

 ここでいう事象は「ケンシン登板回避」にある。

 これをリチャードの法則で分析すると、「ケンシンは何らかの事情で登板できなかった。」ということである。

 今日の野球中継を見て、「川上投手、肩に違和感という事で登録抹消されました。」というニュースを聞くまで、全くこの事に気づかなかったのである。

 自分が最も大事な事を検証し忘れている事にこの時はじめて気がついたのだった。

 まったく、いかんのう。野口が打たれた事ばかりに気を取られて、なぜケンシンを登板させなかったのかという理由を考えなかったとは。

 物事を一面からばかり見ていると大恥をかくよという良い教訓になったのじゃった。

 

 さて、今日の試合はですな。

 阪神というか、中込がわざわざ勝たせてくれた試合ですな。

 中日の自力得点は李の犠牲フライのみ。

 前田が好投した訳だけど、前田も投げてみんと調子が良いか悪いか分からん投手なもんだから、「バンザイ!先発が一人埋まったぞ!!」と手放しに喜べないのであります。

 おめでたい事は、今日ひとつ日本新記録が生まれました。

 種田の「代打連続出塁記録」というクソマイナーな記録ですが、良い記録で日本一になった訳だから、実に素晴らしい事です。

 今年の種田は本当に、見ててワクワクする。この調子で頑張って下され。

7/12(水) 中日 11−8 阪神  勝:正津
 今日も阪神がお中元をたくさんくれました。

 だからって、返さなくていいんよ、こういうのは。

 ホント、ウチのチームは礼儀正しいでいかんわ。

 今日のヒーロー?

 そりゃ、10人目の選手でしょう。

 そう。ナゴヤドーム。

 ナゴヤドームが今日は大いに中日に味方してくれました。

 何しろファールになるバントが切れる寸前でフェアグラウンドに帰ってきたけんねぇ。

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今日のヒーローナゴヤドーム選手

アナウンサー「ナイスアシストでしたね!」

ドーム「絶好のチャンスだったんで、ゲームをかき回してやろうという一心でした。」

アナウンサー「これからもご活躍を期待しています。」

ドーム「はい、次は中日に一泡吹かせてやろうと思います。」

アナウンサー「以上、今日のヒーロー、ナゴヤドーム選手のヒーローインタビューでした!!」

 そーいや、山崎が150号だっけ?

 おめでとう。

 でも、山崎がホームラン狙いをするとまた去年の低打率が再現するから、余計な欲は出さんで下さい。

 今でさえ、チャンスに打てないのが不満なんだから。

7/13(木) 中日 4−2 阪神  勝:バンチ  S:ギャラード
 後半バテた感がないでもないが、バンチが久しぶりの好投。

 復活と言ってもいいかも。

 というか、ケンシンまで戦線離脱した現在では、復活してくれんと困る訳で。

 これで、山本昌とバンチの二人で何とかメドはたったかも。

 あとは、小池に復活してもらって、のぐちんが好投すれば良し。

 それにしてもこの3連戦、阪神は呪いにかかったかのような試合でしたな。

 エラー、フィルダースチョイス、バント失敗、ボーク、四死球連発、押し出し、バント処理ミス、ファールがフェアになる、カツノリの起用などなど。

7/15(土) 中日 2−8 広島  敗:山本昌
 えー、何といいますか。

 あちらが立てば、こちらが立たず。

 一人立ち直れば一人くたばるといったところでしょうか。

 ええ、山本殿がまたしてもお討ち死にでございます。

 中継ぎ陣も仲良くお討ち死にです。

 まあ、次は好投してくれると信じましょう。

 信じるしかないんです、今の中日は。

 はっきり言って投手王国なんてのは昔の事でして。

 まして、強竜打線なんてのは石器時代の話でして。

 どうも中日は負けるときは「いい勝負」で負ける事が出来ないようです。

 勝ち負けの問題じゃなくて、負けてる試合でも中日ファンが「逆転できるんじゃないか。」という期待を持って最後まで見ていられる試合があまりに少ないです。

 それでも最後まで見とるけどね。

 とにかく勝ち試合にハラハラ感はあっても、負け試合にワクワク感がついてこないんですよ。

 ちょっと今月のスコア見てみ?負け試合はみんな5点以上差をつけられて負けてるから。

 ホントに・・・、頼むから、せめて5点差以内で負けてください。

 今の中日はまぎれもなく、打てない走れない守れない球団に成り下がってます。

 はっきり言って12球団で下から数えたほうが早いぐらい弱いです。

 普通は主力が弱ったら、誰かが出てきてカバーするもんなんですけど、今年の中日は主力が片っ端から不調、故障なもんですから、カバーする人間が間に合わない状態なんですわ。

 だから、実績のある山本昌なんかには、この人だけは大丈夫!と信じるしかないです。

 好調な選手をざっと挙げてみても、立浪、種田、ギャラード、バンチ、渡辺、井端、(井上)・・・。

 井上がカッコ付きなのはイマイチ調子がよく分からんからです。

 もう終わり?

 もし野球が得失点差で順位を決めるスポーツだったら、マジでヤバイですよ。

 やっぱりチームのムードだけでも良くするために大西を上げましょう。(ケガとかしてないよな?)

 いつまでこの前の事件を引きずる気ですか。

 球団が大西をかばってやらないで誰が彼をかばうんですか。

 むしろ、今使ってやる事で、大西は義務感に燃えて本来以上の力を発揮するんじゃないかと思うんですけどね。

7/16(日) 中日 4−3 広島  勝:野口
 監督は「再三のチャンスで点を取り損ねとるから、こんな苦しい試合になるんだ。」とご立腹でしたが、まあ、監督という立場上、今後の戦いを踏まえていいところはいい、悪いところは改善しなければならないので指摘しなければならないので当然の事でしょうか。

 でも、僕らファンとしては、ともかく良かったと。

 特に今まで打率は高いけど一番重要なところでてんで打てなかった山崎が、今日は他では打てなかったけど、一番重要な場面できっちり仕事を果たした、というところが注目ですね。

 打率なんか2割6分でもいいんですよ。一番大事なところでさえ打ってくれれば。

 たとえ4打数1安打だろうが、5打数1安打だろうが、その試合の一番キーとなるところで活躍さえすれば、その日のヒーローになれるわけです。

 特に山崎のような「ポイントゲッター」には、そういう活躍が期待されているわけです。

 そりゃもちろん、「チャンスメーカー」も同時に果たしてくれるんなら、もう言う事ないですけど。

 でも、今日は野口が踏ん張ったから良かったけど、確かに監督の言う通り仕掛けが遅いですな。

 あまり援護がもらえないと、ピッチャーも壊れてしまうもんだから。

7/18(火) 中日 3−1 ヤクルト  勝:前田  S:ギャラード
 前田が7回を投げて被安打2、四死球ゼロの好投。

 すごいやん!

 でも、大喜びはまだ控えることにします。

 と言うのも、この前の山本昌もそうだけど、3試合連続好投と言うのが非常に難しいからです。

 山本は立ち直ってくれると思うけど、この3連続好投がうまくいくかいかないかは、かなりその選手の1年の成績を左右すると思うのです。

 3連続好投もすれば、だいぶ自分に自信がついて、相手をいい意味で呑んでかかれます。

 相手を怖がることもなくなるからスイスイ攻めていけるようになるんで、乗っていけるわけです。

 でも、3試合目でドカーンとやられてしまうと、「ああ、やっぱりオレの力はこんなもんかなぁ」と弱気が顔を出してしまいかねません。

 そうなると、また不調に戻ってしまう危険性があります。

 だから、前田にとっては次の試合こそが一番重要になるのではないでしょうか。

 1度の好投は「まぐれ」、2度の好投は「運がよかった、相手に恵まれた」などと訝しがってしまうので、ここで止まると元の状態に戻ってしまうかもしれないけど、

 3度連続で好投すれば、さすがに「不調だったときの方がおかしかったんだ」と思えるでしょうから。

 というわけで次の第3ステップを頑張れ、前田!

 また、正津も第2ステップをうまく乗り越えてくれい。

 ところで、今中情報はないのか〜〜〜?

7/19(水) 中日 2−11 ヤクルト  敗:バンチ
 

もんちっち「何やねんこれは!先発バンチが1アウトも取れずにKO!そりゃ、こんな展開誰も予測してないから、中継ぎも準備できてないわな。案の定中継ぎも打たれて11−2ボロ負け!!」

美咲「寝よう。こんな試合は寝て忘れるのが一番だ。」

もんちっち「そうだな。寝るか。」

美咲「そうそう。いつまでもこの試合のこと考えてたって腹立つだけだからな。」

 

もんちっち「ね・・・、寝れん!どうしても試合を思い出してしまう!!」

美咲「じゃあ、オレが眠らせてやるよ。」

もんちっち「なんかものすごい嫌な予感がするんですけど。」

美咲「今日の試合のことを忘れて眠っちまえば、目が覚めた頃には新しい世界が広がってるさ。(と言ってケンシロウばりに手を鳴らす)」

もんちっち「うきゃーーー!!やめてーーー!誰か助けてーーー!!」

美咲「いい夢見ろよ(にやり)。」

ズドム

もんちっち「ひでぶ!!」

 

?「起きろ。こら、起きんか。」

もんちっち「はっ!!ここはどこ?あんた誰。」

?「ひゃっほー!地獄へようこそ!そしてオイラは地獄のオニさ!!」

もんちっち「うわあ!本当に新しい世界広がってるし!!」

オニ「やあやあやあ。いらっしゃいませー。地獄へ来るなんてよっぽど生前悪いことしたねー。ここはそんな君のためのパラダイスさ!!」

もんちっち「ふぎゃーーー!!勘弁してくれーーー!!」

オニ「そう怖がる事ないよ〜。地獄なんて君らが現世で考えてるような所じゃないぜ。レジャーランドみたいなモンさ。」

もんちっち「え?そうなん?」

オニ「そうそう。我が地獄ランドでも、たくさんのアトラクションが用意してあるんだ。ゆっくり楽しんできなよ。」

もんちっち「ふーん。じゃあ、ちょっと見ていこうかな。」

オニ「はい!一名様ご案内〜!!」

もんちっち「で、どんなのがあるの?」

オニ「よく聞いてくれました。

 この季節はゆっくり涼もう、「血の池プール」!

 どんなスリルに動じないあなたでも楽しめること間違いなし、「絶叫HARIYAMA」!!

 疲れた身体を癒すには「釜ゆで温泉」をどうぞ!!」

もんちっち「いやじゃあああ〜〜〜!!帰る〜〜〜〜〜!!!

 

 今日の収穫は、落合が復帰初登板で146キロを出して後半戦の中継ぎのメドが立ったことと、ディンゴが1軍昇格後いきなりヒットを打ったことぐらいか。

7/20(木) 中日 5−3 ヤクルト  勝:山本昌  S:ギャラード
 まあ、悪夢のような前半戦をいい形で締めくくりそれでいて2位に居るというのは、上出来なのか不満なのか(^^;)。

 今日は福留のホームランが決勝点。

 ウチの山本昌もよーけホームラン打たれたけど、ランナーがおらんとこで打たれちょっただけじゃけんのぉ、相手の川崎がランナーためてホームラン打たれちょったんとの差が出たっちゅうことじゃ(怪しい広島弁)。

 最後は岩瀬・ギャラードで締めくくり。まあ、最後を勝ったのは気持ち良く後半に入れるということで良かったと言えば良かったかな。今日負けたら巨人と6ゲーム差になっちゃうところやったしね。

前半戦総括  42勝37敗

 得失点の差はセ・リーグ最低。ホームランも最低。防御率も最低。

 チーム打率は3位、盗塁数3位。

 なぜこんなチームが貯金をもって2位なのか非常に疑問である。

 そのカギは途中来日のギャラードがSPでトップの高津に1つ差でつけていることに集約されていると言えよう。

 よーするに勝つときは冷や冷や胃を痛めるような接戦で勝ち、負けるときはみじめなボロ負けをしているからである。

 後半戦では、これを何とかせねばならぬ。

 今更勝ち方のスタイルを変えるのは不可能、胃を痛めて勝っていくしかあるまい。これはまあしかたがない。

 負ける試合が淡泊すぎる。もっと相手に食らいついて負けなければいけない。勝負を投げ出すのが早すぎる。もう少し頑張っていれば流れが変わったかもしれない試合がたくさんあったはずである。

 気持ちの切り替えを早くすることは大事だが、勝負に対してもっと粘り強くならなきゃいかん。

 負けても、相手チームが「うわあ、やっぱり中日は嫌なチームだな。でごわいな。」と思わせなければいけない。追いつめて負けた。勝つときは圧勝。という形になるから他球団にとっての中日は「くみしやすし」なのである。

 これでは試合前から相手チームに呑んでかかられる。そうなったら不利なのは当然である。

 これを後半では何とかせねばなるまい。どんな負け方をしても1敗は1敗。でも、内容がどうかで今後の試合の勝敗が左右されるのだから、軽く考えてはいけないのだ。

 

 さて、選手を個別に分類してみる。

 星野監督は「0点!良かったのはバンチとギャラードだけや。」と吐き捨てたが、まあいくら何でもそこまでひどくはないので、ぼくなりに評価してみる(何様だオレは)。

好調
 バンチ ギャラード 種田 立浪 渡辺 井端
普通
 岩瀬  小池  前田  鈴木郁 福沢 中村 荒木 ゴメス 山崎 神野 李 井上 大西
不調
 川上 武田 正津 鶴田 佐野 鈴木平 野口 山北 ディンゴ 福留 久慈 関川 

 こんな感じかな?細かく見てみると、

 成績だけ見れば山崎は好調にすべきだろうが、チャンスでほとんど打てず、求められているポイントゲッターとしての役割が果たせていないので、「普通」扱いにした。

 井上は規定打席には達しなかったが、代打でいい場面で活躍したりトータルの打率も2割8分ぐらいまで回復したので、「不調」扱いはしなかった。

 岩瀬は成績はいいけど、前の投手が出したランナーを返しすぎ。厳しい見方になってしまうけど、どうしても去年と比較してしまうから仕方がない。

 まず不調を減らすことですな。またレギュラー陣の好調が少なすぎる。ここも何とかしないと。

 今上げた選手ももちろんながら、後半戦の新戦力(前半ほんのわずかしか出なかったという選手も含む)の活躍も期待したい。

 個人的には、早くショーゴーとか、森野とか、矢口とかを見たいし、今中の復活が何よりも見たいところですが。

 

 この状況で貯金5というのはよくやってると言えばよくやってるのかもしれんが、今後の先行きが明るいかと言うとそうでもないので、喜んではおれんでしょう。

 ただ、巨人も今後は他球団のマークがきつくなるだろうし、あまりに前半よくいった分多少つまづくことも考えられないことはない。

 とは言っても、やはり選手層の厚さはピカ一だし、まだ高橋とか清水とか趙とか本来の力を出し切ってない選手も残ってるわけで、よほど後半中日は頑張らないと苦しいかなという気もします。

 ただ、中日もまったく希望がないかと言うとそうでもなくて、

 中継ぎに落合が戻ってきたことでリレーがある程度完成したこと。

 井上、関川、福留、野口に復調の兆しがある。

 前田がとりあえずしばらくは先発でいけそう。

 今年は珍しく広島を苦手にしていない。

 幸い右の代打陣は元気。

といったところが挙げられるかな。

 だから、後半戦に巨人との戦いで貯金を作ること、ほか4球団にカモにされないこと、捨て試合でも簡単にやられないことを達成して、

あとはディンゴが活躍してケガ人が出なければ優勝も可能ではないですかね。

7/28(金) 中日 5−4 巨人  勝:岩瀬
 3点差をドカーンと・・・じゃなくて、コツンコツンコツンとひっくり返しての勝利。

 まさにこれぞドラゴンズの野球。

 中継ぎが必死でこらえて打線がワンチャンスで逆転するってヤツね。

 それはいいこと何だけど、先発野口をどう見るか難しい所です。

 中盤からそれなりに抑えてたけど、序盤で清原にゴーンとやられたり、やたらと江藤・松井を怖がってのフォアボール。でもって、さっきの清原にちゅどーん。

 要するにですな、いらん四球が多すぎなんですよ。

 ということはいらん失点が多いということにつながるんですわ。

 これを何とかせんと後半戦もやばいぞ、中日投手陣。

 それにしてもゲームを決めたのはレオ・ゴメス様!!

 さすがです!さすがは我らの大ゴメス様!!

 拝んでもいいですか?チュウしてもいいですか?遠足のお菓子は300円超えてもいいですか(寒)?

 この勢いなら3連勝いけるかも・・・。

 とは言っても、なかなかそんなに世の中うまくいくとは思えないから、とにかく悪くても2勝1敗。

 よーするに、あと2試合、おそらくバンチと山本昌。

 どっちかは好投してくれるでしょう。それでなんとか2勝クリアと。

7/29(土) 中日 4−6 巨人  敗:バンチ
 ども、バンチがあかんですな。 昨日の野口のリプレイ・・・いや、それよりもっと酷いです。

 自滅自滅自滅。ぼくは巨人打線より横浜打線の方が怖いんですが、やはりピッチャーは一発ですべてが終わるホームランの方がいやなもんでして、巨人にやたら弱いですな。

 にしてもだ。

 なんでマシンガン打線にあんないい投球ができるのに巨人線では別人と化すのか(ーー;)。

 今後バンチは巨人戦は外しましょう。

 かわりに巨人戦は怖いもの知らずのガムシャラ若手投手で向かうということで。それこそ、小山とか朝倉とか福沢とか。あるいはクセがあってホームランの打ちにくそうな宮越あたり面白いかも。

 打線は頑張ったんだけどね。

 あと一押しできなかったね。

 とはいえ、一本タイムリー打ってる種田を責めるのは酷だし、1打席っきりの神野を責めるのもかわいそうでしょう。

 昨日は何とかひっくり返したけど、そうそう逆転劇なんて起こらない。

 だから先発が最初にやられちゃダメなんですよ。

 あとダメ押しの松井のホームランね。

 あれで岩瀬を責める人は性格キツすぎです。

 昨日4イニング投げてるんだから失投も出ますよ。たまたまそれが一番悪いときに出ちゃったってことです。

 でも、監督の気持ちもわかるんですよね。

 何としても1点もやりたくない。次の攻撃はピッチャーに回る。松井は左打者。岩瀬はホームランを喰らいにくい。なにより昨日の好投が頭にこびりついてる。

 しかももう一人の左投手が前田。前田はよく一発喰らうからねえ。

 一人ぐらいなら・・・って、思っちゃうのも無理ないですわね。

 ところで、左腕王国の中日が何で左の中継ぎ2人しかおれへんの(^^;)?

7/30(日) 中日 0−1 巨人  敗:山本昌
 哀れ山本昌。

 記録は敗戦投手でありますが、あなたは巨人打線には勝ちました。

 大事な一戦。しっかりエースとしてゲームを作りました。

 間違いなく中日ファンの心の中ではあなたは立派な勝利投手です。

 打線もなあ。

 いい当たりとかあったのにねえ。

 きわどいプレーはみんな巨人寄りの判定されるし。

 にしても4本はヒット少なすぎ。

 まあ、この試合のことを振り返ったってどうしようもないしね。

 それより正直死ぬほど苦しい絶望的な6ゲーム差という現実をどう受け止めるかであろう。

 負け数の差はまだそう絶望的ではないし、大型連勝をすれば前を行くチームの焦りも誘える。

 もちろん、それでも厳しいんだけど、最後まであきらめずに食らいつけば何が起こるかは分からないですよ。

 ええ、冷静な目で見ればかなりやばいのは、間違いないんですけど。

 でも、こっちが頑張ることで相手に影響が出るかもしれないし、何よりこういうペナントレースというのは計算が通用しないこともしばしばですから。

 この負け越しはこれで割り切って、次のチャンスをつかむべく白星を重ねていくことが大事でしょう。

 というわけで、去年から星野監督がずっと言い続けてきた気持ちの切り替えが大切になります。

7月総括  10勝8敗

 まあ、中日としてはそう悪くはなかったかと。

 ただ、巨人が好調だったんでね。かなり優勝の行方はやばくなったかな、といった感じです。

 オールスター明けの3連戦を何とか2勝1敗で行きたかったけど、負け越してしまったのがつらい。

 ただ、この3連戦は一方的にやられる内容がなかったのが救いでして、こういう展開を続けていれば面白いんじゃないかと。

 とにかくカギは胸突き八丁の8月です。

 なにしろ日程をみると6連戦ばっかり。先発がバンチ、野口、山本昌の3人しか固定しておらず、しかもバンチが絶不調になってきていることを考えるとかなり心配ですが。

 まあ、希望材料としては前田が先発にしてから好投を続けていることと、8月にはケンシンが戻ってくるのではないかという噂を聞いたこと、落合が戻ってきて中継ぎが多少整備されるのではという期待。

 あとは、次の阪神戦で1軍に帰ってくるという小池の出来がどれぐらいかという所ですな。

 もしこれで前田と小池が両方好投すれば、なんとかローテーションのやりくりができるし。

 あとは打線ですな。あまりいい状態ではないですが、ポイントゲッターのゴメス次第ではないでしょーか。

 んでもって何より大事なのはけが人を出さないことです。

 けが人を出さず、毎試合毎試合を必死に戦っていれば、そのうちラッキーボーイも出てきて、チームは活気づいて将来の中日を背負って立つ選手も芽を出すかもしれないし、

下位チーム相手に取りこぼさずに白星を積んでいけば、チャンスもまた来るでしょう。

 巨人戦が終わった今こそが中日にとっての正念場と見るべきでしょうな。

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